【ひふみシリーズ購入者必見!】ひふみアニュアルミーティング2022で感じた未来に繋がる4つのポイント
ひふみプラスやひふみワールドを銀行員さんにおすすめされて商品を購入したけど、2022年は成績が悪くずっとマイナスでとても心配。解約しようか悩んでます。
投資信託「ひふみ」シリーズを購入している全ての方々、これから購入を検討しようと思っている方々にとても関係のある重要な会合でした。時間が無い方に向けて5時間以上にも渡る報告会の要点を凝縮してお届けしますので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
初めての方もいらっしゃると思いますので簡単に自己紹介。ごつこさん(@gotukosan)と申します。投資信託「ひふみ」シリーズの運用理念に感銘を受け、口座開設と応援ブログを立ち上げました。
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最初にこの記事で一番お伝えしたことは以下の4点です。
- 藤野さんがマーケットに血圧5上昇くらい介入する予定
- 優秀な若い芽が躍動し育つ環境がひふみにはある
- 藤野さんが佐々木さんに自身の着ぐるみの子供Lv1を贈呈した
- ひふみワールドチームはなんかイイ感じで今後もビックリ!を与えてくれそう
ひふみの今後を左右する未来に繋がる4つのポイント
- 藤野さんがマーケットに血圧5上昇くらい介入する予定
- 優秀な若い芽が躍動し育つ環境がひふみにはある
- 藤野さんが佐々木さんに自身の着ぐるみの子供Lv1を贈呈した
- ひふみワールドチームはなんかイイ感じで今後も驚きを与えてくれそう
正直いって、1年間の結果については過去の事なのであまりくよくよ考えていても意味が無いと思っており、過去の1年間どのように運用してきて成功や失敗があったかの事実を踏まえて、未来に向けて何を今後の「ひふみ」は行動していくかがとても重要です。
今回の報告会ではそのアンサーがふんだんに散りばめられておりました。特に重要だなと思った点をポイント絞って最初に報告します。
藤野さんがマーケットに血圧5上昇くらい介入する予定
一つ目のポイントは藤野さんのマーケット介入宣言です。藤野さんはひふみ投信の運用責任者を2022年4月に佐々木さんにバトンタッチしてから、血圧が上下共に10くらい下がったそうです。それだけストレスがかかる立場職業という事ですね。
バトンを受けた佐々木さんはというと、たったの8カ月間で逆に血圧20くらい上がりメンタル的にかなりやられていたのではないでしょうか。今回のリアル会場の一番最前列で報告会で感じた印象でした。
報告会では藤野さんは運用責任者を変わってからひふみ投信に関してはほとんど介入もせず助言もしなかったそうです。なぜなら、もし助言をしてしまったら、藤野さんの思考をコピーした劣化版藤野さんになり、本体を超えることが出来ないからだと。そして、藤野さん自身も人から助言されるのを嫌っていたからだそうです。
私はこの一年間、毎月の動画配信での運用報告会へ参加しており、確かに報告会でも一度もひふみ投信のパートで発言する事はありませんでした。
そんな思いで佐々木さんを見守っていた藤野さんですが、今後近いうちに、血圧5上昇するくらいマーケットに介入する予定だそうです。
一度決めた事の思考や対応を柔軟に変えるって中々出来る事ではないと思います。やはり佐々木さんに対して運用額が5億円の時代から苦楽を共にしてきた仲であり、7000億円規模の運用をこなせるファンドマネージャーが他に居ない事から何とか立て直しを図りたいとの思いがあったのではないでしょうか。
優秀な若い芽が躍動し育つ環境がひふみにはある
二つ目のポイントは若い運用メンバーの生き生きとした報告とロジカル且つ最先端技術を取り入れた調査方法に超絶優秀さを感じたこと。先輩運用メンバーの渡邊さんとチームを形成し様々な取り組みを通じて良い関係を築けており、ひふみには優秀な若い芽をすくすくと伸ばす土壌があるのだと感じました。
- 株式戦略部 森山 治紀さん
- ITに詳しくデータ分析に強い(オルタナティブデータ活用)。クオンツ分析とは違った定性的なビッグデータ(SNS・POSデータ等)から推奨銘柄を発掘したいと語っていました。
- 株式戦略部 松本 凌佳さん
- 企業調査を足で稼ぎコミュ力抜群の松本さん。取材していない銘柄を探そうと決意し森山さんのデータ分析結果から割り出された地方の企業に訪問し、力のある会社と感じて社長のオーラにビビったそうです。
- 債券戦略部 本間 雄輝さん
- 絶対債券戦略部がいい!と進言した芯が強い方で、とにかく債券大好き。今回の報告会でもひふみらいと運用メンバーとしてしっかりとした発言をされていたのがとても印象的でした。
- 株式戦略部 内藤誠さん
- データ分析を活用しながら株式のアナリストとして活躍。インバウンド銘柄が今非常におもしろい!インバウンドで稼いだキャッシュをどこに使うかが持っている企業が伸びると予測します!と熱く語ってくれました。関西の鉄道会社がe-sportsに投資している。
これからの30年を担う若い優秀な力がひふみに集まってきています。良い会社には良い人財があつまる良い例ですね。
藤野さんが佐々木さんに自身の着ぐるみの子供Lv1を贈呈した
佐々木さんの8ヵ月間の苦悩は想像に難くないです。マーケットが悪かった面もありますがカリスマ的存在の藤野さんが運用に介入しなくなった事は予想以上にストレスがあったのでしょう。
そんな佐々木さんに対して、藤野さんは「投資哲学対談」で以下の様なエピソードを話てくれました。
Timeeの小川 嶺(おがわ りょう)さんという若手の凄腕経営者でリクルート創業者の江副浩正さん二世との呼び声が高い方が、Timeeの社員が不祥事を起こし心を病んでいるときに、小川さんのメンターであるがABEMAの藤田晋さん。藤田さんは「そうか。じゃあ僕のフクロウを渡そう」と言ったそうです。
藤田さんの肩にはいつもフクロウがいるそうで、いつも対話していたそうです。起業当時のフクロウはレベル1で、質問するといつもとんちんかんな答えが返ってきたそうです。今ではレベル999になっているそうです。
一方の藤野さんは、普段の仕事で見えている外見は着ぐるみだと思って行動しているそうです。夜家に帰って風呂に入る前に着ぐるみを脱いでハンガーにかけると中からは細マッチョの男性の姿になるそうです。そして着ぐるみと対話する。
なので、夜はすぐに眠りにつけるそうです。藤野さんの着ぐるみレベル1を佐々木さんに渡すと話していました。
自分を客観視するという意味で物事を冷静に考えられそうですね。わたしが資産形成のブログを始めた理由も少し似た所があります。記事を書いていると客観視できるんですよね。佐々木さんは同年代。めちゃくちゃ応援していますし私もレベル1のごつこさんをレベル999にできる様にブログ頑張ります!
ひふみワールドチームはなんかイイ感じで今後もビックリ!を与えてくれそう
ひふみワールドのコンセプトは「世界にあふれるビックリ!をみつけにいこう」です。
ひふみワールド運用責任者湯浅さん率いるチームみどりは報告会でもとても生き生きしており、3人のファンドマネージャーの息もぴったりでした。
2022年はとにかく必死で守ったと湯浅さんはお話していました。その中でも海外のテック企業だけが良い企業で成長する企業じゃないんだと言わんばかりに、アメリカのチョコレートメーカーや農機具メーカーを紹介していました。
詳しくはひふみワールド報告の項目で紹介します。
信託報酬は1.628%(税込)と、ちょっとお高いですが世界のびっくりを届けてもらえるなら投資する価値はあります。
ひふみアニュアルミーティング2022年とは?
ところで、ひふみアニュアルミーティング2022年って何?
ひふみアニュアルミーティング2022年は、年に一度一年間の運用報告を受益者にリアル会場で報告する会の事です。昨年と2年前はコロナ禍ということもあり、動画配信での開催だったため、リアルでの開催は3年振りだそうです。
当日のプログラム
ひふみアニュアルミーティング2022のプログラムは以下のとおりです。私は12:00開場にもかかわらず、気持ちが高ぶってしまい11:00に到着してしまいました。そのおかげでとても良いことがあったのですが、後ほどの項目で記述します。
- 12:00 開場
- 12:25~12:30 オープニング
- 12:30~12:55 ひふみ投信、ひふみプラス 報告
登壇者:佐々木靖人・韋珊珊 - 12:55~13:20 ひふみワールド、ひふみワールド+ 運用報告
登壇者:湯浅光裕・高橋亮・八尾尚志 - 13:20~13:45 ひふみらいと、まるごとひふみ(15/50/100) 運用報告
登壇者:福室光生・岡田泰輔・千葉俊信・本間雄揮 - 14:00~15:30 Q&A
- 15:30~16:30 新旧ファンドマネージャー対談「藤野英人と佐々木靖人の投資哲学
登壇者:藤野英人・佐々木靖人
●二人の出会い
●ひふみ投信を創った時
●8ヵ月間の振り返り
●調子の良い時・悪い時
●ロスジェネ世代
●作りたい未来
約5時間近くの長丁場でしたがやはり興味のある事は全然眠くもなりませんし、ずっと話を聞いていても飽きませんでした。
藤野英人さんオープニング挨拶
オープニングの挨拶は最高投資責任者藤野英人さんです。会場に駆けつけている受益者の方々は終始落ち着いた雰囲気の方々ばかりでした。野次を飛ばすような人も居ず、穏やかな感じでスタートしました。
藤野さんのオープニングスピーチの要点は以下の通りです。
- 3年ぶりのリアルな説明会を開くことができ嬉しく思う
- 会社設立の2003年やひふみ投信立上げ時は最悪な時期だから始めない方が良いと言われた
- やめろと言われた時にスタートする事は結果的に最高の時期と確信している
- 今年はマーケットも悪く主力のひふみ投信の成績が振るわなくご迷惑をかけた
- 改善する力、意思を答える準備をしてきた
- 過去には投資出来ない、これからの私たちの未来をお伝えしたい
- 私たちの考えを皆さんと共有しまだファンドに預けてもいいと思てもらえる様にしたい
- 色々な施行でプラスの刺激を与えたい
各商品の運用報告要約
各商品の説明について要約していきます。
ひふみ投信、ひふみプラス 報告
初めに、ひふみ投信ファンドマネージャー佐々木さんの描くひふみ投信のビジョン・チームワークについて知ってください。
- 失われた30年とよく言われるが次の30年は何かを得た30年にしたい
- 企業との対話やチーム同士の対話が上手なチームにしていきたい
動画の最後に熱い想いを語られておりましたが、藤野さんとの対談の回でも同様のお話をされています。苦しい時こそ前を向いて運用して欲しいですね。
一年間のひふみ投信、ひふみプラスの運用成績は以下のとおりです。
- ひふみ投信‐18.28%
- ひふみプラス-18.11%
- TOPIX-7.13%
※2021/10/01-2022/09/30
佐々木さんは、2021年4月にひふみ投信の運用責任者を引き継ぎました。ひふみ投信を10年近く運用してきた佐々木さんでもやはり責任者となった時の微妙な葛藤があったみたいです。守りながら攻めるひふみの戦略で、少し守りに入りすぎたのかもしれません。
- 去年の夏ぐらいから大型株の割安株が強くなりひふみとは真逆の波になった
- 新興市場の落ち込みが2021年9月~2022年3月にかけて大きかった
- 海外株は利上げの影響で比率をグッと下げた
お客様にドキドキさせない守りの姿勢が悪い方向にいってしまったみたいね。
藤野さんは運用責任者を交代してからほぼ運用に対して助言する事は無かったそうです。足元では、しっかりと成長企業へも投資しているので、来年の伸びに期待ですね。
ひふみ投信・ひふみプラスについてもう少し詳しく知りたいという方は以下の記事をご覧ください。
ひふみワールド、ひふみワールド+ 運用報告
一年間のひふみワールド、ひふみワールド+の運用成績は以下のとおりです。
- ひふみワールド ‐8.58%
- ひふみワールド+ -8.61%
※2021/10/01-2022/09/30
足元の10月末にはプラスに転じているそうです。以下湯浅さんのお話です。
- 1年間皆さんのおかげで苦しい局面を乗り越えつつあり感謝します
- 金利、インフレ懸念への対応していたがDXへの期待値を高くしてしまった反動
- 今年1年は何とか生き残ろうと守る運用に相当時間をかけた
- 「こういうこともあらぁな。」と皆さんが考えていただき保有し続けてくれた
「こういうこともあらぁな。」と思って保持していましたよ。戦争・金利・インフレ懸念で2022年は2021年の上昇相場とは真逆の相場でしたからね。
- 銘柄数は38増やした
- イケイケのポートフォリオから景気後退に備えた銘柄を入れつつ攻め
- 人で不足は今後も続くので企業活動の効率化によるDX銘柄の成長は確信している
- 通常景気後退時には資本材はアンダーウエイトするがひふみの銘柄はオーバーウエイトしている
上位銘柄に組み込まれているDEERE&COはまさにひふみが世界のびっくりを探しに行って発見した企業です。
素晴らしく右肩上がりですね。Deere & Companyは世界一の農機具メーカーで機械学習(AI)と農機を組み合わせて事業展開しています。
日本で例えるとクボタやヤンマーみたいな会社かな?
ひふみワールドについてもう少し詳しく知りたいという方は以下の記事をご覧ください。
ひふみらいと、まるごとひふみ(15/50/100) 運用報告
一年間のひふみらいと、まるごとひふみ(15/50/100)の運用成績は以下のとおりです。
- ひふみらいと ‐11.35%
- まるごとひふみ15 -11.56%
- まるごとひふみ50 -12.64%
- まるごとひふみ100 -14.48%
※2021/10/01-2022/09/30
ひふみらいと、まるごとひふみシリーズは誕生してまだ1年強の出来立てファンドです。
以下岡田さんのお話です。
- 債券版リーマンショックみたいなもの。忘れがたい一年になった
- 巻き返しに期待してもらいたい
- 株と債券は逆相関じゃなかったのか?に対しては例外もあります。
「株と債券は逆相関」そうなんです。これ理解するのに本当に苦しみます。金利・インフレが絡んでくると単純な話ではなくなる事を理解できた一年だったので本当に勉強になった一年でした。良くも悪くもパウエル議長の掌の上だった気がします。
福室さんのお話。
- どの債権を持っていても今年は下落した
- 逆にここからの展開は明るい
- 今後爆進度が高い状態なので社債の比率を上げた。
福室さんは月次報告会でも一貫して債券市場は近い将来明るい兆しに回復するだろうとお話していました。
むしろ設定年で史上まれにみる債券市場の下げ相場はもはや上がるしかないのでチャンスと思っています。私もひふみらいととは別で米国の長期国債ETFを購入しています。設定来からのチャートでもほぼ最低水準の年でした。円安でなければもっと買い迎えていました。
若手気鋭の天才債券アナリスト本間さんがインフレの推移と現状を説明しました。
- エネルギー・物品・材はインフレ収まりつつある
- サービスと住居はインフレが続いている
- は労働不足と賃金とサービス価格が連動しスパイラルの様にインフレ上昇する
- 日本のインフレは物の価格がメイン。サービス価格は値上がり実感ない。賃金が上がらない要因はサービス価格が上がらないのが要因
天才と言われて紹介されても淡々と説明する胆力はもはや若手には見えません。自信が体からあふれ出ています。
Q&A
Q&Aコーナーは思っていた以上に長くしっかりと運用メンバーは真摯に時にはユーモアを交えながら返答していました。運用メンバーファンドマネージャー含め、アナリスト、エコノミストが勢ぞろいしました。いくつかピックアップします。
【質問1】ひふみ投信成績不振について
【質問2】14期の報告書を読んで
成績が悪いとファンドマネージャーは針の筵(むしろ)ですね。私は佐々木さんを長期的に応援したい派ですがアクティブファンドがゆえにマーケットが落ち込んでも成績を出さなければならない。しかし良い会社が必ずしもすぐに結果に結びつくとは限らない。難しい選択です。。ひとつ疑問ですが、上場したら株主やステークフォルダーからの圧力、四半期毎の報告等があり締め付けや圧力が益々強くなる気がして、短期的な成績を求められることでひふみの運用メンバーがすぐに首になるなんてことが無いかがとても心配です。
【質問3】運用メンバーが良く見る経済指標はありますか?
PMIは主に製造業の購買担当者への調査で得られたデータの事です。製造業は国のGDPに大きくかかわってくるから重要な指標として位置づけられているんですね。日本では日銀が四半期ごとに実施している「短観(全国企業短期経済観測調査)」が有名ですね。幅広い業種への調査による統計データなので信用度は高いです。
湯浅さんって面白いひとだね。いつも想像の斜め上を行く回答が飛び出します。天邪鬼や人と違う考えを持つ人って投資に向いてるのかもしれませんね
【質問4】ひふみワールドで中国株の投資について
私の隣に座っている後ほど紹介する先輩投資家ヒロキ(@hiroki_capital)さんからの質問でした。
利益成績と倫理観のバランスはとても難しい所ですね。社長と副社長のお話は熱かったです。
【質問5】最近の藤野さんは覇気を感じられない件
最後の質問、えぐかったです。しかし藤野さんの本音を聞き出せた質問でした。
ポイント4で記述した質問の本題です。
新旧ファンドマネージャー対談「藤野英人と佐々木靖人の投資哲学
新旧ファンドマネージャーお二方のお話をじっくりと聞けるパートになります。対談のお題は以下の5つです。
- 2人の出会い
- ひふみ投信を創った時
- 8カ月間の振り返り
- 調子の良い時と調子の悪い時
- ロスジェネ世代
- 作りたい未来
2人の出会い、ひふみ投信を創った時
お二人の出会いは結構色々なところでお話しているので分かる人はいると思います。
- 2009年TwitterのDMで藤野さんが誘った
- 藤野さんは佐々木さんのツートを以前から見ていた
- ポジティブかつ鋭い視点があり注目していた
- 佐々木さんは投資が好きだった
- ひふみ投信4億円当時はド貧乏でも佐々木さんは来てくれた
- 4億円から7000億円の過程を一緒にやってきたからこそ運用責任者の座を譲った
藤野さんはランダムにTwitterユーザーをフォローし定点観測しているそうですよ。貴方も「運用してー!」って鋭いツイートするとお誘いが来るかもしれませんね。
8カ月間の振り返り
本音で話そう。
佐々木さんのお話。
- これからもっと悪くなる・良くなる気持ちのせめぎあい
- ちょっとだけ守りの意識が強くなった
- マーケットが激動の時に攻めようと思った時にすがる先が無かった
- 個別で当たっている会社はあったので光はある
- 藤野さんにもう少し相談した方が良かった
藤野さんのお話。
- ファンドマネージャーは業界的にパワハラ体質の人が多いが私は大嫌いだった。
- 自分カラーに染めたくなかた。劣化版藤野さんにしたくなかった。
- 佐々木さんのカラーを出してもらいたかった
- 3,000億円以上の運用経験者は数少ない
- 思考のコピーの関与度を上げていきたい
まとめると、藤野さんはひふみ投信規模のファンドを運用できる人は限られている、佐々木さんは4億円時代から一緒にやってきた。一度は助言せずにやってみたけど今後は思考を伝授していくという事でしょう。
代々秘伝のレシピを受け継いでいく料理屋みたいでいいんじゃないかしら。長く企業を存続させるためには事業継承は最重要課題ですからね。
調子の良い時と調子の悪い時
ずっと調子悪かったね。良い時もつくろうね。
佐々木さんのお話。
- 運用は運を用いる。良い時は周りのおかげ、悪い時は自分の責任と考えているが
- 追い込まれると人のせいにしてしまいがち
- メンタルを保てるのはメンバーの頑張りがあったから
- 藤野さんは外部に原因を求めている部分があると指摘された
藤野さんの良い時悪い時はどうしているのでしょうか。
藤野さんのお話。
- 多分、僕は何かが壊れている所がある
- 眠れないことがない
- 明日会社が放棄することになっても後悔や失敗はゼロではないが寝ればリセットできる力が自分の強さ
なぜそのようなストレスに強いメンタルになれるのでしょうか。その秘訣は、二つあるそうです。
- とりあえず考えてもしょうがないから寝よう。明日考えればいいか。
- 皆さんが見ている私は着ぐるみだと思って活動している。お風呂入ってるときに脱いで、「お前苦労しているな、僕関係ないもん」と語りかけているそうです。いかに自分の事を他人事だと感じるか。
良い話があります。
タイミーの小川亮さん若手の凄腕経営者、江副ひろまささん二世のメンターがABEMAの藤田晋さん。タイミーの社員が不祥事を起こし心を病んでいるときに、藤田さんは「そうか。じゃあ僕のフクロウを渡そう」と言ったそうです。
藤田さんはいつも肩にフクロウがいるそうでいつも対話していたそうです。企業当時はとんちんかんなことを答えていたそうです。今ではレベル999だそうです。
この話はめちゃくちゃ刺さりました。
ロスジェネ世代
- 「ロスジェネ世代」とはロスト・ジェネレーションの略
- バブル崩壊後から約10年間の期間に就職活動をした人たちのこと。
1970年~1982年頃に生まれた世代
就職氷河期
失われた20年
上がらない賃金
佐々木さんも私もドンピシャロスジェネ世代なんで、佐々木さんは希望の星です。藤野さんの奥さんもロスジェネ世代だそうです。
完全にロスジェネ世代って「私たち悲惨な時代に生まれてしまった」というイメージ。
佐々木さんの話。
- 海外留学から帰ってきて第二新卒扱いになり就職活動に苦労した
- 自分で考えて行動するしかないと決意
- 最初の会社は感銘した本の著者の会社にメールで依頼し就職決まった
- つらい経験から自分の根底には社会に対する「ちくしょう」精神がある
- こんな世の中を良くしてやろうという気持ちが同居している
- 失われた何十年で主語が無く損してきたうえ今後もくらい時代
- しかし、この中で生み出された良い会社もあるので僕らはそこにBETする
藤野さんの話。
- 僕の奥さんもロスジェネ世代なので話をした。
- 私聞いたことない。佐々木さんが暗いだけなんじゃないの?と一蹴。
- 人によって完成は違う、ネガティブな考えはやめましょう!
藤野さんの奥様おもしろいですね♪私もロスジェネ世代という言葉を初めてしりました。就職氷河期ではありましたが過去は過去。切り替えてこれからを良くしていきたいですね。
作りたい未来
佐々木さんのお話。
- メディアを見るとしんどい。値上げが悪い論調。ちがうちがうと突っ込む
- やらなきゃいけないことをやっている人を評価応援したいと思っている
- 地味で地道にやっている会社に投じる事で社会を循環させたい
- 若い世代の話も真面目に聞き
藤野さんの話。
- ロスジェネ世代の考えはやめようね。
- 意図的に若い世代としか付き合わない。理由は明るいから
- ロスジェネ世代より上の人たちは「失われた20年30年」ではなく自分たちで作ってしまった「失った20年30年」なのだから。失ったのは僕たちなんだよ
- 藤井壮太さんはすごい。人格・視野の広さ・言葉の豊富さがすごい
- 若い世代は前向きで明るく未来志向
- そういう人たちと投資を再構築していけばお客様にも再度喜んでもらえるひふみが戻ってくる。被害者意識を捨ててみんなで未来を創っていく方向に行く必要がある
総じて佐々木さんはすごく真面目で誠実で熱い想いがある方だと思いました。今後もメンバーと力を合わせて明るい日本の未来を創る中心を担ってください。微力ながら応援します。
ひふみアニュアルミーティング2022年で得られた副産物
今回のひふみアニュアルミーティング2022年報告会リアル参加の一番の目的は、運用メンバーとリアルで対面し生の声で熱量を感じ取り、今後の投資活動に生かすことでした。
一番の目的と同等か、それ以上の出来事を得る事が出来ましたので
会場受付時間に1時間前に到着してしまった事で得られた良かった事
投資家の方に話しかけてみました
運用会社のリアルな報告会への参加が初めてな私は、思いのほか会場に早くに着いてしまったため、私の次に早く会場入りした、ご老人の方に話かけてみました。一言付け加えておくと私はとても人見知りで基本的に私から話しかける事は滅多にありません。
早く会場についてしまいましたね。今日は楽しみですね。
ひふみは今は辛抱の時期だ。日本の経済の先行きは悪くない。産業の中心を抑えている。次世代半導体の上流部分を抑えている。
ひふみの投資歴は長いんですか?
ああ、もう十年ちかい。貴方もその若さでひふみに投資しているとは見る目があるね。今の若者は短期的に儲けようとして大体負ける。ひふみの社員は誰に聞いても自社の事をこたえられる。どこぞの証券会社の社員ではこうはいかん。
いや、そんなに若くはないんですがね。
(・・・しかし、半導体の話は、おおぶねファンドマネージャー奥野一成さんと同じようなことを言っているぞ。只物ではない雰囲気。)
私も昔は余剰資金だったが1億円損した経験がある。まあ、このまま長期で継続運用していきなさい。
ありがとうございます。今後も運用継続頑張ります!
と言った会話でした。毎回報告会には来るそうで、とても落ち着いた雰囲気で、達観した視点を持った方でした。話かけてみて良かったです。
藤野英人さんと対面でき、書籍にサインと写真撮影までも
その後会場内に設置されていたひふみ年表のパネルを見ていた所、スタッフの方が声をかけてくれて、藤野さんを呼んでくれました。恐れ多すぎて思わず、「いや、いいです。」とつい言ってしまいました。
それでも藤野さんを呼んで下さいました。圧倒的なオーラを纏いながらも、「やぁやぁ」といった感じでご本人登場。
気さくにお話していただき、名刺交換、写真撮影、藤野さんの書籍「投資家がお金よりも大切にしていること」にサインまでいただきました。数分の短い間でしたがとても良い思い出になりました。藤野さん、スタッフの皆さんありがとうございました。
行動することで得られた新たな出会い
投資信託「ひふみ」シリーズの運用責任者藤野英人さんに出会い、投資家みたいな人生を送りたいとの思いから少しずつ行動を起こしてきました。
正直言って、田舎住まいで東京まで運用報告会に行くなんて、運用益以上の赤字な訳で、特にリアル開催とオンライン開催の2つが用意されているのでオンラインでいいじゃんと誰もが思うところでしょう。
ざっくり、交通費・宿泊費・滞在中の飲食費・お土産代4万円程度かかっていますが、意思を持ったお金の使い道、お金以上に得た価値あるものを探せた旅になりました。
ひふみ投信応援投資家の大先輩ヒロキ@hiroki_capitalさんと初対面
ひふみ投信初期の2013年から2022年までずっとひふみ投信LOVEでひふみ投信に投資続けていた先輩投資家ヒロキ(@hiroki_capital)さんと今回リアル報告会でお会いすることができました。
ヒロキ(@hiroki_capital)さんとは、私がひふみ投信についてTwitter呟いていた時に、気付いて頂き絡んで頂いていた仲です。
ブログのURLはhttp://blog.livedoor.jp/hihumilove/
ひふみ投信大好きがあふれ出ています。ひふみ投信だけではなく、個別株も運用し、運用資産額もかなり大きいヒロキ(@hiroki_capital)さんですが、かなりの量の投資書籍を購読していたり、財務諸表もしっかりと分析できる素晴らしい投資家です。以下のブログを読むと過去の膨大な記事から投資家としての凄さが伝わってきます。
そんな凄腕投資家なのであれば、ひふみ投信に投資するのではなくなんで自身で銘柄選択して運用しないんだろう?当然個別株式は運用していますが大半にひふみ投信にBETするのはセオリー的に見てもリスクが高いのではないかと私は思いました。
その答えは2015/03/04【分散投資なんて小鳥ちゃんのすることだ‐書評‐バフェットとソロス 勝利の投資学‐】の記事に書いてありました。(間違っていたらゴメンナサイ)
我々凡人にとってはそのようなチャンスが訪れることはないのかもしれない。しかしそんな私でも分散していないものがある。それは投資信託。いくつかの投資信託のブログを拝見したところ、投資信託を複数持って分散している方が多いことに驚いた。むしろ1つしか買ってないのは少数派ではないか?ひふみ投信以外にも素晴らしい投信があるのは分かるのだが、やっぱりひふみ投信の哲学、運用者、スタッフの方々が好きなので投資信託は分散せずにひふみ投信1本で続けたいと思う。
「一つの投信に資産の大半を投資するのは怖くなかったかとよく聞かれますが、全然怖くありませんでした」
引用元:分散投資なんて小鳥ちゃんのすることだ‐書評‐バフェットとソロス 勝利の投資学‐
とBNFみたいに言ってみる
私は石橋を叩いて確認して渡らないとてもビビりな性格なので投資信託は王道のインデックスファンドを軸にひふみ投信の運用を始めたのでそこまでリスクテイクにはなれませんが、「やっぱりひふみ投信の哲学、運用者、スタッフの方々が好き」この部分は非常に共感が持てますし、私がひふみ投信に投資しようと決めた理由でもありました。
そんなひふみ投信愛溢れるヒロキ(@hiroki_capital)さんのお話を聞きながらリアル報告会を聞けるなんてとても光栄で楽しいひと時でした。ヒロキ(@hiroki_capital)さんありがとうございました。またいつか報告会でお会いしましょう。
ちなみに、ヒロキ(@hiroki_capital)さんの推しはひふみワールドファンドマネージャーの湯浅さんです。時間が迫っていて急いで帰らなければならない時間帯にもかかわらず湯浅さんを探して楽しそうにお話していました。
起業家李禮元(レウォン)さんにお会いする
レオス広報桜井さんの計らいで、あのホリエモンが今まで何千ものプレゼンを見てきたけどダントツナンバーワンのプレゼンだ!と言わしめた方、起業家李禮元(レウォン)さんにお会いすることができました。プレゼン動画や、NHKのドキュメントを見ていたのでとても緊張しました。
レウォンさんは、12歳で自身が感じたモヤモヤやイライラを発見探求することで社会問題の解決を目指す会社を立ち上げました。彼の会社の経営理念は以下になります。
だれもが生活する上で疑問に思うこと、世間の常識は実は非常識じゃない?と思うことがあると思います。レウォンさんはそんな疑問や何故何?を放っておきません。
- 元素が大好き→元素カルタ
- 漢字ドリルが大嫌い→漢字mission
- うわばきくさいダサイ→UWABAKI
彼の疑問を疑問に終わらせない能力と、人を巻き込む実現する能力は成長するにつれてどんどん大きくなり、日本を代表する起業家になる事でしょう。
レウォンさんの会社ホームページはこちら>>polarewon
そんなレウォンさんにお会い出来、名刺までいただくことができてとても光栄でした。ご挨拶程度でしたがいつもニコニコが印象的で笑顔が絶えない素敵な方でした。
まとめ
- 藤野さんがマーケットに血圧5上昇くらい介入する予定
- 優秀な若い芽が躍動し育つ環境がひふみにはある
- 藤野さんが佐々木さんに自身の着ぐるみの子供Lv1を贈呈した
- ひふみワールドチームはなんかイイ感じで今後もビックリ!を与えてくれそう
田舎町で日々暮らしている私にはとても刺激的な出会いや体験できた報告会でした。今後も体験・実践から得た経験を発信していきます。
ひふみ投信の無料の口座開設はこちらから
※本記事は、特定の銘柄や投資方法を推奨するものではございません。くれぐれも投資は自己責任・自己判断でおねがいいたします。
佐々木さん:2016年から言われている。TOPIXは一部集団の時価総額が影響している。成果が上がっていないが期待値が高い会社には賛同し投資している。これから再評価される可能性は高い。期待できる調査対象銘柄が在庫で溜まっている。