【貯蓄率20%】2024年9月家計簿|40代共働きのリアルな配当収入で特別支出対策
子育てや老後など、将来に対する不安は誰もが抱えるものです。教育費の高騰や老後の2,000万円問題は、特に現代の私たちが直面する大きな課題です。お金に困らない未来を実現するためには、どうすれば良いのでしょうか?
資産運用について学びたいと思っても、同じ家族構成を持つ人の経験談を見つけるのは意外と難しいものです。
そんな中、総資産2,400万円を達成し、様々な倹約術と豊かなお金の使い方を実践する4人家族わが家(ごつこさん@gotukosan)の資産運用方法、倹約方法、お金の使い方について、日々の生活を交えて紹介します。
これらの理由や経験をもとに、きっとあなたに役立つ情報があるはずです。ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。
この記事でわかること
- 40代共働き子ども2人の家計簿の実態がわかります
- 投資歴4年の資産、運用実績がわかります
- 収入の増減に対する対処方法がわかります
以下の記事では、3年間家族協力して資産形成に取り組んできた過程で役に立ったアイテム・サービス・アプリ・本を紹介しています。
日々の生活での役立つ情報や失敗した内容も記録として残しています。何か一つでもお役にたてればと思い、過去の家計簿と資産公開内容は以下の記事にまとめています。
2024年9月の家計簿公開
一般的に家計に占める貯蓄の理想は30%~40%と言われています。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」によると年代別家計に占める貯蓄率の平均値は以下の表となるそうです。
世帯主の年令別 | 平均貯蓄率 | 金融資産目標残高 平均値 | 金融資産目標残高 中央値 | 金融資産保有額 平均値 | 金融資産保有額 中央値 | 貯蓄しなかった |
20歳代 | 17% | 2177万円 | 1000万円 | 212万円 | 62.5万円 | 24.3% |
30歳代 | 14% | 3365万円 | 1500万円 | 752万円 | 238万円 | 22.2% |
40歳代 | 12% | 2926万円 | 1500万円 | 916万円 | 300万円 | 24.2% |
50歳代 | 12% | 3308万円 | 2000万円 | 1386万円 | 400万円 | 23.7% |
世帯夫婦と子どものみ | 12% | 3186万円 | 2000万円 | 1270万円 | 460万円 | 26.3% |
平均値は外れ値に影響されるため中央値としての貯蓄率はもう少し低くなると予測されます。
わが家では、過去の家計簿と年間の支出予測から毎年の貯蓄率目標値を決めています。
今年の貯蓄率目標は23%です。本多静六先生の『四分の一天引き貯金』を理想としていますが、子育て世代には出費が多いため、現実的に23%を目標に設定しています。
【書評要約】「本多静六 若者よ、人生に投資せよ」 [ 北康利 ]投資家藤野英人氏推薦!実践例有り
収支報告|貯蓄額:108,276円、貯蓄率:20%
2024年9月の家計簿をリアルに公開します。詳細な内訳は、以下の表をご覧ください。
- 収入合計:551,222円
- 支出合計:442,946円
- 貯蓄額:108,276円
- 貯蓄率:20%
法事があり、会食やお布施やその他雑費がかかり貯蓄額は目標の24%を達成できず。
2024年の9ヶ月目の貯蓄率、貯蓄額はプラスに推移
次に、年間べ―スでの収支と貯蓄率を見てみましょう。
24年9月時点の実績は以下のとおりです。
- 年間貯蓄率目標:24% 実績:24.8%、達成率106%
- 年間貯蓄目標1,693,853円 実績1,627,117円、達成率96%
年末にかけて、車の購入なども控えているので、達成できるか微妙になってきました。
収入|551,222円
9月の収入合計は551,222円となりました。毎月の本業収入に加えて、9月は配当月のため配当金が17,616円入り、家計の支えになってくれました。
配当収入の内訳は以下のとおりです。
- VGLT(バンガード米国長期国債ETF):2,617円
- VYM(米国高配当株):109円
- SPYD(SPDRSP500高配株):3,876円
- HDV(iS 高配当):2,187円
- VT(VG TotalWorldStk):9,762円
- 日本個別株:1,252円
年単位での月別配当金集計は以下のとおりです。
9月の配当金が23年より少ないのは、米国ETFの特定口座分を、新NISAに備えて売却したからです。その後購入しようと思っていたのですが、スルスルと価格が上昇してしまい、売却時の単価がアンカリングされ購入できずに現在に至ります。
年別の配当金推移は以下の通りです。
24年は、12月に大きな配当月が控えており、年間合計で15万円いくかどうかのラインまで来ました。毎年着実に配当額を増やし、老後の収益の柱の一部になるように育てていきます。
支出 |442,946円
9月の支出は442,946円で、前年同月比(470,615円)94%となりました。
毎月の固定費を除いた主な支出の要因は、妻の実家帰省代と法事代です。
食費|111,343円 妻の実家帰省
妻の母親の具合が良くなく、介護を兼ねて連休を活用し実家に帰省することになりました。
実家での食事や帰省時の外食代として18,019円かかりました。ほかにも交通費やその他消耗品の購入で1万円程度かかりましたので併せて30,000円程になります。
しばらく続きそうなので介護費用として考えることにしました。
親孝行はできるうちにしておかないと後で後悔しますからね。
交際費|82,505円 法事にかかる費用は大きい
昨年、父が他界したため、一周忌法要をしめやかに行いました。
わが家は長男の家庭なので檀家としてお寺へのお布施代や、墓地の維持管理費、会食代、お供え物代などを出す必要があります。
概ねかかった費用は以下のとおりです。
一周忌法要お布施 | 40,000円 |
会食代 | 15,000円 |
供物・献花代 | 9,000円 |
年間維持管理費 | 9,500円 |
合計 | 73,500円 |
身内だけでの法要だったので、これだけで済みましたが大勢の親戚をが参列することを考えると法事の費用も馬鹿にならないなと感じました。
2024年9月の資産公開|総資産2,419万
2024年9月現在の総資産実績は以下のようになりました。
- 総資産:2,419万円
- 前月比:23万円増
- 前月比率:101.0%
2024年6月振りに2400万円台に戻りました。
総資産の推移2020年9月~2024年9月
資産の推移をグラフにした表です。
資産比率|現金15.1% 保険14.9% 株式64.8% 債券4.8% 暗号資産0.4%
24年6月から資産クラスに、債券と暗号資産を追加しました。リスク資産と無リスク資産をもう少し細分化して集計することにしました。
9月は投資信託「ひふみ」シリーズ新ファンドが始まったこともあり、投資額が多かったため、現金比率は減少しました。
投資継続と成功の秘訣はアセットアロケーション(資産配分)にあり!とも言われるくらいとても重要な要素です。
毎月しっかりとリスク資産の比率を確認し、現金比率を極端に減らさずにいる事で、追加投資の余力を残し心の平穏を保てる配分の維持を目指します。
子育て世代で資産運用を考えているのであれば投資はギャンブルではなく家族を幸せにするための手段です。
したがって、FXや仮想通貨などレバレッジをかけた短期的な取引で勝ちにいくのではなく、負けない投資戦略が重要なのです。
投資実績|9月の投資総額179,216円
今月の投資資金の内訳を以下の表にまとめました。
投資枠/年月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月 |
SBI証券:新NISA(つみたて投資枠/成長投資枠) | 139,216円 | 241,094円 | 187,616円 | 63,388円 | 86,297円 | 167,950円 | 325,928円 | 159,120円 | 104,290円 |
ひふみ投信:新NISA(つみたて投資枠/成長投資枠) | 20,000円 | 90,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 |
iDeCo | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 |
特定口座 | 0円 | 0円 | 87,333円 | 64,590円 | 0円 | 0円 | 43,942円 | 0円 | 15,000円 |
投資額合計 | 179,216円 | 351,094円 | 314,949円 | 167,978円 | 126,297円 | 207,950円 | 409,870円 | 199,120円 | 159,290円 |
売却 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 72,124円 | 124,700円 | 0円 |
売買差額 | 179,216円 | 351,094円 | 314,949円 | 167,978円 | 126,297円 | 207,950円 | 337,746円 | 74,420円 | 159,290円 |
新NISA|159,216円
新NISAの口座は夫婦2口座あります。SBI証券とひふみ投信で口座開設しました。
新NISA:SBI証券運用報告
SBI証券の2024年9月新NISA実績は以下のとおりです。
新NISA運用残高:2,668,447円、評価損益は263,671円(+10.96%)でした。
投資信託|10,0627円
9月はつみたて投資枠で、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を50,000円定期積立にプラスして、投資信託「ひふみ」シリーズの未上場企業へのクロスオーバー投資する新ファンドのひふみクロスオーバーproに50,000円投資。
Tポイントで627円ひふみマイクロスコープproへ投資しました。
今後は毎月5,000円成長投資枠でつみたて投資していきます。
個別株|38,892円
9月に購入した個別銘柄は以下の4銘柄です。適宜追加購入している銘柄がほとんどになっております。
- SBIレオスひふみ:10株
- 日本空調サービス:5株
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ:3株
- 日本電信電話:100株
SBIレオスひふみが、9月30日時点で株式分割及び配当性向を30%以上から50%以上に引き上げを発表しました。そのためレオスの9月の株価は上昇したので初旬に若干追加で購入しました。
株式を分割すると、100株単位の単価が下がるので、売買しやすくなり流動性が高くなることでマーケットからは好感を持たれる手法です。
三菱UFJは今後の金利上昇を見据えて今後も継続追加購入していきたいところです。
ひふみ直販口座|20,000円
ひふみ投信の2024年9月新NISA実績は以下のとおりです。
項目 | ひふみ投信 | ひふみワールド | ひふみらいと | 合計 |
取得価額 | 205,003円 | 36,001円 | 9,001円 | 250,005円 |
評価額 | 210,509円 | 37,310円 | 8,830円 | 256,649円 |
評価損益[円] | +5,506円 | +1,309円 | -171円 | +6,644円 |
損益率 | 2.69% | 3.64% | -1.9% | 2.65% |
つみたて期間 | 9ヶ月 | 9ヶ月 | 9ヶ月 | 9ヶ月 |
先月よりも少しだけ下がりました。追加投資は無しです。
iDeCo|20,000円
妻のiDeCoはSBI証券で運用しており、運用方針は下記になります。
- 目的は老後資金と節税対策
- 拠出額20,000円
- 日本と世界に投資
- インデックスファンドとアクティブファンドの組み合わせ
投資先と配分割合は以下のとおりです。
運用商品名 | 雪だるま(全世界) | ひふみ年金 | ひふみワールド年金 |
運用比率 | 40% | 30% | 30% |
運用金額 | 8,000円 | 6,000円 | 6,000円 |
投資形態 | インデックス | アクティブ | アクティブ |
商品タイプ | 内外株式 | 内外株式 | 海外株式 |
信託報酬 | 0.1102% | 0.836% | 1.1% |
タイトル | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
2024年9月時点での運用結果は以下の通りです。
- 資産残高:905,922円
- 拠出金累計:736,730円
- 運用益:169,192円
- 評価損益率:+23.0%
iDeCoは掛け金所得控除があり、運用益以上のお得感があります。退職金が無い方で40代前後の方は新NISAと並行して検討しても良い制度です。
iDeCoは所得や掛け金によって、各世帯の控除額が変わってきます。
SBI証券のホームページには、『かんたん節税シミュレーション』がありますので、是非ご家庭でiDeCoをした場合、控除額がいくらになるか算出してみて下さい。
iDeCoにはメリットデメリットの両方があります。主に以下の点です。
- 毎月の掛け金全額所得控除
- 運用益非課税
- 将来受取時も税制優遇措置(退職金控除・公的年金控除)
- 原則60歳まで引き出し不可
- 加入時の手数料として2,829円
- 口座管理手数料171円/月
- 必ずしも税制上お得になるとは限らない(個人差がある)
iDeCoは老後資金対策です。デメリットである60歳まで引出し不可能は無かったものとして考える事が出来るため長期的に継続するためのメリットにもなり得ます。
急な出費の場合に引き出し出来ないからという理由にならないためにも生活防衛資金は確保した上で無理のない金額から始めましょう。
年に一度掛け金の変更も可能です。一時的に「加入者資格喪失書」を提出し、一時的に掛金の支払いを止める事もできます。ただし、口座の管理手数料171円/月は発生します。
iDeCoチェックポイント
■初月は、2か月分まとめて拠出になるので2か月分口座に入金忘れずに
■初月は運用管理費用が2,829円かかるのでマイナススタート
■iDeCoの目的は老後資金。毎月の上げ下げは気にせず運用。
SBI証券のiDeCoは運営管理費用が0円※1で、使用品ラインナップも豊富でお勧めです。資料請求は無料です。以下のリンクから資料請求できますので是非お試しください。
※1:国民年金基金等に支払う費用は別途発生いたします。
つみたてNISA|4年1ヶ月・3年8ヶ月の運用実績
つみたてNISAの運用期間4年になりました。
家族合計の2024年9月つみたてNISAの資産合計は以下のようになりました。
項目 | つみたてNISA1 オルカン・S&P500 | つみたてNISA2 オルカン・S&P500 | 合計 |
取得価額 | 1,234,999円 | 1,199,999円 | 2,434,998円 |
評価額 | 1,969,649円 | 1,859,636円 | 3,829,285円 |
評価損益[円] | +734,650円 | +659,637円 | +1,394,287円 |
損益率 | +59.48% | +54.96% | +57.26% |
つみたて期間 | 4年1ヶ月 | 3年8ヶ月 | ― |
今後追加投資は出来ないので、取り崩す機会が出てきた時に必要額を取り崩す予定です。
まとめ
毎月の家計簿、運用に取り組んでいる最中で、資産形成のヒントになりそうなお伝えしていきます。
- 家計における特別支出の影響
法事や妻の実家への帰省費用が特別支出として発生し、家計に影響しました。今後も継続する予定の介護費用など、予測される特別支出も視野に入れた柔軟な家計管理を実施しています。 - 配当金収入の活用で家計をサポート
9月は配当収入が17,616円あり、家計の安定に貢献。米国ETFの一部を売却した影響で減少しましたが、年間15万円を目指して積極的に増額を目指しています。配当金を老後の収入源とするための着実な運用を心掛けています。 - 資産運用の継続と安定的な投資方針
新NISA、つみたてNISA、iDeCoを活用し、リスク分散しながら安定的な資産配分を維持。9月には「ひふみクロスオーバーpro」や個別株の追加投資も行い、長期的な視野で資産形成を進めています。
30代・40代になると、冠婚葬祭や親の介護で思わぬ出費が発生することがあります。介護費用や葬祭費用をあらかじめ意識し、現金での貯蓄を進めることで、こうした不安を軽減することができます。
今後も、家計簿公開を通して、皆さんに役立つ情報を発信していきます。
このブログ記事が、あなたの家計管理や資産形成のヒントになれば幸いです。
それではまた、ごつこさんでした。
※本記事は、特定の銘柄や投資方法を推奨するものではございません。くれぐれも投資は自己責任・自己判断でおねがいいたします。
過去の家計簿と資産公開内容は以下の記事にまとめていますので見ていただけると嬉しいです。