【ひふみアカデミー2023年1月】2022年12月度月次運用報告要約と個人の運用実績公開
投資信託「ひふみ」シリーズの運用報告会毎月開催されている様だけど、全部聴いている暇がないです。ひふみプラスやまるごとひふみを購入している私でも有益な情報になりますか?
この記事ではひふみアカデミーの要点を投資初心者にもわかりやすいように解説もつけてまとめていますので、投資信託「ひふみ」シリーズを継続したい方やこれから検討している方は参考にしてみて下さい。
当然、証券会社や銀行で購入できるひふみプラス・まるごとひふみ・ひふみワールド+・ひふみ年金の商品はこれから紹介する3銘柄が親ファンドなので参考になります。
- ひふみアカデミー1月運用報告会の要約
- 投資信託「ひふみ」シリーズ2022年12月の運用成績簡潔に
- 40代子育て世代の投資信託「ひふみ」シリーズ16ヶ月目の運用成績
- 投資信託「ひふみ」シリーズをガチホする力が付く
長々と動画視聴や記事を読んでいる暇はないよ。要点だけ伝えて欲しよ!
といった方もいらっしゃると思いますので私が独断と偏見でここだけは知ってもらいたいというポイントを抜粋しました。詳しい内容を見たい方は読み進めて下さい。
ひふみアカデミーの超々要約「2022年12月の月次運用報告より」
- ひふみ投信:
日本の大企業も経営者を中心に良い企業に変化しようとしている。ひふみも超大型株を無視せず積極的に調査し勝ち残る企業を組み入れていく。
- ひふみワールド:
為替は読めない。だからひふみ投信もワールドも持っておく事が大切。為替で利益出すラグジュアリー・自動車企業にも投資している。
- ひふみらいと:
「ひふみらいと」はヘッジコスト有りのファンドとしてはリスクを取っている方。米国金利上昇しているからと言って為替コストの関係から無理は出来ない。
2022年10月からひふみアカデミーはリニューアルしました。リニューアル内容は以下のとおりです。
- 時間の変更20:00~21:00
- 全編YouTube配信
- ひふみのQ&A夜会
ひふみ運用チームに直接質問出来るのは直販口座開設者のみです。口座開設は無料です。以下のリンクより申し込み出来ますので是非検討してみてください。
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2023年1月度ひふみアカデミー月次運用報告会 要約【2022年12月運用実績】
今月の運用報告のナビゲーターは株式戦略部アナリスト内藤 誠さんです。ひふみ投信ファンドマネージャー佐々木さんはお休みです。
内藤さんはレオス部活動のフットサル部でバリバリのサッカー選手だそうです。進行でもバリバリとファンドマネージャーにスルーパスを出してもらいたいですね。
投資信託「ひふみ」シリーズ22年12月の月次報告 要約
2022年12月の単月当落率は以下のとおりです。
- 騰落率単月
ひふみ投信 -3.57%
ひふみワールド -6.13%
ひふみらいと -1.86%
次に、各ファンドの運用報告を見ていきます。
2022年12月ひふみ投信運用報告 要約(ひふみプラスの参考になります)
トークテーマ:変化させるべきことと、変化させないことは何か?
初めにトークテーマの結論から、あくまでも報告会の内容を私なりに考えた結論になります。
- 藤野さんファンドマネージャーに復帰
- 超大型株を無視せず積極的に調査し勝ち残る企業を組み入れていく
- 日本の大型企業も経営者が若返り変わろうとしている
- ファンドマネージャーへの教育は教えない方針から教える方針へ転換
- 中小型株のイケてる会社についてはこれまで通りこれまで以上組み入れる
ひふみ投信の月次運用報告要約は以下のとおりです。
- 12月運用成績-3.57% TOPIX-4.75%後半挽回
- 現金比率7.26%(前月比3.74)
- 22年12月まで佐々木さんが運用
- 23年1月から藤野さんが運用
- 佐々木さんの置き土産、日銀金利上昇を読み銀行株をたっぷり持っていた
- 12月末に金融緩和した事で銀行株上がり後半TOPIXに勝っている
- ひふみが勝ったのは時価総額上位200社を無視していた13年間は日本超大型株、大型株が振るわなかった。そこに大きな要因があった
- 今後10年20年そんなに簡単じゃない
- 上位200社でも行けるところがあると読んでいる。
- 大きい会社でも出てきた。資本市場グローバルをわかっている経営者が出てきた。
- 本当に勝ち抜く会社を入れられるかが大きな分かれ道 勝つ会社を見極めている
●2022年12月ひふみ投信運用成績について
東京海上や三菱UFJみたいな超大型株をなんで持っているの?ひふみらしくない。と佐々木さんは多方面から言われたそうです。結果論になりますが佐々木さんが債券チームからの情報収集により銀行株を厚く持てた事で、ひふみ投信12月後半の巻き返しにつながったそうです。
12/20、日銀黒田総裁のYCC(イールドカーブコントロール)にて、0.2%上限を0.5%上限に引き上げるとの発言から衝撃的な発表で日本の株式市場は急落しました。TOPIXは一時2%以上、日経平均は2.5%安、ひふみ投信もー1.28%と急落しました。
Twitter株クラ界隈でも、銀行株爆上げといったツイートが12月末に飛び交っていました。我が家も多少銀行株を数株程度保有していましたが、12月後半値上がりし、個別株全体の下落クッション材になってくれました。
●日本の大企業にも変化の兆し、若い経営者の思考の変化(JR東海(東海旅客鉄道【9022】)
日本の大企業でも若い経営者に世代交代してきているそうで、特に藤野さんが注目したのはJR東海(東海旅客鉄道【9022】で、新社長となった丹羽俊介氏は57歳東大法学部卒で藤野さんの高校の先輩にあたるそうです。高校時代から人格者で達観した修行僧見たいだったそうです。
社長後退のニュース動画は以下をご覧ください。
JR東海(東海旅客鉄道【9022】)での各施策の推進として
- 「EXPRESS WORK-Booth」を新設・増設 乗車時のビジネス活用
- ハイブリッド方式の新型特急車両を特急「ひだ」や特急「南紀」に順次投入
- 中央新幹線計画(リニア)は静岡幹線の環境問題に懸念も着実に推進する
※引用元:東海旅客鉄道【9022】令和5年3月期 第2四半期決算説明会資料より
2027年開業を目指しているリニア中央新幹線計画が着実に進むのであれば大いに期待できる銘柄ですね。
次に12月の保有銘柄上位を見てみましょう。
現金比率を7.26%まで落とし、3銘柄増やしております。日本電信電話(NTT)や三菱UFJFGなどの超大型内需バリュー株の比率が高くなってきております。
11月、東京海上が比率1位になった時に何で?と思いましたが、佐々木さん曰く東京海上は良い企業に変化してきているとの事でした。
そもそも、運用額が6千億円規模のファンドになれば、大型株の比率が高くなるのは当たり前です。今後はその大型株でも昭和企業ではなく、令和企業になりうる会社を調査分析し組み入れることができるかが勝負の分かれ道だと藤野さんがお話していました。
ひふみは中小型株が得意という固定観念に囚われていたのは、私たちだったのかもしれませんね。
次に2022年のひふみ投信の主な指標を月次レポートより抜粋し表にしてみました。単月で見るよりも表にする事で変化が分かります。
ひふみ投信 | 22年12月 | 22年11月 | 22年10月 | 22年9月 | 22年8月 | 22年7月 | 22年6月 | 22年5月 | 22年4月 | 22年3月 | 22年2月 | 22年1月 |
騰落率 (年初来-2.15%) | -3.57% | 1.26% | 0.2% | -4.18% | 1.95% | 2.14% | -3.04% | 0.54% | -4.01% | 4.38% | -0.94% | -11.70% |
現金比率 | 7.26% | 11.00% | 10.83% | 13.40% | 10.88% | 11.67% | 11.79% | 9.23% | 13.85% | 6.23% | 4.47% | 10.72% |
大型株 | 66.77% | 63.34% | 65.58% | 63.18% | 64.88% | 63.55% | 63.29% | 65.59% | 60.93% | 67.70% | 64.55% | 54.87% |
中小型株 | 24.15% | 23.97% | 21.53% | 21.10% | 21.93% | 22.66% | 22.64% | 22.69% | 22.73% | 23.57% | 28.20% | 31.35% |
超小型株 | 1.83% | 1.69% | 2.06% | 2.32% | 2.32% | 2.12% | 2.28% | 2.49% | 2.48% | 2.50% | 2.78% | 3.07% |
銘柄数 | 273 | 270 | 257 | 265 | 261 | 252 | 251 | 240 | 243 | 262 | 264 | 276 |
基準価額 | 53,774円 | 55,766円 | 55,070円 | 53,054円 | 55,367円 | 54,309円 | 53,172円 | 54,837円 | 54,545円 | 56,821円 | 54,437円 | 54,955円 |
※大型株 :3,000億円以上
※中小型株:300億円以上3,000億円未満
※超小型株:300億円未満
確かに報告会で藤野さんが言った通り、大型株の比率が高くなっています。超大型株で今後も勝ち残る企業が沢山出てきてくれる事を願うばかりです。
ひふみ投信シリーズの詳細については以下の記事でまとめておりますので、是非読んでみてください。
2022年12月ひふみワールド運用報告 要約(ひふみワールド+の参考になります)
トークテーマ:円高リスクにどう対処すべきか?
初めにトークテーマの結論から、あくまでも報告会の内容を私なりに考えた結論になります。湯浅さんが回答してくれました。
ドル円ピーク付けたかも!
湯浅さん「だから、自分自身ひふみ持っていて良かった。」ひふみもワールドもバランス良く持つ事でリスク分散になる。「ラグジュアリーと自動車に投資して為替の変動によるメリットを受ける事ができる。」
ひふみワールド報告は以上になりまーす!
いやいや、それはないでしょ!
おふざけはここまでにして、ひふみワールドの月次運用報告要約は以下のとおりです。
- 12月運用成績-6.13%
- 現金比率3.03%
- ひふみワールドは為替ヘッジをしない
- ひふみ投信で円を持つ、ひふみワールドで外貨を持つ事でヘッジ
- 地政学リスクでガラガラポンになった
- 生き残る、銘柄数を増やす、色々な価値観に分散する
- 為替わからないので米国主体から少しずつ分散
- 資源関連の銘柄に投資したのがよかった
為替ヘッジって何ですか?
ひふみワールドみたいな外貨ベースの資産は、為替の値下がり(円高150円→130円)すると日本円の評価額が下がりますよね。2022年みたいな年初110円程度から一時期150円になり、その後130円になると10%から20%の値動きになります。そのリスクを抑えるために保険をかけている投資信託は為替ヘッジありと言います。その分ヘッジコスト(費用)がかかります。
次に12月の組み入れ上位10銘柄構成を見てみましょう。
11月からの変化はほぼありませんでした。ヨーロッパのラグジュアリー銘柄上位は継続されていました。アメリカ一辺倒に偏りすぎたポートフォリオから、ヨーロッパの新しい購買層を取り組んだ企業やしっかりとした生産出来ている企業にピンポイントで投資をしたそうです。
次に2022年のひふみワールドの主な指標を月次レポートより抜粋し表にしてみました。単月で見るよりも表にする事で変化が分かります。
ひふみワールド | 22年12月 | 22年11月 | 22年10月 | 22年9月 | 22年8月 | 22年7月 | 22年6月 | 22年5月 | 22年4月 | 22年3月 | 22年2月 | 22年1月 |
騰落率 (年初来-3.00%) | -6.13% | -2.60% | 10.08% | -6.01% | 1.01% | 4.09% | -3.24% | -0.29% | -5.08% | 6.14% | 0.34% | -10.99% |
現金比率 | 4.77% | 3.03% | 2.75% | 3.11% | 3.79% | 13.52% | 13.92% | 11.97% | 13.08% | 11.04% | 3.40% | 11.41% |
組入れ国比率ベスト5 1位 | アメリカ 67.66% | アメリカ 68.35% | アメリカ 73.27% | アメリカ 73.11% | アメリカ 70.36% | アメリカ 61.57% | アメリカ 60.77% | アメリカ 62.66% | アメリカ 62.83% | アメリカ 64.63% | アメリカ 69.38% | アメリカ 61.70% |
組入れ国比率ベスト5 2位 | フランス 4.57% | フランス 4.87% | フランス 3.19% | 中国 3.18% | 中国 3.37% | ドイツ 3.25% | ドイツ 3.42% | ドイツ 3.64% | ドイツ 3.55% | ドイツ 3.53% | ドイツ 4.52% | ドイツ 3.25% |
組入れ国比率ベスト5 3位 | ドイツ 4.40% | ドイツ 4.32% | ドイツ 3.16% | フランス 2.61% | フランス 3.20% | フランス 2.95% | フランス 3.11% | フランス 3.19% | イギリス 2.30% | 中国 2.26% | 中国 2.98% | 中国 2.93% |
組入れ国比率ベスト5 4位 | スイス 2.74% | スイス 2.73% | 中国 2.76% | ドイツ 2.53% | ドイツ 3.17% | 中国 2.52% | イギリス 2.43% | イギリス 2.55% | フランス 2.19% | イギリス 2.11% | イギリス 2.24% | フランス 2.32% |
組入れ国比率ベスト5 5位 | 中国 2.60% | 中国 2.53% | スイス 2.41% | スイス 2.35% | スイス 2.32% | イギリス 2.46% | スイス 2.42% | 中国 1.95% | オランダ 1.93% | オランダ 2.05% | フランス 2.16% | オランダ 2.00% |
銘柄数 | 190 | 198 | 207 | 207 | 211 | 202 | 197 | 194 | 194 | 191 | 201 | 197 |
基準価額 | 14,695円 | 15,655円 | 16,073円 | 14,601円 | 15,534円 | 15,379円 | 14,775円 | 15,269円 | 15,314円 | 16,134円 | 15,201円 | 15,149円 |
ひふみワールドの開示されている組み入れ上位10か国から上位5か国を抜粋してみました。年初来の騰落率は-3.00%と下落。徐々にアメリカの比率が落ちてきて他国に分散しているのが一目でわかります。
ひふみワールドシリーズの詳細については以下の記事でまとめておりますので、是非読んでみてください。
2022年12月ひふみらいと運用報告 要約(まるごとひふみの参考になります)
債券トークテーマ:日銀 YCC 幅変更の影響は?
●ひふみグローバル債券マザーファンドについて報告
ひふみグローバル債券マザーファンド月次運用報告要約は以下のとおりです。
- 12月運用成績-1.49%
- 現金比率13.14%
- 日銀10年金利変動幅を0%±0.25%から±0.5%に変更。市場参加者はまったく予想していなかった
- 日銀が国債買い入れ増やした事の意味がよくわからない。市場の流動性の歪みを一層拡大させている
- 長短金利が他国みたいな金利上昇は恐らくないと考えている
- 米国インフレ率は下がってきた今後リスク資産には恐らくプラスにはたらくのではないか
奇しくもひふみアカデミー当日1/13に、日銀は史上最大級の5兆円国債買い入れ実施しました。金利を国がコントロールすることが必ずしも市場に良い影響を与えるわけではないという事ですね。
ごっ五兆円?国がそんなにお金があるなら少子化対策に使えばいいのに!
まあ私たち素人目線でそう思うよね。国がインフレ目標を達成出来ないから金利を上げない様に都度公開市場介入しています。国債を買入ると国債価格が上昇し逆に金利は下がるんだ。
次に12月の組み入れ上位10銘柄構成を見てみましょう。
今月は大きな変化は見受けられませんでした。
次に2022年のひふみライト(ひふみグローバル債券マザーファンド)の主な指標を月次レポートより抜粋し表にしてみました。単月で見るよりも表にする事で変化が分かります。
ひふらいと (ひふみグローバル債券マザーファンド) | 22年12月 | 22年11月 | 22年10月 | 22年9月 | 22年8月 | 22年7月 | 22年6月 | 22年5月 | 22年4月 | 22年3月 | 22年2月 | 22年1月 |
騰落率 (年初来-10.48%) | -1.86% | 1.07% | -0.74% | -3.62% | -1.35% | 1.91% | -2.43% | -0.67% | -1.99% | -0.37% | -1.35% | -1.96% |
現金比率 | 13.14% | 14.27% | 10.09% | 10.81% | 12.24% | 15.72% | 12.71% | 24.53% | 23.04% | 26.78% | 32.85% | 27.37% |
国債比率 | 49.19% | 50.56% | 50.57% | 50.75% | 50.82% | 48.39% | 48.11% | 47.84% | 47.76% | 47.08% | 54.84% | 58.22% |
住宅ローン担保証券比率 | 9.14% | 9.17% | 9.56% | 9.42% | 9.66% | 9.49% | 9.84% | 9.14% | 8.89% | 9.12% | 4.51% | 6.50% |
特殊債比率 | 2.81% | 2.78% | 2.93% | 2.90% | 2.76% | 2.69% | 5.46% | 5.03% | 7.76% | 7.43% | 6.94% | 5.40% |
社債比率 | 22.96% | 22.77% | 23.97% | 23.33% | 21.74% | 20.90% | 21.14% | 12.94% | 9.89% | 7.04% | 5.31% | 5.15% |
国際機関債比率 | 1.03% | 1.04% | 1.08% | 1.06% | 1.04% | 1.04% | 1.01% | 0.96% | 0.94% | 0.83% | 0.79% | 0.77% |
債券先物取引比率 | – | -2.36% | – | – | – | – | – | -2.16% | – | – | -6.06% | -3.40% |
地方債比率 | 1.72% | 1.78% | 1.79% | 1.74% | 1.74% | 1.77% | 1.72% | 1.72% | 1.71% | 1.72% | 0.83% | – |
資産別比率 海外債券/国内債券 | 63.94%/22.92% | 64.45%/23.64% | 66.57%/23.34% | 65.92%/23.27% | 64.59%/23.18% | 61.80%/22.48% | 67.09%/20.20% | 57.44%/20.19% | データ無し | データ無し | データ無し | データ無し |
銘柄数 | 34 | 34 | 34 | 35 | 35 | 34 | 38 | 33 | 31 | 27 | 27 | 27 |
基準価額 | 8,883円 | 9,051円 | 8,936円 | 8,977円 | 9,314円 | 9,441円 | 9,264円 | 9,495円 | 9,559円 | 9,753円 | 9,789円 | 9,923円 |
※種別比率・組入れ銘柄数はひふみグローバル債券より引用
※基準価格・騰落率はひふみらいとより引用
※ひふみらいとは、ひふみ投信マザーファンド・ひふみワールドファンドが各5%組み入れられております。
●ひふみらいと、まるごとひふみについて報告
- ひふみらいと:-1.86%
- まるごとひふみ15(株式15%):-1.98%
- まるごとひふみ50(株式50%):-3.03%
- まるごとひふみ100(株式100%):-4.56%
- 債券が多い商品は比較的推移グラフは緩やか
ひふみグローバル債券マザーファンドの運用成績を受けて、ひふみ投信とひふみワールドの成績が思わしくなかった分、株式比率が高い銘柄が下降しました。ひふみシリーズの各銘柄は、まるごとひふみも絡んでいるため各ファンドマネージャーや運用メンバー間の隔たりがありません。お互いのアイディアから銘柄選定する事もあるそうです。12月は債券チームと株式チームの連携で、銀行銘柄を大量購入していたそうです。
佐々木さん、福室さん、ナイスコンビネーション!
- ひふみ投信とらいとの連携 福室さんに佐々木さん相談し金利動くよ
- 株と債券の相関が急速に高まっている。たまに起こる事
- 金利はすべてのしさんの評価の土台になる。崩れると様々に影響
まるごとひふみシリーズについては以下の記事で詳しくまとめておりますので、是非読んでみてください。
債券市場は米国の金利上昇圧力に伴いつらい時期だけど、債券を持つ理由(値動きが少ない・株価と逆相反・暴落時のクッション材など)をもう一度よく考えてマイナス状況でもホールドしましょう。
Q&Aコーナー
ひふみ直販ユーザーから毎回多数の質問に対して運営メンバーが真摯に応えるコーナーです。気になった質問をいくつかピックアップします。
【質問1】レオス・キャピタルワークス2023年4月16日創業20周年
藤野さん:湯浅さんとは仲良くやってこれた。これからお客様の為になるいい資産運用会社にしたい。
戻る予定はなかったがしっかり運用を立て直して良い20周年を迎えたい
渡邉 さん:目論見書提示前には法律上一切禁止されています。
藤野さん:まだ決めていない。今あるファンドでも十分お客様へ価値提供できる。血気盛んなメンバーがいるからそれはいいことだ。その中からいい商品と思ったら出す。
20周年おめでとうございます!まだ一年ちょっとのお付き合いですが、私も今後もひふみを応援し、子供たちの未来のために自分ができる事を実践していきたいと思います。
【質問2】ファンドマネージャー交代の要因について
藤野さん:社長なので色んな事をしている。その中でファンドマネージャーをしていた。佐々木さんに任せたのだが渡した時期も悪かった。社内外から批判があった。一度助手席についてもらい気持ちよく行けるところまで一緒に来てもらったところでバトンタッチしたい。
藤野さん:率直に話しをするとファンドマネージャーの教育方針は明確で、「あまり教えないという方針」自分のコピーを作っても自分を超えられないから。実際に引き継いでみて思ったがもう少し教えられたのではないか。例えばエゴサーチしないとか。ある人から他社に勝てればいいんじゃないと言われた。そりゃそうだなと思った。自分の頭の中にある事を吐き出してみようと思った。
私も「人の力」も信じていますが、インデックスや指数も信じていますよ。合理的な判断と人間性、どちらも資産形成には重要なファクターです。
【質問3】債券について教えて福室さん
福室さん:米国金利上昇しているのでおっしゃってる事は極めて全う。問題は円ベースのファンドなので為替リスク。為替ヘッジのファンドなのでヘッジコストはめちゃくちゃ高いので中々そうとも言い切れない。日本40年国債は2%であれば悪くない。
福室さん:為替ヘッジ付の債券ファンドとしてはかなりリスクは取っている。
渡邉 さん:運用報告書ではヘッジ比率97.11%でほぼフルヘッジ。円建てで見た場合の安定した値動きを目指している。
私も米国長期国債ETFを購入しているのですが、これから国債価格上がるのではと思って購入したいのですが、まずは円安でドル転する時にドルが多く買えない。ドル転の手数料もかかる。もし、ドルから円になった時に円高に振れたら国債価格上昇以上に損をするんじゃないと思い、思考がぐるぐるしてしまいました。為替ヘッジはこんな気持ちにならないための保険なんです。ただし費用はかかりますが。
為替ヘッジについては福室先生が詳しく解説してますので以下のリンク順番にご覧ください。私も勉強します!
→為替ヘッジって何ですか? 【教えて!福室先生 #4】
→為替ヘッジって何をするんですか? 【教えて!福室先生 #5】
【質問4】最近お金を使って良かったと思える物やサービスは?
高橋さん:自宅の仕事用で4Kモニター4台購入した。高額なMACブックと6万円のDOCが必要かつ相性があるが上手くいった。
ウエイさん:お金を使う前にすごく考えてしまう。基本無駄遣いをしない。20万円のロボット掃除機を買って時間を節約。自己投資か子供の教育費か時間の節約をメインに使っている。
シャンシャンさんすごい倹約家ですね。インフレに備えた自分と子供への教育自己投資の種まきをするなんてザ・投資家ですね。
お知らせ
つみたてキャラバン・全国順次開催中!1月予定
ひふみ運用メンバーや営業部の方々が直接あなたの街を訪れて「投資」の大切さ、「つみたて」の大切さを直に伝えるイベントが開催されます。私も近隣の件で応募してみました。ここで伝える内容は、投資信託「ひふみ」シリーズを購入してください!何ていう内容ではありません。先にも述べたように「投資」の大切さ・面白さ、「つみたて」の大切さを伝えるキャラバンです。以下のホームページセミナーサイトの各県申し込みリンクより申し込み可能です。各県により違うそうですが先着順もしくは抽選になるそうです。
てのひらひふみ【ひふみ投信直販口座管理アプリ】
2022年11月30日に投資信託「ひふみ」シリーズ直販専用アプリがリリースしました。どなたでも気軽にアクセス管理できるようになりました。詳細記事をアップしましたので参考にしてみてください。
ひふみ投信の無料の口座開設はこちらから
口座開設方法が分からないという方はこちらをご覧ください。
ひふみアニュアルミーティング2022アーカイブ動画
投資信託「ひふみ」シリーズの一年間の振り返り報告会です。購入している全ての方々、これから購入を検討しようと思っている方々にとても関係のある重要な会合です。今年は私もリアル会場に参加し、運用メンバーの熱量を感じてきました。同じくひふみが大好きな方や謎の老人も登場する面白く読める記事にまとめています。時間が無い方に向けて5時間以上にも渡る報告会の要点を凝縮してお届けしますので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
我が家の投資信託「ひふみ」シリーズ2022年12月度運用実績
続きまして我が家の2022年投資信託「ひふみ」シリーズの2022年12月の運用実績は以下の様になりました。
- 全体の評価損益率-5.027%
- ひふみ投信-4.32%
- ひふみワールド-5.90%
- ひふみらいと-7.47%
運用開始1年4ヶ月経過しました。2022年は-5.027%で締めくくりました。一年間「狼狽売り」の気配も全くなくやってこれた要因として、私の中で2つのポイントがあります。
- ひふみを通じて日本や世界の良い会社に投資し市場にお金を循環させる事で社会に貢献できていると思える
- 顔の見える運用で良い時も悪い時も本音で受益者と対面している
リスクを取る事で初めてリターンを得る事が出来ます。私自身、適正なリスクを常に考え子育て世代の資産形成に取り組んでいます。
我が家のひふみシリーズ全体12月度運用実績
次に銘柄別運用推移を見てみましょう。
運用比率は2023年も今後しばらく今の比率で継続していきます。運用比率はひふみ投信約70%、ひふみワールド約20%、ひふみらいと10%の比率で運用していきます。
我が家のひふみ投信12月度運用実績
ひふみ投信の12月までの損益率は-4.32%でした。2022年3月から毎月10,000円に設定して投資する方針を固め、スポットで追加投資するスタイルにしました。12月は定期積立10,000円の他にボーナスから10,000円追加投資しました。
我が家のひふみワールド12月度運用実績
ひふみワールドは今年の1月からスタートしました。初月はある程度資金を入れ、その後は定期積立に切替て、3,500円で運用しています。11月までの損益率は0.39%でした。
我が家のひふみらいと12月度運用実績
2022年1月に新たにひふみらいとも運用開始しました。ひふみ投信、ひふみワールドより小額ですが、安定した長期運用を目指すのであれば、債券・国際への投資は必要と思い、運用開始しました。3月からは債券、国際、通貨へも分散投資する意味で1500円積立設定に変更しました。11月利上げ鈍化の発言は出たとは言えまだまだ相変わらず債券市場は低調です。損益率は-5.96%となりました。37年分のデータを見ても22年度の債券市場は異常事態みたいなので仕方がないですよね。
iDeCoで「ひふみ年金」「ひふみワールド年金」運用始めます
1月からはiDeCoでひふみ年金、ひふみワールド年金も始める予定です。2銘柄共に、直販や証券会社で運用するよりも信託報酬は割安に設定されています。
信託報酬は直販の信託報酬(資産形成応援団を除く)よりも低いです。所得税控除、受け取り時控除の税制優遇を教授できる方であれば検討の余地はあります。投資信託「ひふみ」シリーズをiDeCoで運用するのであればSBI証券がおすすめです。
- 口座開設手数料無料
- 運営管理手数料無料
- 多彩な商品ラインナップ
アクティブファンドは信託報酬が高いところが利用者に最初に敬遠されがちですが、税制優遇される枠で運用するのであればむしろ期待リターンが高い銘柄を選定したほうが有利になります。
以下の大江英樹さんのコラムがとても参考になりますのでよかったら参考にしてみてください。商品をどこで運用するかを決めることを、アセット・ロケーションと言うそうです。
我が家の資産に対しての投資信託ひふみシリーズの運用比率や他の投資について知りたい方は以下の記事を是非ご覧ください。
まとめ:2023年相場は決して容易ではないが藤野さん復帰と藤野さんの思考を運用メンバーに共有しつつ一致団結して挑む模様
ひふみアカデミーの超々要約「2022年12月の月次運用報告より」
- ひふみ投信:
日本の大企業も経営者を中心に良い企業に変化しようとしている。ひふみも超大型株を無視せず積極的に調査し勝ち残る企業を組み入れていく。
- ひふみワールド:
為替は読めない。だからひふみ投信もワールドも持っておく事が大切。為替で利益出すラグジュアリー・自動車企業にも投資している。
- ひふみらいと:
ひふみらいとはヘッジコスト有りのファンドとしてはリスクを取っている方。米国金利上昇してるからと言って為替コストの関係から無理は出来ない。
2022年12月は税制改正大綱の発表で新NISAの全容が見えてきた点や、黒田バズーカーなどまだまだ話題の尽きない市場になり、2023年も波乱の幕開けになりそうですが。
自身の投資哲学や運用方針を今一度しっかりと見つめて長期的な運用と未来への投資をしていきましょう。それではまた、来月の報告会でお会いしましょう。
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2022年11月の運用情報は以下の記事をご覧ください。
我が家の家計簿・投資実績・資産も公開しています。子育て世代の資産形成を試行錯誤しながら取り組んでいる過程を発信しています。失敗した内容も記事にしていますので参考になれば幸いです。
3年間の資産形成で得た役立つアイテムやサービスやアプリをまとめました。以下の記事からご覧ください。
※本記事は、特定の銘柄や投資方法を推奨するものではございません。くれぐれも投資は自己責任・自己判断でおねがいいたします。