【ひふみアカデミー】2022年11月度月次運用報告会要約と個人の運用実績公開
投資信託「ひふみ」シリーズの運用報告会毎月開催されている様だけど、全部聴いている暇がないです。ひふみプラスやまるごとひふみを購入している私でも有益な情報になりますか?
この記事ではひふみアカデミーの要点を投資初心者にもわかりやすいように解説もつけてまとめていますので、投資信託「ひふみ」シリーズを継続したい方やこれから検討している方は参考にしてみて下さい。
当然、証券会社や銀行で購入できるひふみプラス・まるごとひふみ・ひふみワールド+・ひふみ年金の商品はこれから紹介する3銘柄が親ファンドなので参考になります。
- ひふみアカデミー12月運用報告会の要約
- 投資信託「ひふみ」シリーズ2022年11月の運用成績簡潔に
- 40代子育て世代の投資信託「ひふみ」シリーズ15ヶ月目の運用成績
- 投資信託「ひふみ」シリーズをガチホする力が付く
2022年10月からひふみアカデミーはリニューアルしました。リニューアル内容は以下のとおりです。
- 時間の変更20:00~21:00
- 全編YouTube配信
- ひふみのQ&A夜会
ひふみ運用チームに直接質問出来るのは直販口座開設者のみです。口座開設は無料です。以下のリンクより申し込み出来ますので是非検討してみてください。
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2022年12月度ひふみアカデミー月次運用報告会 要約【2022年11月運用実績】
トークテーマ:今度こそ転換を期待する株式市場
本日のトークテーマ:今度こそ転換を期待する株式市場
先月11月のひふみアカデミーの最後に藤野さんが語った事がテーマですね。以下にまとめてみました。
- デフレからの転換点が30年ぶりにおこっているかもしれない
- 1990年まではインフレの時代
- 株や不動産や物に投資すれば価値が上がる時代
- お金を借りて物を買う人が成功していた
- 1990年に上場していた会社はインフレの中で成功していた人たち
- インフレ前に成功した人はデフレに転換していてもやり方を変えなかった
- そしてインフレ時代に成功していた経営者は10年くらいで消えていった
- 以降30年はコスパ重視の会社が目立った
- 今の経営者は全ての経営者はデフレマインド
- サイゼリアのオーナーがこれからも値段据え置き宣言
- 30年前のインフレマインドの経営者と藤野さんは同じ様に見えた
- 世の中変わった事を気付いていない
- 世の中が変化したことを受け入れられるかどうかがとても重要
- 長く儲け続ける(60年)のは本当にむずかしい
- 常に悩みながら考えて次の転換点を見据えた運用や商品開発を進めたい
運用報告のナビゲーターは『新進気鋭のアナリスト』松本凌佳さんです。
オープニング:藤野英人さんからのご挨拶
久しぶりに最初に藤野さんから今年最後の月の報告会という事でご挨拶がありました。
- リアルなお客様がいると力が入りより気持ちが乗る
- 2022年マーケット的にも当社ファンド的にも厳しい一年
- お客様の声、様々な個所からの意見でひふみ頑張っているのかというお叱りの声多くなった(成績出てない、存在感ない、頑張っているように見えない)
- 2023年ひふみらしい熱量の高い運用を取り戻す
- もっともっとライブに活動し経営者の熱量がファンドの熱に表現され成績に繋げたい
藤野さんは2023年1月よりひふみ投信マザーファンドの運用責任者に戻ります。上場前という事もあり多方面からの意見を組んだ苦渋の決断の様に思いました。
しかし、いずれ世代交代の時期はやってきます。今回の復帰はひふみ投信にとっても現ファンドマネージャーの佐々木さんにとってもチャンスと捉え、藤野さん佐々木さんウェイさんとタッグを組み将来さらなる強固なファンドになる事を願って応援します。
投資信託「ひふみ」シリーズ22年11月の月次報告 要約
2022年11月の単月当落率と現金比率は以下のとおりです。
- 騰落率単月
ひふみ投信 1.26%
ひふみワールド-2.60%
ひふみらいと 0.86% - 現金比率
ひふみ投信 11.00%
ひふみワールド 3.03%
ひふみらいと 0.50%
全体の統括として11月は。次に、各ファンドの運用報告を見ていきます。
2022年11月ひふみ投信運用報告 要約(ひふみプラスの参考になります)
ひふみ投信の月次運用報告要約は以下のとおりです。
- 11月運用成績1.26% TOPIX2.95%で負け越し
- 現金比率10.83(10月)キャッシュ比率2.57%下げた
- 11月の相場は米国金利引き締め一服化期待から株価は徐々に上昇
- テックセクター下落の逃げ先としてインバウンド選んだが11月は物価下落が響いた
- 後半は半導体銘柄のウエイトを高くして手を打った
- 世界景気の不透明さから現金比率を高くした
- 海外株比率1.5%ほど増えてきたMicrosoftはずっと持っていた
- 13銘柄増やした日本の中小型株のテック銘柄買戻し
- 企業の利益としては底の方を探った中で攻めに転じるポートフォリオに
本記事を書いているのは12月の24日ですが、数日前の12/20、日銀黒田総裁のYCC(イールドカーブコントロール)にて、0.2%上限を0.5%上限に引き上げるとの発言から衝撃的な発表で日本の株式市場は急落しました。TOPIXは一時2%以上、日経平均は2.5%安、ひふみ投信もー1.28%と急落しました。
11月に巻き返しを宣言した矢先に黒田バズーカーに飲み込まれてしまいましたが2023年はアクティブな企業調査も増えることでしょうからしっかりと投資資金を良い会社に注入することで日本経済を良い方向にかじ取りしてもらいたいです。
次に11月の保有銘柄上位を見てみましょう。
GAFAMの一角であるMicrosoftが上位ランクインしました。office365やMicrosoft Azure 等のクラウドサービスが堅調であり、一度使用すると便利すぎて替えが聞かなくなることで顧客に値上げを転嫁できる点が強みです。
私も業務でoffice365を使っていますがTeamsのチャットやOneDriveやofficeの共有などがとても便利です。今後値上げしたとしても会社としては使い続ける事でしょう。
実際に2023年4月より日本法人では為替の影響で、法人向けライセンスおよびサービスの価格を15%~20%値上げすると発表しています。
日本マイクロソフト、法人向けライセンスおよびサービスの価格改定について
日本でも徐々に消費者に価格転嫁しつつありますが、現状は原材料価格の高騰と円安の影響での値上げの為、賃金上昇を促す値上げではありません。しっかりと消費者に価格転嫁できる強固で競争優位性のある企業がどんどん増えるといいですね。
次に2022年のひふみ投信の主な指標を月次レポートより抜粋し表にしてみました。単月で見るよりも表にする事で変化が分かります。
ひふみ投信 | 22年11月 | 22年10月 | 22年9月 | 22年8月 | 22年7月 | 22年6月 | 22年5月 | 22年4月 | 22年3月 | 22年2月 | 22年1月 |
騰落率 (年初来1.48%) | 1.26% | 0.2% | -4.18% | 1.95% | 2.14% | -3.04% | 0.54% | -4.01% | 4.38% | -0.94% | -11.70% |
現金比率 | 11.00% | 10.83% | 13.40% | 10.88% | 11.67% | 11.79% | 9.23% | 13.85% | 6.23% | 4.47% | 10.72% |
大型株 | 63.34% | 65.58% | 63.18% | 64.88% | 63.55% | 63.29% | 65.59% | 60.93% | 67.70% | 64.55% | 54.87% |
中小型株 | 23.97% | 21.53% | 21.10% | 21.93% | 22.66% | 22.64% | 22.69% | 22.73% | 23.57% | 28.20% | 31.35% |
超小型株 | 1.69% | 2.06% | 2.32% | 2.32% | 2.12% | 2.28% | 2.49% | 2.48% | 2.50% | 2.78% | 3.07% |
銘柄数 | 270 | 257 | 265 | 261 | 252 | 251 | 240 | 243 | 262 | 264 | 276 |
基準価額 | 55,766円 | 55,070円 | 53,054円 | 55,367円 | 54,309円 | 53,172円 | 54,837円 | 54,545円 | 56,821円 | 54,437円 | 54,955円 |
※大型株 :3,000億円以上
※中小型株:300億円以上3,000億円未満
※超小型株:300億円未満
確かに報告会で佐々木さんがお話したとおり、中小型株の比率が23.97%と徐々に高くなってきました。銘柄数も1月に次いで2番目に多い月になりました。攻めの姿勢が感じられます。
ひふみ投信シリーズの詳細については以下の記事でまとめておりますので、是非読んでみてください。
2022年11月ひふみワールド運用報告 要約(ひふみワールド+の参考になります)
ひふみワールドの月次運用報告要約は以下のとおりです。
- 11月運用成績-2.60%
- 現金比率3.03%
- 金利引き締め緩和傾向も円高に振れ厳しい成績に
- ひふみワールドの狙いの一つとして円以外の資産も持ってもらいたい
- 原資産を見ると成長はしているが金融引き締めで上下している
- アメリカに偏りすぎたのでヨーロッパのラグジュアリー銘柄比率高めた
- コロナ禍で消費者マインドの変化が世界中で起きている
- 人生一回しかないから買いたい物買おうといったマインド
- 新しい顧客層を作った銘柄を調査済みなので投資した
- 皆さんの資産を守るため銘柄数を増やし色々な価値観を入れた
- 80億人の想いが出てくるので未来は明るいと思っている
ファンドマネージャー湯浅さん登場で拍手が!
人気者か!実際に湯浅さんにはファンが沢山いるそうですよ。私も12月にひふみアニュアルミーティングにリアル参加させて貰いましたが目の前で本当に熱く情熱をもって投資について、お客様について語られたのを目の当たりにして私もファンになりました。
次に10月の組み入れ上位10銘柄構成を見てみましょう。
ヨーロッパのラグジュアリー銘柄が上位に入るという大きな変化がありました。アメリカ一辺倒に偏りすぎたポートフォリオからヨーロッパの新しい購買層を取り組んだ企業やしっかりとした生産出来ている企業にピンポイントで投資をしたそうです。
ヨーロッパは資源の高騰、ウクライナ戦争に巻き込まれる可能性が駄目だよねといったひとくくりにまとめてしまい考えるのでは無く、ちゃんとマクロなトレンド(消費行動の変化)をとらえつつミクロな視点で企業を分析する事で、カントリーリスクの分散が出来ているのですね。
●眠られぬ株は持つな
『新進気鋭のアナリスト』松本凌佳さんは考えたそうです。ひふみのあゆみ―ひふみワールド2022年11月度月次ご報告にて湯浅さんの「眠られぬ株は持つな」とはどういう意味か。
「厳しい環境下で株価が落ち込んだ中、その中で優れた企業がいてその企業に優れたニーズがあって新たな販路まで開拓している。そんな企業を組み入れることができるとゆっくり眠ることができそうですね。」松本さん談
「そうですね!(笑)今日一で笑いました。ゆっくり寝たいですもんね。そういう企業の経営者と話すとわくわくしますよね。」湯浅さん談
親子漫才みたいな会話でうけるー(笑)
次に2022年のひふみワールドの主な指標を月次レポートより抜粋し表にしてみました。単月で見るよりも表にする事で変化が分かります。
ひふみワールド | 22年11月 | 22年10月 | 22年9月 | 22年8月 | 22年7月 | 22年6月 | 22年5月 | 22年4月 | 22年3月 | 22年2月 | 22年1月 |
騰落率 (年初来3.34%) | -2.60% | 10.08% | -6.01% | 1.01% | 4.09% | -3.24% | -0.29% | -5.08% | 6.14% | 0.34% | -10.99% |
現金比率 | 3.03% | 2.75% | 3.11% | 3.79% | 13.52% | 13.92% | 11.97% | 13.08% | 11.04% | 3.40% | 11.41% |
組入れ国比率ベスト5 1位 | アメリカ 68.35% | アメリカ 73.27% | アメリカ 73.11% | アメリカ 70.36% | アメリカ 61.57% | アメリカ 60.77% | アメリカ 62.66% | アメリカ 62.83% | アメリカ 64.63% | アメリカ 69.38% | アメリカ 61.70% |
組入れ国比率ベスト5 2位 | フランス 4.87% | フランス 3.19% | 中国 3.18% | 中国 3.37% | ドイツ 3.25% | ドイツ 3.42% | ドイツ 3.64% | ドイツ 3.55% | ドイツ 3.53% | ドイツ 4.52% | ドイツ 3.25% |
組入れ国比率ベスト5 3位 | ドイツ 4.32% | ドイツ 3.16% | フランス 2.61% | フランス 3.20% | フランス 2.95% | フランス 3.11% | フランス 3.19% | イギリス 2.30% | 中国 2.26% | 中国 2.98% | 中国 2.93% |
組入れ国比率ベスト5 4位 | スイス 2.73% | 中国 2.76% | ドイツ 2.53% | ドイツ 3.17% | 中国 2.52% | イギリス 2.43% | イギリス 2.55% | フランス 2.19% | イギリス 2.11% | イギリス 2.24% | フランス 2.32% |
組入れ国比率ベスト5 5位 | 中国 2.53% | スイス 2.41% | スイス 2.35% | スイス 2.32% | イギリス 2.46% | スイス 2.42% | 中国 1.95% | オランダ 1.93% | オランダ 2.05% | フランス 2.16% | オランダ 2.00% |
銘柄数 | 198 | 207 | 207 | 211 | 202 | 197 | 194 | 194 | 191 | 201 | 197 |
基準価額 | 15,655円 | 16,073円 | 14,601円 | 15,534円 | 15,379円 | 14,775円 | 15,269円 | 15,314円 | 16,134円 | 15,201円 | 15,149円 |
ひふみワールドの開示されている組み入れ上位10か国から上位5か国を抜粋してみました。年初来の騰落率は3.34%と下落。アメリカの比率をヨーロッパ銘柄比率が高い状況です。
ひふみワールドシリーズの詳細については以下の記事でまとめておりますので、是非読んでみてください。
2022年11月ひふみらいと運用報告 要約(まるごとひふみの参考になります)
●ひふみグローバル債券マザーファンドについて報告
今月よりひふみらいとのマザーファンドである、ひふみグローバル債券マザーファンドとひふみらいとの順番が入れ替わりました。ひふみグローバル債券マザーファンド月次運用報告要約は以下のとおりです。
- 11月運用成績1.07%
- 現金比率14.27%
- ようやくパフォーマンスが戻ってきた
- グローバルに協調して利上げペースが下がってきた
- 現在が第一転換点、第二がアメリカの金利到達点、第三が利下げに転じる
- 逆イールドやばいと言っているが国債取り扱う物からするとリスクを感じてない
- 安定した社債でも今の局面スプレッド(差益)をとれる
- 多めにリスクを取って戻りを取りたい
私も米国長期国債は仕込み時期と捉えてコツコツと購入しています。米国の金利が下がってくれば債券価格は上昇するので、今後の価格の戻りをしっかりと取りたいという事でしょう。
次に11月の組み入れ上位10銘柄構成を見てみましょう。
今月は大きな変化は見受けられませんでした。しいて挙げるなら現金比率を4.18%上げました。
次に2022年のひふみライト(ひふみグローバル債券マザーファンド)の主な指標を月次レポートより抜粋し表にしてみました。単月で見るよりも表にする事で変化が分かります。
ひふらいと (ひふみグローバル債券マザーファンド) | 22年11月 | 22年10月 | 22年9月 | 22年8月 | 22年7月 | 22年6月 | 22年5月 | 22年4月 | 22年3月 | 22年2月 | 22年1月 |
騰落率 (年初来-8.79%) | 1.07% | -0.74% | -3.62% | -1.35% | 1.91% | -2.43% | -0.67% | -1.99% | -0.37% | -1.35% | -1.96% |
現金比率 | 14.27% | 10.09% | 10.81% | 12.24% | 15.72% | 12.71% | 24.53% | 23.04% | 26.78% | 32.85% | 27.37% |
国債比率 | 50.56% | 50.57% | 50.75% | 50.82% | 48.39% | 48.11% | 47.84% | 47.76% | 47.08% | 54.84% | 58.22% |
住宅ローン担保証券比率 | 9.17% | 9.56% | 9.42% | 9.66% | 9.49% | 9.84% | 9.14% | 8.89% | 9.12% | 4.51% | 6.50% |
特殊債比率 | 2.78% | 2.93% | 2.90% | 2.76% | 2.69% | 5.46% | 5.03% | 7.76% | 7.43% | 6.94% | 5.40% |
社債比率 | 22.77% | 23.97% | 23.33% | 21.74% | 20.90% | 21.14% | 12.94% | 9.89% | 7.04% | 5.31% | 5.15% |
国際機関債比率 | 1.04% | 1.08% | 1.06% | 1.04% | 1.04% | 1.01% | 0.96% | 0.94% | 0.83% | 0.79% | 0.77% |
債券先物取引比率 | -2.36% | – | – | – | – | – | -2.16% | – | – | -6.06% | -3.40% |
地方債比率 | 1.78% | 1.79% | 1.74% | 1.74% | 1.77% | 1.72% | 1.72% | 1.71% | 1.72% | 0.83% | – |
資産別比率 海外債券/国内債券 | 64.45%/23.64% | 66.57%/23.34% | 65.92%/23.27% | 64.59%/23.18% | 61.80%/22.48% | 67.09%/20.20% | 57.44%/20.19% | データ無し | データ無し | データ無し | データ無し |
銘柄数 | 34 | 34 | 35 | 35 | 34 | 38 | 33 | 31 | 27 | 27 | 27 |
基準価額 | 9,051 | 8,936円 | 8,977円 | 9,314円 | 9,441円 | 9,264円 | 9,495円 | 9,559円 | 9,753円 | 9,789円 | 9,923円 |
※種別比率・組入れ銘柄数はひふみグローバル債券より引用
※基準価格・騰落率はひふみらいとより引用
※ひふみらいとは、ひふみ投信マザーファンド・ひふみワールドファンドが各5%組み入れられております。
●ひふみらいと、まるごとひふみについて報告
- ひふみらいと:0.86%
- まるごとひふみ15(株式15%):0.81%
- まるごとひふみ50(株式50%):0.35%
- まるごとひふみ100(株式100%):-0.29%
- 債券が多い商品は比較的推移グラフは緩やか
ひふみグローバル債券マザーファンドの運用成績を受けて、ひふみ投信とひふみワールドの成績が思わしくなかった分、株式比率が高い銘柄が下降しました。
●ひふみらいと、まるごとひふみについて報告
湯浅さんが再登板しひふみらいと、まるごとひふみを作った目的を語ってくれました。
- 株式投資は非常にボラティリティ(価格変動)が高い
- 市場や株式が詳しい人以外の日本全国に資産形成・投資をやっていただきたい
- そのために価格の上下が激しくない債券を組み入れた商品を作ったのが本質
ところが、今年は債券も株式も同時に下がるという最も安心できない商品になってしまったという状況でしたがこんな話ができる機会があることはむしろ良かった。
- こういった環境はずっと続きません
- 長い目で見るとおおらかに債券価格変動は激しくない
- 今後はおおらかに上昇を期待できる商品でそういったコンセプト
人それぞれリスク度合い、値動きへの体制は違いますから、湯浅さんが前途で述べていた「眠られぬ株(商品)は持つな」を思い出し商品選定しましょう。
まるごとひふみシリーズについては以下の記事で詳しくまとめておりますので、是非読んでみてください。
債券市場は米国の金利上昇圧力に伴いつらい時期だけど、債券を持つ理由(値動きが少ない・株価と逆相反・暴落時のクッション材など)をもう一度よく考えてマイナス状況でもホールドしましょう。
Q&A
ひふみ直販ユーザーから毎回多数の質問に対して運営メンバーが真摯に応えるコーナーです。今月は残念ながら報告会に参加することができず皆さんの質問で気になった一部抜粋して紹介します。
【質問1】運用成績不振について
ひふみ投信は守りながら増やすがコンセプトでしたが、少し守りに徹しすぎたという事でしょう。債券についてはそりゃそうだよねと思って見ていましたよ。
【質問2】日本の異次元の金融緩和について
12/20に黒田総裁が正に10年債の金利上限を0.5%と宣言しましたね。
株価=EPS(業績)は好調×PER(期待値)低調という相場です。以下の図の様に相場は、らせんの様に循環しています。良いターンもあれば悪いターンもあるという事を想定して投資する事が大事ですね。
【質問3】ひふみワールドについて
ゆっ湯浅さんらしいです。
12月4日に1年間の報告会である、ひふみアニュアルミーティングでも質問が出ました。その時は湯浅さんが説明していました。以下の記事リンクを参照してみて下さい。
【質問4】ひふみワールドで中国株の投資について
お知らせ
つみたてキャラバン・全国順次開催中!1月予定
ひふみ運用メンバーや営業部の方々が直接あなたの街を訪れて「投資」の大切さ、「つみたて」の大切さを直に伝えるイベントが開催されます。私も近隣の件で応募してみました。ここで伝える内容は、投資信託「ひふみ」シリーズを購入してください!何ていう内容ではありません。先にも述べたように「投資」の大切さ・面白さ、「つみたて」の大切さを伝えるキャラバンです。以下のホームページセミナーサイトの各県申し込みリンクより申し込み可能です。各県により違うそうですが先着順もしくは抽選になるそうです。
てのひらひふみ
2022年11月30日に投資信託「ひふみ」シリーズ直販専用アプリがリリースしました。どなたでも気軽にアクセス管理できるようになりました。詳細記事をアップしましたので参考にしてみてください。
ひふみ投信の無料の口座開設はこちらから
口座開設方法が分からないという方はこちらをご覧ください。
ひふみアニュアルミーティング2022アーカイブ動画
投資信託「ひふみ」シリーズの一年間の振り返り報告会です。購入している全ての方々、これから購入を検討しようと思っている方々にとても関係のある重要な会合です。今年は私もリアル会場に参加し、運用メンバーの熱量を感じてきました。同じくひふみが大好きな方や謎の老人も登場する面白く読める記事にまとめています。時間が無い方に向けて5時間以上にも渡る報告会の要点を凝縮してお届けしますので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
我が家の投資信託「ひふみ」シリーズ2022年11月度運用実績
続きまして我が家の2022年投資信託「ひふみ」シリーズの2022年11月の運用実績は以下の様になりました。
- 全体の評価損益率-0.997%
- ひふみ投信-0.760%
- ひふみワールド0.39%
- ひふみらいと-5.96%
運用開始1年4ヶ月経過しました。いまだに評価金額は三銘柄共にマイナスです。
iDeCoで「ひふみ年金」「ひふみワールド年金」運用始めます
1月からはiDeCoでひふみ年金、ひふみワールド年金も始める予定です。2銘柄共に、直販や証券会社で運用するよりも信託報酬は割安に設定されています。
信託報酬は直販の信託報酬(資産形成応援団を除く)よりも低いです。所得税控除、受け取り時控除の税制優遇を教授できる方であれば検討の余地はあります。投資信託「ひふみ」シリーズをiDeCoで運用するのであればSBI証券がおすすめです。
- 口座開設手数料無料
- 運営管理手数料無料
- 多彩な商品ラインナップ
アクティブファンドは信託報酬が高いところが利用者に最初に敬遠されがちですが、税制優遇される枠で運用するのであればむしろ期待リターンが高い銘柄を選定したほうが有利になります。
以下の大江英樹さんのコラムがとても参考になりますのでよかったら参考にしてみてください。商品をどこで運用するかを決めることを、アセット・ロケーションと言うそうです。
我が家の資産に対しての投資信託ひふみシリーズの運用比率や他の投資について知りたい方は以下の記事を是非ご覧ください。
我が家のひふみシリーズ全体11月度運用実績
次に銘柄別運用推移を見てみましょう。
運用開始1年経過し、毎月定額積立プラス、適宜追加投資してきました。目先の基準価格に一喜一憂するのでは無く、ひふみはどんな銘柄に投資しているのだろうといった所に注目しながら運用しています。
運用比率は今後しばらく今の比率で継続していきます。運用比率はひふみ投信約70%、ひふみワールド約20%、ひふみらいと10%の比率で運用していきます。
我が家のひふみ投信11月度運用実績
ひふみ投信の11月までの損益率は-0.760%でした。2022年3月から毎月10,000円に設定して投資する方針を固め、スポットで追加投資するスタイルにしました。定額積立金額を上げたタイミングが悪かったため、評価損益はいまだマイナス圏内です。
我が家のひふみワールド11月度運用実績
ひふみワールドは今年の1月からスタートしました。初月はある程度資金を入れ、その後は定期積立に切替て、3,500円で運用しています。11月までの損益率は0.39%でした。
我が家のひふみらいと11月度運用実績
2022年1月に新たにひふみらいとも運用開始しました。ひふみ投信、ひふみワールドより小額ですが、安定した長期運用を目指すのであれば、債券・国際への投資は必要と思い、運用開始しました。3月からは債券、国際、通貨へも分散投資する意味で1500円積立設定に変更しました。11月利上げ鈍化の発言は出たとは言えまだまだ相変わらず債券市場は低調です。損益率は-5.96%となりました。37年分のデータを見ても22年度の債券市場は異常事態みたいなので仕方がないですよね。
まとめ
今月のトークテーマである「今度こそ転換を期待する株式市場」ヒントは色々ありましたね。
- ひふみ投信、中小企業のテック銘柄買戻しと2023年藤野さん復帰
- ひふみワールド、ヨーロッパの強固な企業と新規購買層獲得銘柄への投資
- ひふみらいと、社債比率を高めリスクを取って戻りを取る
2022年12月は税制改正大綱の発表で新NISAの全容が見えてきた点や、黒田バズーカーなどまだまだ話題の尽きない市場になり、2023年も波乱の幕開けになりそうですが。
自身の投資哲学や運用方針を今一度しっかりと見つめて長期的な運用と未来への投資をしていきましょう。それではまた、来月の報告会でお会いしましょう。
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2022年10月の運用情報は以下の記事をご覧ください。
※本記事は、特定の銘柄や投資方法を推奨するものではございません。くれぐれも投資は自己責任・自己判断でおねがいいたします。
佐々木さん:おっしゃる通り、ディフェンシブに構えてしまった。成長株の復活も見えており積み増しもしている今後元気にしていきます。