【ひふみアカデミー】2022年10月度月次運用報告会要約と個人の運用実績公開
投資信託「ひふみ」シリーズの運用報告会毎月開催されている様だけど、全部聴いてる暇がないです。ひふみプラスやまるごとひふみを購入している私でも有益な情報になりますか?
この記事ではひふみアカデミーの要点を投資初心者にもわかりやすいように解説もつけてまとめていますので、投資信託「ひふみ」シリーズを継続したい方やこれから検討している方は参考にしてみて下さい。
当然、証券会社や銀行で購入できるひふみプラス・まるごとひふみ・ひふみワールド+・ひふみ年金の商品はこれから紹介する3銘柄が親ファンドなので参考になります。
- ひふみアカデミー11月運用報告会の要約
- 投資信託「ひふみ」シリーズ2022年10月の運用成績簡潔に
- 40代子育て世代の投資信託「ひふみ」シリーズ14ヶ月目の運用成績
- 投資信託「ひふみ」シリーズをガチホする力が付く
2022年10月からひふみアカデミーはリニューアルしました。リニューアル内容は以下のとおりです。
- 時間の変更20:00~21:00
- 全編YouTube配信
- ひふみのQ&A夜会
ひふみ運用チームに直接質問出来るのは直販口座開設者のみです。口座開設は無料です。以下のリンクより申し込み出来ますので是非検討してみてください。
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2022年11月度ひふみアカデミー月次運用報告会 要約【2022年10月運用実績】
トークテーマ:株式・金利相場は、転換点を迎えたか?について藤野さんが最後の締めでデフレ脳からインフレ脳にシフトせよとメッセージ
本日のトークテーマ:株式・金利相場は、転換点を迎えたか?
テーマが壮大!難しそう。
確かに、細かい視点で言えば今後、国内外の金利動向の見通しや、株式は逆業績相場なのかなどあるかと思いますが、最後の締めで藤野さんがとても納得のいくまとめをしてましたので紹介しますね。
- デフレからの転換点が30年ぶりにおこってるかもしれない
- 1990年まではインフレの時代
- 株や不動産や物に投資すれば価値が上がる時代
- お金を借りて物を買う人が成功していた
- 1990年に上場していた会社はインフレの中で成功していた人たち
- インフレ前に成功した人はデフレに転換しててもやり方を変えなかった
- そしてインフレ時代に成功していた経営者は10年くらいで消えていった
- 以降30年はコスパ重視の会社が目立った
- 今の経営者は全ての経営者はデフレマインド
- サイゼリアのオーナーがこれからも値段据え置き宣言
- 30年前のインフレマインドの経営者と藤野さんは同じ様に見えた
- 世の中変わった事を気付いていない
- 世の中が変化したことを受け入れられるかどうかがとても重要
- 長く儲け続ける(60年)のは本当にむずかしい
- 常に悩みながら考えて次の転換点を見据えた運用や商品開発を進めたい
私たち日本人は、近年物価が上昇するという経験をしてきませんでした。厳密にいえば緩やかなインフレは起こっていたかもしれませんが、それは賃金も上がってない事による影響もあります。
しかし、コロナ禍からの海外の強いインフレになった事により、日本のデフレ脳のまずさが浮き彫りになりました。
そんなデフレ脳の私たち一般消費者や経営者に対して藤野さんは喝を入れてくれました。
新メンバー紹介
レオス・キャピタルワークスに新たに仲間に加わった新メンバーの紹介です。
千葉 俊信さん
債券運用チームまた一人に強力なプロフェッショナルなメンバーが加わりました。正直経歴を拝見しても馴染みのない単語がありすぎてプロフィールを見ただけですごい人だ!と思いました。
債券戦略部の福室さんからの紹介時に衝撃の発言が飛び出ましたが、近いうちに千葉さんが運用する新たな債券ファンドが立ち上がるそうです。
松本 凌佳(まつもと りょうが)さん
9月のひふみアカデミーで、新メンバー紹介で登場するはずだった新メンバーの松本さんが満を持して登場です。
松本さんがまだ大学生の時代から藤野さんは面白い人材だなと目を付けていた方だったそうです。
藤野さんから直々にオファーをする人材は中々いないそうです。すでに企業調査も始めていて、いずれ小型株などでテンバガーを見つけることができる人材と期待された新人です。
仮想通貨、VTuber、TikTok若者なども常にみているので若い視点で銘柄剪定したいそうです。
以下の動画ではファンドマネージャーの佐々木さんとのラジオ対談動画で松本さんの人となりが紹介されておりました。お時間のある方はぜひ拝聴してみてください。
- 運用本部配属半年
- すでに会社取材訪問は積極的に実施している
- 四季報、決算報告書チェックはもちろんの事街を歩きながら気になった銘柄を調査
- 自分が常識だったと思っていたことが常識ではないと気付いた
- IR取材対応者のバックボーンを考えながら取材している(営業・総務・製造上がりか)
- 佐々木さん曰く自身が新人時代はそこまで考えられなかった
- 取材で気を付けているところ、業界慣習があり失礼な対応になっていないか
社会人としての礼節もあり、思考が細やかで恐るべし新人ですね。さすがは藤野さんが目を付けていた方です。今後がとても楽しみですね。
投資信託「ひふみ」シリーズ22年10月の月次報告 要約
2022年10月の単月当落率と現金比率は以下のとおりです。
- 騰落率単月
ひふみ投信 3.80%
ひふみワールド 10.08%
ひふみらいと -0.03% - 現金比率
ひふみ投信 10.83%
ひふみワールド 2.75%
ひふみらいと 10.09%
※ひふみらいとの現金比率はひふみグローバル債券マザーファンドの現金比率を記載
全体の統括として10月のマーケット上昇の波に乗り国内国外共にプラスに転じました。
次に、各ファンドの運用報告を見ていきます。
2022年10月ひふみ投信運用報告 要約(ひふみプラスの参考になります)
ひふみ投信の月次運用報告要約は以下のとおりです。
- 10月運用成績3.80% TOPIX5.10%で負け越し
- 現金比率10.83(10月)キャッシュ比率2.57%下げた
- 物価と金利しか見ないマーケットなので上げ相場に劣後と予測していた
- インバウンドの伸びがあまりなかった
- 料理で言うところの灰汁取りしている所
- 外株比率をかなり落としている
- 今後外株で狙っている業種は日本との相対感を意識した銘柄剪定
- 中小型株は諦めてない
ちょっと抽象的な言葉でわかりづらいところもありますが10月の日本相場は上げ下げ繰り返したボックス相場からなだらかな上昇でした。個人的に気になった点としては「物価と金利しか見ないマーケット」でした。その最たる現象がアカデミー終了後のCPI(米国消費者物価指数)発表後11/10(木)深夜に起こりました。
- S&P500 +5.54%
- NASDAQ +7.35%
- 米国10年利回り 3.81%
- ドル円 $140.89 5円近く円高に急騰
CPIが市場予想よりも下回った事でFRBが金利を緩和するの可能性が高くなり、株高、円高に急激に振れました。もはや実態経済は置き去りになり、FRBの影響が強くなりすぎて金利の動向を伺う状態になっています。
私が寝ている間にそんな事が起こっていたのね。相場の世界は人の感情・心理状況で動いている証拠ですね。
次に10月の保有銘柄上位を見てみましょう。
次に2022年のひふみ投信の主な指標を月次レポートより抜粋し表にしてみました。単月で見るよりも表にする事で変化が分かります。
ひふみ投信 | 22年10月 | 22年9月 | 22年8月 | 22年7月 | 22年6月 | 22年5月 | 22年4月 | 22年3月 | 22年2月 | 22年1月 |
騰落率 (年初来0.21%) | 0.2% | -4.18% | 1.95% | 2.14% | -3.04% | 0.54% | -4.01% | 4.38% | -0.94% | -11.70% |
現金比率 | 10.83% | 13.40% | 10.88% | 11.67% | 11.79% | 9.23% | 13.85% | 6.23% | 4.47% | 10.72% |
大型株 | 65.58% | 63.18% | 64.88% | 63.55% | 63.29% | 65.59% | 60.93% | 67.70% | 64.55% | 54.87% |
中小型株 | 21.53% | 21.10% | 21.93% | 22.66% | 22.64% | 22.69% | 22.73% | 23.57% | 28.20% | 31.35% |
超小型株 | 2.06% | 2.32% | 2.32% | 2.12% | 2.28% | 2.49% | 2.48% | 2.50% | 2.78% | 3.07% |
銘柄数 | 257 | 265 | 261 | 252 | 251 | 240 | 243 | 262 | 264 | 276 |
基準価額 | 55,070円 | 53,054円 | 55,367円 | 54,309円 | 53,172円 | 54,837円 | 54,545円 | 56,821円 | 54,437円 | 54,955円 |
※大型株 :3,000億円以上
※中小型株:300億円以上3,000億円未満
※超小型株:300億円未満
10月は組み入れ銘柄が減り現金比率も下げて大型株の買い入れ率が高くなりました。引き続きひふみ投信運用メンバーの調査力を信じて見守っていきましょう。
ひふみ投信シリーズの詳細については以下の記事でまとめておりますので、是非読んでみてください。
2022年10月ひふみワールド運用報告 要約(ひふみワールド+の参考になります)
ひふみワールドの月次運用報告要約は以下のとおりです。
- 10月運用成績10.08%
- 現金比率横ばい2.75%(10月)
- 米国相場の上昇に付随しワールドの成績も大きく上昇
- マーケット自体はあまり良くない
- 景気の悪化が続く可能性があり
- きちんとアメリカ以外で稼げるラグジュアリーな企業為替対策で守る
- 政府関係等予算がついている企業やDX企業への投資で守る
- 将来を見通せることは無いのでひふみ投信とワールドをバランス良く一定額積立し必要時に解約を繰り返す事が最も安全な運用
進行役のアナリスト大城さんが、湯浅さんに「相場成績上昇に対して何かありますでしょうか?なければないで。」と質問
湯浅さんは思わず苦笑いで「無いことはないですよ!」
大城さん天然で人間味があって面白いですね。
10月からアカデミー進行は毎月違う運用メンバーが進行することになりました。
当然人前で話をするのが得意な人、不得意な人がいます。得意な人が進行する方がひふみアカデミーの進行はスムーズに進むかもしれません。
でも、「顔の見える運営」「代わる進行役のさまざまな視点、切り口での質問・トークで受益者に報告」「運営メンバー・受益者・月替わり進行メンバーとファミリー感が深まる」点でとても良い取り組みだと思ってますので今後も続けてほしいです。
●現金比率を2%台から3%台に下げた狙いは?
高橋さんが返答してくれました。
- 現金比率3%台→2%台は面白い銘柄購入したら下がった
- 世界のファンドの株式保有比率が全体的に下がっている
- 今後何かイベントがあると大きく上にいく可能性が高い
- 上にいくリスクに備えて株式比率を高く
- 一方で銘柄はディフェンシブに
- バリュエーション下がっているが業績も下がる可能性が高まってきた
- 若干現金比率を上げて行こうと議論している
意図的に下げた訳ではないようです。MetaやGoogleの業績が悪くなってきたようにグロース・テック企業の落ち込みが一層厳しくなりそうなので3人のファンドマネージャーで現金比率を上げる相談をしているそうです。
個人の運用にも役立ちます。私も現資産比率(アセットアロケーション)は下がっていく一方です。今後世界の業績悪化に備えて現金比率の維持したいと考えています。
●現在の逆業績相場からの今後の展望は?(金融相場に代わる転換点)
ファンドマネージャーの八尾さんが答えてくれました。
- 金融相場の始まりはまだ少し先と捉えている
- 第三四半期業績の落ち込みの原則は見受けられる
- 来年度のEPSはまだプラス予想
- FRB利上げスピードは過去類を見ないペース
- 数ヶ月で金利が上昇しており実体経済への影響はまだ先
ごつこさん相場サイクルわかりません!
わかり安く簡単に説明すると以下4つの相場がぐるぐるとサイクルしているそうです。ただし例外はあります。
- ①金融相場
- 金余りを背景に押し上げられる相場の事です。コロナショック後に世界の国々が金利を下げ、お金を国民に配った時の状況の事で、設備投資や株式投資に流れる相場の事です。業績よりも期待値で買われる事があります。
- ②業績相場
- 景気や企業業績の上昇によって買われる相場の事です。金融相場での金融緩和の影響で企業業績が回復する段階です。
- ③逆金融相場
- 業績相場が拡大しすぎると、金融引き締めのサイクルが来来ます。ちょうど2021年末が株高のピークになり2022年1月から2月頃にかけて金融引き締めの議題が上がりだしました。中央銀行は金利を上げようとします。そうするとお金を借り辛くなり、投資活動が減速し景気の悪化・株価定価傾向におちいります。企業業績が悪化して株価が下がるサイクルの前半部分です。
- ④逆業績相場
- 金融引き締めにより景気が下降し、企業業績が悪化して株価が下がるサイクルの後半部分の事です。あまりにも景気が低迷し始めると今度は中央銀行が金利を下げて「金融相場」に戻ると言ったサイクルになります。
※各国中央銀行の目的は「物価と雇用の安定」です。
へー、相場は循環しているんだね。
上のグラフを見てもらえば一目瞭然ですがコロナ禍からの2年間で1サイクルの終わりに差し掛かろうとしていて、とてもわかりやすい期間だったのです。
次に10月の組み入れ上位10銘柄構成を見てみましょう。
次に2022年のひふみワールドの主な指標を月次レポートより抜粋し表にしてみました。単月で見るよりも表にする事で変化が分かります。
ひふみワールド | 22年10月 | 22年9月 | 22年8月 | 22年7月 | 22年6月 | 22年5月 | 22年4月 | 22年3月 | 22年2月 | 22年1月 |
騰落率 (年初来6.10%) | 10.08% | -6.01% | 1.01% | 4.09% | -3.24% | -0.29% | -5.08% | 6.14% | 0.34% | -10.99% |
現金比率 | 2.75% | 3.11% | 3.79% | 13.52% | 13.92% | 11.97% | 13.08% | 11.04% | 3.40% | 11.41% |
組入れ国比率ベスト5 1位 | アメリカ 73.27% | アメリカ 73.11% | アメリカ 70.36% | アメリカ 61.57% | アメリカ 60.77% | アメリカ 62.66% | アメリカ 62.83% | アメリカ 64.63% | アメリカ 69.38% | アメリカ 61.70% |
組入れ国比率ベスト5 2位 | フランス 3.19% | 中国 3.18% | 中国 3.37% | ドイツ 3.25% | ドイツ 3.42% | ドイツ 3.64% | ドイツ 3.55% | ドイツ 3.53% | ドイツ 4.52% | ドイツ 3.25% |
組入れ国比率ベスト5 3位 | ドイツ 3.16% | フランス 2.61% | フランス 3.20% | フランス 2.95% | フランス 3.11% | フランス 3.19% | イギリス 2.30% | 中国 2.26% | 中国 2.98% | 中国 2.93% |
組入れ国比率ベスト5 4位 | 中国 2.76% | ドイツ 2.53% | ドイツ 3.17% | 中国 2.52% | イギリス 2.43% | イギリス 2.55% | フランス 2.19% | イギリス 2.11% | イギリス 2.24% | フランス 2.32% |
組入れ国比率ベスト5 5位 | スイス 2.41% | スイス 2.35% | スイス 2.32% | イギリス 2.46% | スイス 2.42% | 中国 1.95% | オランダ 1.93% | オランダ 2.05% | フランス 2.16% | オランダ 2.00% |
銘柄数 | 207 | 207 | 211 | 202 | 197 | 194 | 194 | 191 | 201 | 197 |
基準価額 | 16,073円 | 14,601円 | 15,534円 | 15,379円 | 14,775円 | 15,269円 | 15,314円 | 16,134円 | 15,201円 | 15,149円 |
ひふみワールドの開示されている組み入れ上位10か国から上位5か国を抜粋してみました。
年初来の騰落率は、6.10%と、大きく回復しました。中国共産党大会が終了し、習近平国家主席体制がより色濃くなった為、地政学的なリスクの関係上中国比率が落ちたのではないかと私はにらんでおります。
湯浅さんは、アメリカの比率が高い為、しっかりと為替の動向や景気悪化リスクを担保した運用を心掛けると言ってましたので、引き続きコツコツと投資継続していこうと思っております。
ひふみワールドシリーズの詳細については以下の記事でまとめておりますので、是非読んでみてください。
2022年10月ひふみらいと運用報告 要約(まるごとひふみの参考になります)
ひふみらいとの月次運用報告要約は以下のとおりです。
- 10月運用成績-0.74%
- 現金比率10.09%ほぼ横ばい
- 銘柄・比率共に大きな変更はなし
- 新メンバー千葉さんは主に社債・クレジットに貢献していただく
- 近いうち千葉さんメインで運用するファンドをお届け出来る予定
- 金利状況もそろそろ転換点に差しかかりそう
元々、債券は株式と逆相関になり易いという理由がひふみらいと購入の目的でもあったのですが、今年に限っては同じ値動きをしているので苦しい状況が続いています。
ひふみグローバル債券マザーファンドの運用成績を受けて以下の商品の10月の運用成績は以下の様になりました。ひふみ投信とひふみワールドの成績が良かった分、株式比率が高い銘柄が上昇しました。
- ひふみらいと:-0.03%
- まるごとひふみ15(株式15%):0.27%
- まるごとひふみ50(株式50%):2.72%
- まるごとひふみ100(株式100%):6.25%
まるごとひふみシリーズの詳細については以下の記事でまとめておりますので、是非読んでみてください。
今は債券市場が低迷期です。債券は値動きが少ないという所が一番の魅力と言っても良いのではないでしょうか。以下の表をみて下さい。
37年の長い期間で見ても債券市場にとって最悪の年でもある2022年でも数パーセントの落ち込みで済んでいるという事実があります。リスクに慣れてない方はひふみらいとやまるごとひふみ15、まるごとひふみ50などがおすすめです。
●ひふみらいと・まるごとひふみは株と債券両方に投資しているが双方の関係性を示すイールドスプレットについて説明
イールドスプレッド?
イールド(yield)とは利回り、スプレッドは相場の値段の開き、価格差、利回り差のことだよ。ということは比較対象の利回りの差の事だね。上の表を見ると米国債券は今割安な状態なんです。ただし、円安の影響もあるので中々買い迎えには行きづらい状況です。
私は、ひふみらいとの他に、米国長期国際ETFにも投資しております。債券価格は底値程度まで落ち、今後金利調整の状況によっては値上がりも期待できるフェーズになりそうです。
円安の影響もあるので、保有していたドルで米国長期国際ETFを少し購入しました。
次に10月の組み入れ上位10銘柄構成を見てみましょう。
債券の銘柄は本当に聞きなれないため難しいですね。
次に2022年のひふみライト(ひふみグローバル債券マザーファンド)の主な指標を月次レポートより抜粋し表にしてみました。単月で見るよりも表にする事で変化が分かります。
ひふらいと (ひふみグローバル債券マザーファンド) | 22年10月 | 22年9月 | 22年8月 | 22年7月 | 22年6月 | 22年5月 | 22年4月 | 22年3月 | 22年2月 | 22年1月 |
騰落率 (年初来-9.53%) | -0.74% | -3.62% | -1.35% | 1.91% | -2.43% | -0.67% | -1.99% | -0.37% | -1.35% | -1.96% |
現金比率 | 10.09% | 10.81% | 12.24% | 15.72% | 12.71% | 24.53% | 23.04% | 26.78% | 32.85% | 27.37% |
国債比率 | 50.57% | 50.75% | 50.82% | 48.39% | 48.11% | 47.84% | 47.76% | 47.08% | 54.84% | 58.22% |
住宅ローン担保証券比率 | 9.56% | 9.42% | 9.66% | 9.49% | 9.84% | 9.14% | 8.89% | 9.12% | 4.51% | 6.50% |
特殊債比率 | 2.93% | 2.90% | 2.76% | 2.69% | 5.46% | 5.03% | 7.76% | 7.43% | 6.94% | 5.40% |
社債比率 | 23.97% | 23.33% | 21.74% | 20.90% | 21.14% | 12.94% | 9.89% | 7.04% | 5.31% | 5.15% |
国際機関債比率 | 1.08% | 1.06% | 1.04% | 1.04% | 1.01% | 0.96% | 0.94% | 0.83% | 0.79% | 0.77% |
債券先物取引比率 | – | – | – | – | – | -2.16% | – | – | -6.06% | -3.40% |
地方債比率 | 1.79% | 1.74% | 1.74% | 1.77% | 1.72% | 1.72% | 1.71% | 1.72% | 0.83% | – |
資産別比率 海外債券/国内債券 | 66.57%/23.34% | 65.92%/23.27% | 64.59%/23.18% | 61.80%/22.48% | 67.09%/20.20% | 57.44%/20.19% | データ無し | データ無し | データ無し | データ無し |
銘柄数 | 34 | 35 | 35 | 34 | 38 | 33 | 31 | 27 | 27 | 27 |
基準価額 | 8,936円 | 8,977円 | 9,314円 | 9,441円 | 9,264円 | 9,495円 | 9,559円 | 9,753円 | 9,789円 | 9,923円 |
※種別比率・組入れ銘柄数はひふみグローバル債券より引用
※基準価格・騰落率はひふみらいとより引用
※ひふみらいとは、ひふみ投信マザーファンド・ひふみワールドファンドが各5%組み入れられております。
債券市場は米国の金利上昇圧力に伴いつらい時期だけど、債券を持つ理由(値動きが少ない・株価と逆相反・暴落時のクッション材など)をもう一度よく考えてマイナス状況でもホールドしましょう。
Q&A
ひふみ直販ユーザーから毎回多数の質問に対して運営メンバーが真摯に応えるコーナーです。多くの質問の中から一部抜粋して紹介します。
私も新メンバー松本さんにWEB3.0やNFTなどの新しい動きについてどのように考えているのか質問してみました。若い感性は今後のひふみに絶対必要です。
なにしろ社長の藤野さんは12歳起業家の部下になるくらいですから。さて、返答はあったのでしょうか?
【質問1】スタグフレーションに陥るのではないでしょうか?
スタグフレーションとは、インフレと景気後退が同時進行する事です。賃金の上昇と物価の上昇が今の日本に必要な対策かもしれませんね。
【質問2】海外の企業の動向ついて
私たち日本人も大企業がジョブ型雇用だ!と欧米化しつつある中大ナタを振られてもひらりとかわせるスキルを身に着ける必要がありますね。何事も準備は大事です。
【質問3】日本株について
受益者の質問は身銭を切ってひふみに投資しているので忸怩(じくじ)たる思いと考えます。私も以下で運用報告しておりますがマイナスです。まだ数十万円しか投資できてませんが額が大きくなったらいかにひふみの運用理念を信じれるかが重要になってきますね。
大城さんの回答にもヒントがありますね。ひふみは中小型株が得意なので今後の上昇局面で伸びる可能性がありますね。
私の質問今月は採用されました。私もNFTの技術そのものには今後土地売買契約書や二次流通への著作権保護など人々の利便性をさらに高める大きな可能性があると考えています。今回のFTX破綻が暗号資産業界や技術の発展の足かせにならないように早急な法整備も重要な要素ですね。
お知らせ
つみたてキャラバン・全国順次開催中!11月予定
ひふみ運用メンバーや営業部の方々が直接あなたの街を訪れて「投資」の大切さ、「つみたて」の大切さを直に伝えるイベントが開催されます。私も近隣の件で応募してみました。ここで伝える内容は、投資信託「ひふみ」シリーズを購入してください!何ていう内容ではありません。先にも述べたように「投資」の大切さ・面白さ、「つみたて」の大切さを伝えるキャラバンです。以下のホームページセミナーサイトの各県申し込みリンクより申し込み可能です。各県により違うそうですが先着順もしくは抽選になるそうです。
私も直接セミナーを拝聴するために申し込みしたのですが家族の体調が悪くなり今回は断念することにしました。まだまだ始まったばかりですので是非参加検討してみてくださいね。
【12/4 日 開催 】 ひふみアニュアルミーティング 2022
1年間の運用報告と運用メンバーの生の声を聴けるイベントです。私は一度も行った事がありませんので、何とか時間と東京への訪問資金を作り、イベントに参加したいところです。
私も今年東京会場で参加するために申し込みしました。今までは配信のみでの運用報告でしたが、直接ファンドマネージャー、アナリストの熱量を感じてきたいと思います。
ひふみ直販口座をお持ちの方は定員600人で参加費は無料です。もしまだ直販口座をお持ちでない方は、以下のリンクより口座を開設してからお申込みしてください。口座開設は無料です。
口座開設方法が分からないという方はこちらをご覧ください。
我が家の投資信託「ひふみ」シリーズ2022年10月度運用実績
続きまして我が家の2022年投資信託「ひふみ」シリーズの2022年10月の運用実績は以下の様になりました。
- 全体の評価損益率-1.596%
- ひふみ投信-2.611%
- ひふみワールド2.97%
- ひふみらいと-7.16%
運用運用開始1年2ヶ月経過しました。マイナス圏内から脱出する傾向がありません。2022年度の米国市場はインフレ抑制のための金利上昇圧力からの景気先行きの不透明感から、年初来安値を更新し続けていましたが、10月は巻き返し、特に米国市場が回復した事でひふみワールドの成績が復活しました。
もう少しで我が家の成績も含み益になりそうです。
iDeCoで「ひふみ年金」「ひふみワールド年金」運用始めます
12月からはiDeCoでひふみ年金、ひふみワールド年金も始める予定です。2銘柄共に、直販や証券会社で運用するよりも信託報酬は割安に設定されています。
信託報酬は直販の信託報酬(資産形成応援団を除く)よりも低いです。、所得税控除、受け取り時控除の税制優遇を教授できる方であれば検討の余地はあります。投資信託「ひふみ」シリーズをiDeCoで運用するのであればSBI証券がおすすめです。
- 口座開設手数料無料
- 運営管理手数料無料
- 多彩な商品ラインナップ
アクティブファンドは信託報酬が高いところが利用者に最初に敬遠されがちですが、税制優遇される枠で運用するのであればむしろ期待リターンが高い銘柄を選定したほうが有利になります。
以下の大江英樹さんのコラムがとても参考になりますのでよかったら参考にしてみてください。商品をどこで運用するかを決めることを、アセット・ロケーションと言うそうです。
我が家の資産に対しての投資信託ひふみシリーズの運用比率や他の投資について知りたい方は以下の記事を是非ご覧ください。
我が家のひふみシリーズ全体10月度運用実績
次に銘柄別運用推移を見てみましょう。
運用開始1年経過し、毎月定額積立プラス、適宜追加投資してきました。目先の基準価格に一喜一憂するのでは無く、ひふみはどんな銘柄に投資しているのだろうといった所に注目しながら運用しています。
運用比率は今後しばらく今の比率で継続していきます。運用比率はひふみ投信約70%、ひふみワールド約20%、ひふみらいと10%の比率で運用していきます。
我が家のひふみ投信10月度運用実績
ひふみ投信の10月までの損益率は-2.611%でした。2022年3月から毎月10,000円に設定して投資する方針を固め、スポットで追加投資するスタイルにしました。定額積立金額を上げたタイミングが悪かったため、評価損益はいまだマイナス圏内です。
我が家のひふみワールド10月度運用実績
ひふみワールドは今年の1月からスタートしました。初月はある程度資金を入れ、その後は定期積立に切替て、3,500円で運用しています。10月までの損益率は2.97%でした。2022年3月以来のプラ転でした。素直にうれしいです。
我が家のひふみらいと10月度運用実績
2022年1月に新たにひふみらいとも運用開始しました。ひふみ投信、ひふみワールドより小額ですが、安定した長期運用を目指すのであれば、債券・国際への投資は必要と思い、運用開始しました。3月からは債券、国際、通貨へも分散投資する意味で1500円積立設定に変更しました。9月現在は米国・EUの金利上昇の継続の煽りを受けて損益率は-7.35%となりました。37年分のデータを見ても22年度の債券市場は異常事態みたいなので仕方がないですよね。
まとめ:今こそ企業・経営者・消費者共にデフレマインドからの脱却、インフレマインドへシフトチェンジせよ
今月のトークテーマである「株式・金利相場は、転換点を迎えたか?」について藤野さんが総括してくれましたね。
- デフレからの転換点が30年ぶりにおこってるかもしれない
- インフレ前に成功した人はデフレに転換しててもやり方を変えなかった
- 30年前のインフレマインドで消えていったの経営者今のデフレマインドから脱却できない経営者を藤野さんは同じ様に見えた
- 世の中が変化したことを受け入れられるかどうかがとても重要
- 常に悩みながら考えて次の転換点を見据えた運用や商品開発を進めたい
「唯一不変なるものは変化なり」孔子
「変化こそ唯一の永遠である。」岡倉天心(美術家)
常に悩み変化しながら生きていくしかないですね。
それではまた、来月の報告会でお会いしましょう。
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2022年9月の運用情報は以下の記事をご覧ください。
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投資家みたいに生きたい!ひふみ投信運用会社突撃取材訪問へ
※本記事は、特定の銘柄や投資方法を推奨するものではございません。くれぐれも投資は自己責任・自己判断でおねがいいたします。
三宅さん:可能性はあるが現状はまだ低いのでは。世界的にみると物価の安定と景気の安定がしているので景気の大幅な減退はまだ少し先と考える