ひふみアカデミー6月は北海道で!ポイントまとめ、そして初心者投資家のひふみ21か月運用成績
投資信託「ひふみ」シリーズを運用しているレオス・キャピタルワークスでは、毎月初旬に先月の運用報告を受益者に向けて発信しています。
発信方法は、月次レポートの資料と動画です。受益者から寄せられる質問に対してもかなりのボリュームで対応しており、毎月全てを見る暇がないという方もいるでしょう。
しかし、運用はお任せでほったらかしでは値動きの振れ幅、暴落、地政学的リスクでマーケットが不安定になった場合、不安になり、解約してしまう場合があります。
せっかく投資を始めたのに、一時の暴落でその後の上昇相場を取り逃す可能性があることはなんとしても避けてもらいたいです。
そこで本記事では投資初心者にもわかりやすく、楽しく私の運用成績も交えながら投資信託「ひふみ」シリーズの運用報告会をまとめてお伝えします。
この記事でわかること
- ひふみアカデミー6月運用報告会の要約
- 投資信託「ひふみ」シリーズ2023年5月の運用成績簡潔に
- 40代子育て世代の投資信託「ひふみ」シリーズ21ヶ月目の運用成績参考に
- 投資信託「ひふみ」シリーズを保有する握力が付く
毎月の運用報告をチェックすることで、経済、企業、投資に興味を持つようになり世の中がカラフルに見える投資家が増えてくれると大変うれしいです。
直販口座開設者にはひふみアカデミー資料がメールで送られてきます。
基準価格が月ベースで5%下落した時はや重大な地政学的リスクや金融危機が起きた場合もメールで状況報告してくれるので安心して長期投資を継続することができます。
5年以上投資継続すると資産形成応援団という制度があり、0.1%~0.4%(銘柄別)信託報酬相当額の還元があります。
口座開設は無料です。以下のリンクより申し込み出来ますので是非検討してみてください。
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ひふみアカデミー2023年6月の注目トピック
私が独断と偏見でここだけは、知ってもらいたいというポイントを抜粋しました。詳しい内容を見たい方は読み進めて下さい。
2023年6月ひふみアカデミーの超要約
- ひふみ投信:藤野さん
騰落率3.86%ChatGPTの到来で 半年、一年の予測は意味がなくなった。運用チームも考え方を根本的に変えなけばならない。少なくとも10年目線で勝つ銘柄に投資していく必要がある。
- ひふみワールド:湯浅さん
騰落率7.14%今後AI銘柄は集中投資、価格転嫁できて買ってくれるお客様がいる企業が強い。
- ひふみらいと:福室さん
騰落率7.14%日本の金利はどう考えても低すぎる
- ひふみの夜会Q&Aコーナー:
レオス上場のメリットを生かすのはこれから。資本市場から調達し何を実践できるのかが大事。
- 全体
チャット欄、Q&Aではネガティブな質問が全体的に多かった
次に、各ファンドの運用報告についてです。
ひふみ投信運用報告(ひふみプラス、ひふみ年金参考)
5月の日本株式市場は、すでにご承知のとおりとは思いますが、日経平均はバブル崩壊後の高値更新し、2023年6月9日現時点で32,265円となり、まだまだ継続しそうな勢いとなっております。
日本株が右肩上がりの現状、ひふみ投信の運用状況がどうだったのかを見ていきましょう。
以下は5月のひふみ投信運用の要約です。
ひふみ投信運用報告23年5月要約
- 1ヶ月騰落率ひふみ投信
3.86%ひふみプラス 3.88%ひふみ年金 3.88%
(TOPIX配当込3.62%) - 半導体銘柄の動向でアドバンテストをもう少し持っていればよかった
- スマホ時代の終焉、AI時代に突入
- ChatGPTのインパクトは大きい短期の予測は意味がない10年先を考えた投資に
- 投資の面白さをひふみの魅力化計画で伝えたい
今月はひふみ投信の課題をテーマに報告会が進行されていました。進行役の内藤誠さんがひふみ投信の課題として考えていることは以下の4点があり、それぞれ藤野さんに質問していました。
ひふみ投信の課題
- 大型株のアウトパフォーム
- TOPIXとパフォーマンスが似すぎ
- ひふみ保有のワクワク感が薄れている
- 市場テーマからの出遅れ
内藤さん、受益者も思っているようなことをズバッと質問しました。
大型株のアウトパフォーム
大型株のアウトパフォームでワクワク感が薄れてきたのではないかと内藤さんが思っていることを藤野さんに質問してみました。
組入れ上位10銘柄をご覧ください。
組入順位/年月 | 23年5月 | 23年4月 | 23年3月 | 23年2月 | 23年1月 |
1位 | 東京エレクトロン 2.39% | 楽天銀行 2.27 % | アドバンテスト 3.13 % | アドバンテスト 2.80% | 三菱UFJ-FG 2.43% |
2位 | 楽天銀行 2.27 % | ソニーグループ 2.12% | ソニーグループ 2.00% | 三菱UFJ-FG 2.32% | アドバンテスト 2.42% |
3位 | ソニーグループ 2.13% | 日本電信電話 1.85% | ディスコ 1.80% | 東京海上-HD 1.99% | 東京海上-HD 1.90% |
4位 | 東京海上-HD 2.08% | 東京海上-HD 1.84% | 日本電信電話 1.78% | ソニーグループ 1.92% | 第一生命-HD 1.86% |
5位 | 日本電信電話 1.73% | 東京エレクトロン 1.75% | 東京海上-HD 1.74% | 三井住友-FG 1.79 % | 三井住友-FG 1.82% |
6位 | 三菱UFJ-FG 1.66% | インターネットイシアティブ 1.72% | インターネットイニシアティブ 1.70% | 日本電信電話 1.79% | 日本電信電話 1.79% |
7位 | インターネットイシアティブ 1.65% | 味の素 1.57% | GMOペイメントゲートウェイ 1.65% | 第一生命-HD 1.75% | GMOペイメントゲートウェイ 1.77% |
8位 | GMOペイメントゲートウェイ 1.55% | 三菱UFJ-FG 1.56% | 味の素 1.63% | インターネットイニシアティブ 1.70% | ディスコ 1.55% |
9位 | アドバンテスト 1.47% | GMOペイメントゲートウェイ 1.52% | 三菱UFJ-FG 1.56% | ディスコ 1.55% | 味の素 1.55% |
10位 | オリエンタルランド 1.42% | 第一生命ホールディングス 1.49% | 伊藤忠商事 1.53% | GMOペイメントゲートウェイ 1.64% | インターネットイニシアティブ 1.54% |
上位10銘柄合計 | 18.37% | 17.71% | 18.53% | 19.40% | 18.63% |
ひふみは規模感があり、どうしても大方株の組み入れ比率は高くなる傾向にあります。確かに有名どころが多くてワクワク感が薄いのかもしれませんが私は結構ワクワクしています。
楽天銀行の4月の大量購入も今後のネットバンク時代到来を感じずにはいられませんし、
私が注目している銘柄は日本電信電話(NTT)です。NTTの最近の動向も、ワクワク感を感じる銘柄になってきました。NTTは企業価値向上にかなり積極的に行動しています。
- 2023年7月1日付で1対25の株式分割を発表
分割後の単元株にも株主優待付与 - 次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」事業化に向けた新会社設立
NTT完全民営化も検討を、3分の1保有見直し-自民・萩生田氏( Bloomberg)
日本は基本的に100株単位の単元株での購入が基本です。株式分割することで1株の株価が安くなります。
2023年6月9日現在の株価は4,133円です。単元株で購入する場合413,300円の資金が無いと購入できません。
25分割すると、1株約165円になります。単元株でも16,500円となり購入しやすくなります。
そして、この16,500円に株主優待でdポイントが1500P(2年以上保有)付与されます。
これはとても大きな金額です。株式分割後の配当金が382円(配当利回り2.9%と想定)としてこれにdポイントを足すと1,882円になります。
すると、税引き後優待み配当利回りは約11.4%と驚愕の数字になります。
2024年度から新NISAが始まり、若者も投資について関心を寄せています。NTTは若い世代にも投資をして欲しい、それとdポイントを付与することでNTT経済圏を作ろうという思惑もありそうです。
機関投資家(ひふみ)が保有するdポイントはどうするんだろうね?
金券であれば換金して再投資と言ってましたがポイントは分からないね。今度聞いてみよう。
TOPIXとパフォーマンスが似すぎ
以下グラフは、ひふみ投信とベンチマークであるTOPIXとの3か月比較チャートです。
僅かにひふみ投信がアウトパフォームしていますがやはり、大型株の比率が高くなり、TOPIXとほぼ同じ動きをしています。
TOIPIXとチャートが似てくる要因のひとつとして、大型株比率が上昇してきたことにあります。
ひふみ保有のワクワク感が薄れている
運用メンバーの内藤さんも思っているという事はひふみ投信の受益者も当然思っていることでしょう。
藤野さんは、ひふみの魅力化計画を6月中には発表し、再度ひふみの魅力について報告する場を設けると言っていました。
社内がワクワクを感じなければ社外で思うわけないので社内で議論を重ねてきたことで成績が出ることを高い確率で確信できたそうです。
その中でもChatGPTの到来が藤野さんの中でインパクトが大きく、考え方に踏ん切りがついたそうです。
それは、生成型AIの情報制度が上がり、成長スピードも短期間で数百倍になる可能性がある。そんな状況では半年、一年の予測は意味がなくなった。
運用チームも考え方を根本的に変えなけばならない。少なくとも10年目線で勝つ銘柄に投資していく必要がある。
短期目線で企業名の話をすると相場操縦、インサイダー取引を疑われるため出来ないが、長期的な展望であれば問題ない。
しっかりとお客様へ伝えていくことができる。
10年後の企業の未来を顧客と運用チームが語る事ができるのってすごく良いしワクワクします。
アナリスト目線での北海道の魅力について
6月のひふみアカデミーは北海道札幌市からの出張報告会でした。アナリストの内藤さんが北海道の魅力について語っていました。
- 新地都市は大企業が多く物流センターも多い
- 観光、レジャー、スポーツ、グルメ、自然はご承知のとおり
- ユニークなコンテンツ「水曜どうでしょう」など
ラピダスが北海道変える投資5兆円、半導体工場の衝撃(日経新聞) - インターステラテクノロジーズ(大樹町)
内藤さんは「水曜どうでしょう」が好きだそうです。
奇遇ですが、私も「水曜どうでしょう」が好きで北海道のイベントに行ったことがあります。
ラピダスもインターステラテクノロジーズもまだ未上場企業ですが、どちらの企業も次の時代を担う企業になる可能性は高いです。
熊本にTSMCが工場設立したことで、地域の経済が活性化しているそうです。地方が活性化する一番の近道は大企業の誘致なのかもしれません。
北海道は広大な土地があり、水源も豊富、地震被害も比較的少なくで半導体製造工場には適した環境があります。
インターステラテクノロジーズは、日本の宝である堀江貴文さんが立ち上げた会社です。
本社がある大樹町とコラボして企業版ふるさと納税をつくり税控除でのメリットを受けながら、ロケット開発や宇宙産業を応援することができます。
地方創生とテクノロジーの進化をしっかりと実現しているところが本当に素晴らしいです。
上場前から注目することで、藤野さんが言う10年以上先の未来を深く考えることが出来るのかもしれません。
ひふみ投信大型株の比率は71.58%台と高めを維持
ひふみ投信の主な指標を月次レポートより抜粋した表より、大型株の比率を見てみましょう。
ひふみ投信 | 23年5月 | 23年4月 | 23年3月 | 23年2月 | 23年1月 | 22年12月 | 22年11月 | 22年10月 | 22年9月 | 22年8月 | 22年7月 | 22年6月 | 22年5月 | 22年4月 | 22年3月 | 22年2月 | 22年1月 |
騰落率 | 3.86% | 1.19% | 0.61% | 1.49% | 2.74% | -3.57% | 1.26% | 0.2% | -4.18% | 1.95% | 2.14% | -3.04% | 0.54% | -4.01% | 4.38% | -0.94% | -11.70% |
現金比率 | 6.04% | 6.53% | 7.74% | 6.67% | 5.87% | 7.26% | 11.00% | 10.83% | 13.40% | 10.88% | 11.67% | 11.79% | 9.23% | 13.85% | 6.23% | 4.47% | 10.72% |
大型株 | 71.58% | 69.69% | 68.68% | 69.10% | 68.23% | 66.77% | 63.34% | 65.58% | 63.18% | 64.88% | 63.55% | 63.29% | 65.59% | 60.93% | 67.70% | 64.55% | 54.87% |
中小型株 | 20.73% | 22.05% | 21.83% | 22.41% | 24.22% | 24.15% | 23.97% | 21.53% | 21.10% | 21.93% | 22.66% | 22.64% | 22.69% | 22.73% | 23.57% | 28.20% | 31.35% |
超小型株 | 1.65% | 1.73% | 1.75% | 1.82% | 1.68% | 1.83% | 1.69% | 2.06% | 2.32% | 2.32% | 2.12% | 2.28% | 2.49% | 2.48% | 2.50% | 2.78% | 3.07% |
銘柄数 | 294 | 298 | 291 | 282 | 275 | 273 | 270 | 257 | 265 | 261 | 252 | 251 | 240 | 243 | 262 | 264 | 276 |
アクティブシェア | 70.02% | 70.66% | 71.10% | 72.00% | 72.48% | 73.79% | 75.02% | 71.39% | 72.07% | 71.11% | 70.98% | 74.27% | 73.79% | 74.47% | 69.12% | 70.15% | 74.72% |
基準価額 | 59,293円 | 57,089円 | 56,418円 | 56,075円 | 55,250円 | 53,774円 | 55,766円 | 55,070円 | 53,054円 | 55,367円 | 54,309円 | 53,172円 | 54,837円 | 54,545円 | 56,821円 | 54,437円 | 54,955円 |
※大型株 :3,000億円以上
※中小型株:300億円以上3,000億円未満
※超小型株:300億円未満
大型株の比率が71.58%まで上昇。年初来最高比率になり、逆にアクティブシェアは70.02%と最小パーセンテージになりました。
ナビゲーターの内藤さんがTOPIXとパフォーマンスが似すぎというのは、アクティブシェアのパーセンテージが低くなればなるほど指数に似てくるということなのでその通りだと思います。
大型株の比率を増やしていたからこそ現在の日本株上昇の波に何とか乗れたのだと思いました。
TPOIXになんとかついていき、中小型株の今後の爆発に期待です。
わが家のひふみ投信23年5月度運用実績
ひふみ投信最後のパートはわが家の運用実績になります。
ひふみ投信の復調に連動し、わが家の評価損益も少しずつですが上向いてきております。5月時点の損益率は5.594%でした。
日本株式復調の兆しが!!
グラフ内の赤いラインは評価損益率です。振れ幅があり安定しませんがそれでも淡々と積み上げすることができる理由は以下の4つです。
- リスク許容の範囲内で投資している
- 大暴落ではないから
- 毎月の運用報告を定点観測しているので下落の要因がわかる
- 投資したお金が日本経済をぐるぐる回って活躍していると実感できる
信じて託す。お金が働いてくれることを実感できます。
ひふみワールド運用報告(ひふみワールド+、ひふみワールド年金の参考)
5月の世界経済は米国銀行破綻からの金融不安や、利上げの高止まり、米国債務上限問題がありつつも、強い企業決算発表により株式市場への資金が流れ上昇相場になりました。
以下は5月ひふみワールドの要約です。
ひふみワールド運用報告23年5月要約
- 単月運用成績ひふみワールド
7.14%ひふみワールド 7.15%
ひふみワールド年金7.16% - AI関連銘柄は広く保有していたが今後は集中投資
- NVIDIAは決算前に売却していた
- AI以外の防衛銘柄もポートフォリオとして保有している
- 価格転嫁できて買ってくれるお客様がいる企業が強い
5月の投資行動
FRBの利上げ高止まりも収まる予想も予想以上に時間がかかっている。5月はアクセルを踏み入れた状況だったので良い結果につながった。
現金比率が2.11%なのでギヤ4くらい入れていますね。
NVIDIAを決算前に売っていた!
AI関連銘柄はどれが来るか分からないから広く保有していたそうですが、これからは集中投資したいと湯浅さんは話していました。
米国の、AI関連銘柄が台頭する中で、頭一つ抜け出ている企業が、S&P500にも入っているNVIDIAです。
生成型AIの情報を処理するのに不可欠なGPU(Graphics Processing Unit)画像処理装置を製造している企業です。
ひふみワールドは、NVIDIAを持っていたそうですが、決算前に売ってしまったそうです。
以下の2023年3月からの3か月チャートを見て下さい。
2-4月期決算(第1四半期)を発表後、市場予想を大幅に上回る結果を受け、株価は一時18%の上昇になり、その後も同株価当たりをキープしている状況です。
今後10年スパンで考えても今後さらなる成長が予測される企業です。
はたしてワールドがNVIDIAを今後購入するのかしないのか注視したいですね。
AI関連(ChatGPTなど)も含めて新たに生まれる企業や業界
内藤さんの「次世代のGAFAM発掘のため小さいAI企業も監視しているか?」という質問に対して湯浅さんは次のようにお話していました。
大きい会社を監視しているそうです。研究開発にお金をかけられる大きな企業を見ているそうです。大企業が設備投資・研究開発先でお金を使う小さな会社がいっぱい出てくる。
その中で上場している企業があれば投資をしていくことが重要だと話していました。
米国はどんな企業でも値上げ出来ていると思っていました。
クリストファー・ピサリデス(ノーベル経済医学賞)の話
湯浅さんは、この前2010年にノーベル経済医学賞を受賞したクリストファー・ピサリデスにお会いしたそうです。
彼が言っていたのは、AIによって人の仕事は変わってくるとお話ししていたそうです。
湯浅さんが、AI時代の教育について質問したら、
「若い学生が自分が将来何をやりたいかなんてわかんないんだよ。だからゆっくりやれよと言う教育が大切。」
とお話していたそうです。
世の中の流れが速く、じっとしていたら焦るかもしれませんが、色々考えながらゆっくりやれよ
米国はどんな企業でも値上げ出来ていると思っていました。
景気後退を考慮した銘柄選択
内藤さんは、とはいえ米国の景気後退はあるのではないか、そのために守りの投資も必要ではないかと言及しました。
内藤さん普段から運用チームで意見を出し合っている様子がうかがえてとても頼もしく感じました。
それに対して湯浅さんは、価格転嫁が出来てそれをちゃんと買ってくれるお客様がいるかどうかが重要とお話された後の以下の一言。
「だってなんか買うでしょ!絶対!」
人間の購買欲求、インフレになればなるほど物の価値は上がる。本質をとらえた一言でした。
この環境の中でフェラーリめちゃくちゃ売れている。トヨタは1千万台、フェラーリは年間1万2千台しか作っていないのに時価総額は7兆円。
数字で見比べると改めてフェラーリのブランド価値がわかります。
組入れ国比率
次にひふみワールドの主な指標を月次レポートより抜粋し表にしてみました。単月で見るよりも表にする事で変化が分かります。
ひふみワールド | 23年5月 | 23年4月 | 23年3月 | 23年2月 | 23年1月 | 22年12月 | 22年11月 | 22年10月 | 22年9月 | 22年8月 | 22年7月 | 22年6月 | 22年5月 | 22年4月 | 22年3月 | 22年2月 | 22年1月 |
騰落率 | 7.14% | 0.02% | -0.47% | 3.34% | 5.12% | -6.13% | -2.60% | 10.08% | -6.01% | 1.01% | 4.09% | -3.24% | -0.29% | -5.08% | 6.14% | 0.34% | -10.99% |
現金比率 | 2.11% | 3.99% | 6.28% | 3.46% | 4.92% | 4.77% | 3.03% | 2.75% | 3.11% | 3.79% | 13.52% | 13.92% | 11.97% | 13.08% | 11.04% | 3.40% | 11.41% |
組入れ国比率 1位 | アメリカ 69.56% | アメリカ 67.42% | アメリカ 65.63% | アメリカ 67.12% | アメリカ 66.68% | アメリカ 67.66% | アメリカ 68.35% | アメリカ 73.27% | アメリカ 73.11% | アメリカ 70.36% | アメリカ 61.57% | アメリカ 60.77% | アメリカ 62.66% | アメリカ 62.83% | アメリカ 64.63% | アメリカ 69.38% | アメリカ 61.70% |
組入れ国比率 2位 | ドイツ 5.33% | ドイツ 5.43% | 中国 5.04% | 中国 4.85% | ドイツ 5.19% | フランス 4.57% | フランス 4.87% | フランス 3.19% | 中国 3.18% | 中国 3.37% | ドイツ 3.25% | ドイツ 3.42% | ドイツ 3.64% | ドイツ 3.55% | ドイツ 3.53% | ドイツ 4.52% | ドイツ 3.25% |
組入れ国比率 3位 | 中国 3.73% | 中国 3.23% | ドイツ 4.75% | ドイツ 4.79% | 中国 4.18% | ドイツ 4.40% | ドイツ 4.32% | ドイツ 3.16% | フランス 2.61% | フランス 3.20% | フランス 2.95% | フランス 3.11% | フランス 3.19% | イギリス 2.30% | 中国 2.26% | 中国 2.98% | 中国 2.93% |
組入れ国比率 4位 | イタリア 2.85% | スイス 3.06% | スイス 3.68% | スイス 3.86% | スイス 3.78% | スイス 2.74% | スイス 2.73% | 中国 2.76% | ドイツ 2.53% | ドイツ 3.17% | 中国 2.52% | イギリス 2.43% | イギリス 2.55% | フランス 2.19% | イギリス 2.11% | イギリス 2.24% | フランス 2.32% |
組入れ国比率 5位 | 台湾 2.81% | イタリア 2.81% | イタリア 2.49% | イタリア 2.46% | イタリア 2.06% | 中国 2.60% | 中国 2.53% | スイス 2.41% | スイス 2.35% | スイス 2.32% | イギリス 2.46% | スイス 2.42% | 中国 1.95% | オランダ 1.93% | オランダ 2.05% | フランス 2.16% | オランダ 2.00% |
銘柄数 | 155 | 152 | 142 | 144 | 152 | 190 | 198 | 207 | 207 | 211 | 202 | 197 | 194 | 194 | 191 | 201 | 197 |
基準価額 | 17,026円 | 15,892円 | 15,889円 | 15,964円 | 15,448円 | 14,695円 | 15,655円 | 16,073円 | 14,601円 | 15,534円 | 15,379円 | 14,775円 | 15,269円 | 15,314円 | 16,134円 | 15,201円 | 15,149円 |
現金比率が2.11%まで下がっています。基準価格も1万7千円代に突入しました。改めて海外市場のリスクオン状態がうかがえます。
わが家のひふみワールド5月度運用実績
5月までの損益率は9.00%でした。世界経済は強いインフレと金融不安が続いている状況ですが強い米国の経済に支えられわが家のひふみワールド試算も爆増しております。
ひふみワールドは2022年の1月からスタートしました。初月はある程度資金を入れ、その後は定期積立に切替て、3,500円で運用しています。
ひふみ債券ファンド運用報告(ひふみらいと・まるごとひふみ)
ひふみグローバル債券マザーファンド月次運用報告要約は以下のとおりです。
ひふみ債券ファンド運用報告23年5月要約
- 5月運用成績ひふみグローバル債券
0.14%ひふみらいと 0.14% - 5月の投資行動も大きな調整はせずヘッジコスト、YCC修正の影響を受けない様に調整
- 欧米の金利が下がる方向かと思っていたが上がった。
- 日銀総裁植田さん、どうしたのかなというくらい動かない
5月の投資行動
5月の投資行動は、基本的に出し入れは少なかったそうです。その中でも
- ヘッジコストがかからない様な工夫
- YCCの修正の影響を受けない工夫
- なるべく負けない様に運用
といった投資行動を行ったそうです。
米国の金利動向について
FRBは5月のFOMC会合にてFF金利の誘導目標を0.25ポイント引き上げ、5.0~5.25%に決定しました。
英略ばかりで意味わからないと思いますのでおさらいです。
FRB:米国連邦準備制度理事会米国の中央銀行で物価の安定と雇用の最大化が目的 FOMC:連邦公開市場委員会米国の金融政策を決定する会合のこと FF金利:フェデラル・ファンド金利米国の民間銀行が資金を融通し合う際に適用される短期金利のこと。
米国はFRBが市場と対話しながら慎重に金利を調整しています。
福室さんは5月の利上げが最後になるのかならないのか、いずれにしてもあと一回するかしないか微妙なところに来ていると良そうしていました。
FRBの手のひらの上で踊らされている感覚です。
日本の金利はどう考えても低すぎる
福室さんは日本の金利はどう考えても低すぎると言及していました。インフレはもうすでに来ている。
上田さんはめちゃくちゃハト派だなと思ったそうです。
日本の金利が低い状況下では日本株や不動産や外国株などのリスク資産を持っている方が有利になるので、しっかりと金融資産をホールドしている方が良いのではないかとの見解でした。
日銀の目的は、FRBと同様に物価の安定と雇用の最大化です。物価やドル円の相場の過熱感が出てくれば金利で調整します。
しかし、物価が上がっていても日本の実質賃金は12か月連続で低下(NRIコラムより)との統計データもあり、本当に苦しい状況です。
今後のインフレ圧力に負けない様にしっかりとリスク資産を保有したいところですね。
ひふみグローバル債券マザーファンド主要数値表
次にひふみライト(ひふみグローバル債券マザーファンド)の主な指標を月次レポートより抜粋し表にしてみました。単月で見るよりも表にする事で変化が分かります。
ひふらいと (ひふみグローバル債券マザーファンド) | 23年5月 | 23年4月 | 23年3月 | 23年2月 | 23年1月 | 22年12月 | 22年11月 | 22年10月 | 22年9月 | 22年8月 | 22年7月 | 22年6月 | 22年5月 | 22年4月 | 22年3月 | 22年2月 | 22年1月 |
騰落率 | 0.14% | 0.03% | 1.47% | 0.12% | 1.70% | -1.86% | 1.07% | -0.74% | -3.62% | -1.35% | 1.91% | -2.43% | -0.67% | -1.99% | -0.37% | -1.35% | -1.96% |
現金比率 | 5.14% | 19.82% | 24.23% | 10.93% | 13.16% | 13.14% | 14.27% | 10.09% | 10.81% | 12.24% | 15.72% | 12.71% | 24.53% | 23.04% | 26.78% | 32.85% | 27.37% |
国債比率 | 54.94% | 54.34% | 52.60% | 52.83% | 52.05% | 49.19% | 50.56% | 50.57% | 50.75% | 50.82% | 48.39% | 48.11% | 47.84% | 47.76% | 47.08% | 54.84% | 58.22% |
住宅ローン担保証券比率 | 9.11% | 8.71% | 6.25% | 6.31% | 6.18% | 9.14% | 9.17% | 9.56% | 9.42% | 9.66% | 9.49% | 9.84% | 9.14% | 8.89% | 9.12% | 4.51% | 6.50% |
特殊債比率 | 2.99% | 2.88% | 2.87% | 2.91% | 2.85% | 2.81% | 2.78% | 2.93% | 2.90% | 2.76% | 2.69% | 5.46% | 5.03% | 7.76% | 7.43% | 6.94% | 5.40% |
社債比率 | 24.82% | 23.68% | 23.38% | 24.17% | 22.87% | 22.96% | 22.77% | 23.97% | 23.33% | 21.74% | 20.90% | 21.14% | 12.94% | 9.89% | 7.04% | 5.31% | 5.15% |
国際機関債比率 | 1.13% | 1.08% | 1.07% | 1.05% | 1.04% | 1.03% | 1.04% | 1.08% | 1.06% | 1.04% | 1.04% | 1.01% | 0.96% | 0.94% | 0.83% | 0.79% | 0.77% |
債券先物取引比率 | ― | -12.34% | -12.24% | – | – | – | -2.36% | – | – | – | – | – | -2.16% | – | – | -6.06% | -3.40% |
地方債比率 | 1.86% | 1.83% | 2.87% | 1.81% | 1.84% | 1.72% | 1.78% | 1.79% | 1.74% | 1.74% | 1.77% | 1.72% | 1.72% | 1.71% | 1.72% | 0.83% | – |
資産別比率 海外債券/国内債券 | 72.31%/22.55% | 65.95%/22.06% | 65.95%/22.06% | 68.30%/20.77% | 65.76%/21.08% | 63.94%/22.92% | 64.45%/23.64% | 66.57%/23.34% | 65.92%/23.27% | 64.59%/23.18% | 61.80%/22.48% | 67.09%/20.20% | 57.44%/20.19% | データ無し | データ無し | データ無し | データ無し |
銘柄数 | 37 | 36 | 36 | 37 | 35 | 34 | 34 | 34 | 35 | 35 | 34 | 38 | 33 | 31 | 27 | 27 | 27 |
基準価額 | 9,197円 | 9,178円 | 9,178円 | 9,045円 | 9,034円 | 8,883円 | 9,051円 | 8,936円 | 8,977円 | 9,314円 | 9,441円 | 9,264円 | 9,495円 | 9,559円 | 9,753円 | 9,789円 | 9,923円 |
※種別比率・組入れ銘柄数はひふみグローバル債券より引用
※基準価格・騰落率はひふみらいとより引用
※ひふみらいとは、ひふみ投信マザーファンド・ひふみワールドファンドが各5%組み入れられております。
ひふみらいと、まるごとひふみについて
- ひふみらいと:0.14%
- まるごとひふみ15(株式15%):0.14%
- まるごとひふみ50(株式50%):2.32%
- まるごとひふみ100(株式100%):5.15%
バランスファンドは全てプラスになりました。株式比率が高い方がリターンが大きくなりました。
岡田さんからは、補足として日本の家計のインフレ状況についてのお話がありました。
弱含む製造業をサービス業が支える構図の日本経済状況
インバウンド需要が増えてきて観光・サービス業が息を吹き返してきた中、製造業は電気代の高騰、輸入原材料の高騰、円安の影響、などから復活の兆しが見通せない状況の日本です。
本当に景気が良く、インフレの好循環になればどの業種も上がっていくのですが。
そんな状況下で、日銀の金融政策変更は難しいのでは、と岡田さんはお話されていました。
国内のインフレ状況の見通し
そんな中で、国内のインフレ状況の見通しについてはというと、40年ぶりのインフレ上昇、電気代が20%以上の値上げから、家計にとってはかなりのインパクトになっている状況です。
今後5年間の家計と企業の期待インフレ見通しは4~5%台になると岡田さんが示したグラフで伝えた後に、非常に重要な事と言及していました。
経済学的に言えば、人々の行動は予想に基づくから。と言われているそうです。
インフレになる、今の内購入したい、需要が上がる、値段が上がるというお金が回るスパイラルになります。
しかし、以下は、参考までに我が家の2021年からの3年分の表になります。
23年賃上げに踏み切った企業が多く見られましたが、大手の賃上げ率は平均で3.91%だそうです。中小零細企業も合わせた実質賃金上昇率はもっと低いでしょう。
【参考記事】大手賃上げ率3.91%=23年春闘、30年ぶり水準―経団連
電気代だけを見ても今後のインフレ上昇率に賃金がついていけていないことが分かります。
賃金が上がらない状況下では、人々はインフレ圧力に耐えきれず、安い商品の購入、将来の不安から貯蓄に回ってしまいます。
日銀の生活意識に関するアンケート調査によると、)今後1年間、商品やサービスを選ぶ際に特に重視することの質問に対してのベスト3の回答は、
- 価格が安い57.6%
- 安全性が高い42.3%
- 長く使える42.0%
と、商品購入時に重要視することは「価格が安い」が一番高かったのです。
デフレからの脱却を実現するには、賃金上昇がトレンドになり、人々のインフレに対するマインドの変化、企業の価格転嫁できるブランド力、インフレに負けない金融資産の保有、などがキーポイントになりそうですね。
我が家のひふみらいと23年5月度運用実績
2022年3月からは債券、国際、通貨へも分散投資する意味で1500円積立設定に変更しました。5月までの損益率は-3.18%となりました。
じわじわと回復基調にあり、23年後半、米国の金利上昇が落ち着き、下落に転じた時には債券価格が上昇するため、気にせずに保有しています。
2022年1月に新たにひふみらいとも運用開始しました。ひふみ投信、ひふみワールドより小額ですが、安定した長期運用を目指すのであれば、債券・国際への投資は必要と思い、運用開始しました。
37年分のデータを見ても22年度の債券市場は異常事態で、23年も金利は今だ上昇局面のためしばらくはこの流れが続くでしょう。
ひふみの夜会Q&Aコーナー
ひふみ直販ユーザーから毎回多数の質問に対して運営メンバーが真摯に応えるコーナーです。
ひふみアカデミーQ&Aで、受益者と運用メンバーの本音のぶつかり合いから出るトークが充実しており、運用メンバーの深い思考を鑑みることができます。
そして時折入るジョークや笑いがとてもの魅力なコーナーです。
【大質問1】北海道アカデミー参加者からの質問
藤野さん:良くなかったことは特にない。良かったことも今のところ特にない。上場のメリットを生かすのはこれから。資本市場から調達し何を実践できるのかが大事。
以前藤野さんは、汚い表現ですが「宿便が出た感じ」とお話していました。2018年から5年かけて上場しやりたい事にまい進出来る時が来たんですね。
内藤さん:2024年問題で株価が上がる銘柄があるかとなった時に盛り上がらなかった。物流費のコスト面が問題。物流センターの最適化と外に出た時の最適化ができる企業が伸びるのではないか。
2024年問題とは、自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されることによって発生する問題のことです。
物流業界だけでは解決できない問題なので、最近では、24年をめどに新東名で100Kmの自動運転レーン開通予定や、玉県の上空に配送用などのドローンが行き来するための航路を設定する計画中だったりと、様々な取り組みが遅ればせながら行われています。
企業や一般家庭でも荷待ち時間解消や再配達解消などできる努力はしていきたいですね。
物流コストは今後も上昇。企業、一般家庭共に値上がり許容は避けられません。
チャット欄やLiveアンケートにはネガティブな質問や意見も
今回の夜会では、ひふみ投信の成績がここ数年不調かつ日本株式が上昇しているにもかかわらず、TOPIXの成績にほぼ連動している状況下からか、ネガティブな質問も多数寄せられていました。
藤野さん:運用が大きくなったがために大型株を沢山入れたからという批判があるが、逆。ひふみが負けたのは成長を見込んだ中小型株を捨てずに持ち続けていたから。2・3年は大型株の相場だった。もともとの理念を失っていない。
正直なところ私がひふみ投信に投資し始めたのが2021年からですので、過去のひふみ投信の成績の恩恵を全く受けていません。
そして私が運用している試算もここ数ヶ月でやっとプラスに転じた程度です。
それでも、企業理念、運用理念に共感し、信じて託すと決めたので今後も継続して投資を続ける予定です。
最近の出来事では、ひふみ投信の藤野さん、コモンズ投信の渋澤さんと一緒に草食投資隊として活躍されていたセゾン投信中野さん解任のニュースがありました。
【関連記事】退任予定のセゾン投信中野会長、新会社設立も選択肢
Twitter界隈でもかなり話題にあがりました。
運用理念、経営理念が親会社と食い違えばこのような事も起こりうるという事を目の当たりにしました。
私はセゾン投信保有者ではありませんでしたが、草食投資隊のオンラインセミナー参加した時、積立王子の中野さんが『インデックスは過渡期にきている。投資信託の重要な社会的使命は、選別峻別し存在してはいけない企業にNOを出し、頑張る企業にYESする使命がある。はたしてインデックスは選別できるのか。』と熱く語っていたのがとても印象的でした。
他にも、運用不調の事実と質問者・受益者の意見も確認しつつ、常にフラットな気持ちで考えたいので、ネガティブ意見もピックアップしてみました。
- ネット上では、ひふみはオワコン!と言われていますが、どう弁解しますか?
- 来年4月に社名が変わると思いますがものすごくSBI色が強くなるように見えてしまいますがそんなことはないですよね?
- 藤野さん、湯浅さんは10年後もレオスにいらっしゃるのでしょうか?胃が持ちません(笑)
2024年4月、レオス・キャピタルワークス株式会社の商号が変わります。新たな商号は、SBIレオスひふみ株式会社です。
【SBIニュース記事】商号の変更及び定款の一部変更について
心配事は尽きません。安眠できるポートフォリオにしつつ見守っていきましょう。
SBI証券iDeCoで「ひふみ年金」「ひふみワールド年金」運用始めました
1月からはiDeCoでひふみ年金、ひふみワールド年金も始める予定です。2銘柄共に、直販や証券会社で運用するよりも信託報酬は割安に設定されています。
信託報酬は直販の信託報酬(資産形成応援団を除く)よりも低いです。所得税控除、受け取り時控除の税制優遇を教授できる方であれば検討の余地はあります。投資信託「ひふみ」シリーズをiDeCoで運用するのであればSBI証券がおすすめです。
- 口座開設手数料
無料 - 運営管理手数料
無料 - 多彩な商品ラインナップ
アセットロケーションで運用先を考える
アクティブファンドは信託報酬が高いところが利用者に最初に敬遠されがちですが、税制優遇される枠で運用するのであればむしろ期待リターンが高い銘柄を選定したほうが有利になります。
以下の大江英樹さんのコラムがとても参考になりますのでよかったら参考にしてみてください。商品をどこで運用するかを決めることを、アセット・ロケーションと言うそうです。
5月までの個人の投資信託「ひふみ」シリーズ運用成績
5月の個人の投資信託「ひふみ」シリーズ運用成績も3銘柄合計でプラス圏内を維持するようになり順調です。
3銘柄合計の損益額は+21,003円で損益率は5.556%となりました。
まとめ
本記事を書いている6月時点では、日本株式、米国株式共に上昇し、ひふみ3銘柄も基準価格は順調に上がっています。
AI時代の到来で、運用チームのマインドにも変化があった時期だったそうです。10年以上先を見据えた目線で、運用チームと共に日本や世界のよい企業について語りたいですね。
それではまた、来月の報告会でお会いしましょう。
2022年5月のひふみアカデミー情報は以下の記事をご覧ください。
我が家の家計簿・投資実績・資産も公開しています。子育て世代の資産形成を試行錯誤しながら取り組んでいる過程を発信しています。失敗した内容も記事にしていますので参考になれば幸いです。
3年間の資産形成で得た役立つアイテムやサービスやアプリをまとめました。以下の記事からご覧ください。
※本記事は、特定の銘柄や投資方法を推奨するものではございません。くれぐれも投資は自己責任・自己判断でおねがいいたします。