ひふみアカデミー24年2月運用報告要約|自動車業界がリードする投資先選定の背景が判明!
投資信託「ひふみ」シリーズを運用しているレオス・キャピタルワークスでは、毎月初旬に先月の運用報告を受益者に向けて発信しています。
発信方法は、月次レポートの資料と動画です。受益者から寄せられる質問に対してもかなりのボリュームで対応しており、毎月全てを見る暇がないという方もいるでしょう。
しかし、運用はお任せでほったらかしでは値動きの振れ幅、暴落、地政学的リスクでマーケットが不安定になった場合、不安になり、解約してしまう場合があります。
せっかく投資を始めたのに、一時の暴落でその後の上昇相場を取り逃す可能性があることはなんとしても避けてもらいたいです。
そこで本記事では投資初心者にもわかりやすく、楽しく私の運用成績も交えながら投資信託「ひふみ」シリーズの運用報告会をまとめてお伝えします。
この記事でわかること
- 投資信託「ひふみ」シリーズ2024年2月の運用報告要約
- 40代子育て世代の投資信託「ひふみ」シリーズ31ヶ月目の運用成績
- 投資信託「ひふみ」シリーズを保有する握力が付く
毎月の運用報告をチェックすることで、経済、企業、投資に興味を持つようになり世の中がカラフルに見える投資家が増えてくれると大変うれしいです。
直販口座開設者にはひふみアカデミー資料がメールで送られてきます。
基準価格が月ベースで5%下落した時はや重大な地政学的リスクや金融危機が起きた場合もメールで状況報告してくれるので安心して長期投資を継続することができます。
5年以上投資継続すると資産形成応援団という制度があり、0.1%~0.4%(銘柄別)信託報酬相当額の還元があります。
口座開設は無料で、新NISAにも対応しています。以下のリンクより申し込み出来ますので是非検討してみてください。
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口座開設方法が分からないという方はこちらをご覧ください。
ひふみ投信運用報告(ひふみプラス・ひふみ年金)
日本市場は2024年2月22日に日経平均が39,098円となり、最高値を更新しました。3月初旬には初の日経平均4万円代に突入しました。TOPIXの配当込み騰落率は4.93%でした。
ひふみ投信24年2月の運用成績は5.19%とわずかにTOPIXよりアウトパフォームしました。
ひふみ投信24年2月の運用報告要約
- 2月騰落率ひふみ投信5.19% ひふみプラス5.19% ひふみ年金5.19%
(TOPIX配当込4.93%) - 割安と踏んだトヨタ自動車の保有比率が4.86%と増加し比率1位銘柄に
- トヨタが日本株の中で重要な位置を占めるため持たないリスクが高まった
ここからは、ひふみ投信運用報告会の動画を基にどの様な投資戦略を実行したのか投資初心者にもわかりやすく解説します。
大型株比率が上がりアクティブシェアが67.08%となった
ひふみ投信 | 24年2月 | 24年1月 | 23年12月 | 23年11月 | 23年10月 | 23年9月 | 23年8月 | 23年7月 | 23年6月 | 23年5月 | 23年4月 | 23年3月 | 23年2月 | 23年1月 | 22年12月 | 22年11月 | 22年10月 | 22年9月 | 22年8月 | 22年7月 | 22年6月 | 22年5月 | 22年4月 | 22年3月 | 22年2月 | 22年1月 |
騰落率 | 5.19% | 7.03% | -0.20% | 5.38 % | -3.07% | -0.14% | -0.11% | 1.81% | 5.62% | 3.86% | 1.19% | 0.61% | 1.49% | 2.74% | -3.57% | 1.26% | 0.2% | -4.18% | 1.95% | 2.14% | -3.04% | 0.54% | -4.01% | 4.38% | -0.94% | -11.70% |
現金比率 | 1.48% | 1.28% | 2.16% | 3.01% | 8.57% | 5.48% | 4.86% | 3.49% | 3.95% | 6.04% | 6.53% | 7.74% | 6.67% | 5.87% | 7.26% | 11.00% | 10.83% | 13.40% | 10.88% | 11.67% | 11.79% | 9.23% | 13.85% | 6.23% | 4.47% | 10.72% |
大型株 | 80.38% | 78.67% | 74.69% | 74.99% | 69.81% | 75.28% | 75.36% | 75.83% | 74.88% | 71.58% | 69.69% | 68.68% | 69.10% | 68.23% | 66.77% | 63.34% | 65.58% | 63.18% | 64.88% | 63.55% | 63.29% | 65.59% | 60.93% | 67.70% | 64.55% | 54.87% |
中小型株 | 17.15% | 18.78% | 21.58% | 20.49% | 19.40% | 17.42% | 18.17% | 19.21% | 19.69% | 20.73% | 22.05% | 21.83% | 22.41% | 24.22% | 24.15% | 23.97% | 21.53% | 21.10% | 21.93% | 22.66% | 22.64% | 22.69% | 22.73% | 23.57% | 28.20% | 31.35% |
超小型株 | 0.99% | 1.26% | 1.57% | 1.51% | 2.21% | 1.81% | 1.61% | 1.46% | 1.48% | 1.65% | 1.73% | 1.75% | 1.82% | 1.68% | 1.83% | 1.69% | 2.06% | 2.32% | 2.32% | 2.12% | 2.28% | 2.49% | 2.48% | 2.50% | 2.78% | 3.07% |
銘柄数 | 176 | 194 | 198 | 197 | 232 | 307 | 302 | 298 | 297 | 294 | 298 | 291 | 282 | 275 | 273 | 270 | 257 | 265 | 261 | 252 | 251 | 240 | 243 | 262 | 264 | 276 |
アクティブシェア | 67.08% | 69.87% | 70.36% | 68.81% | 68.77% | 67.34% | 67.19% | 67.03% | 67.19% | 70.02% | 70.66% | 71.10% | 72.00% | 72.48% | 73.79% | 75.02% | 71.39% | 72.07% | 71.11% | 70.98% | 74.27% | 73.79% | 74.47% | 69.12% | 70.15% | 74.72% |
基準価額 | 72,995円 | 69,396円 | 64,836円 | 64,966円 | 61,652円 | 63,604円 | 63,690円 | 63,759円 | 62,625円 | 59,293円 | 57,089円 | 56,418円 | 56,075円 | 55,250円 | 53,774円 | 55,766円 | 55,070円 | 53,054円 | 55,367円 | 54,309円 | 53,172円 | 54,837円 | 54,545円 | 56,821円 | 54,437円 | 54,955円 |
※大型株:3,000億円以上 ※中小型株:300億円以上3,000億円未満 ※超小型株:300億円未満
大型株の比率を80.38%まで上げて年初来の新NISAや海外投資家の大型株への投資による上昇に何とか食らいついていった状況です。
その反動でアクティブシェア率は67.08%と下がり、指数との乖離が無くなってきている状況です。
組入れ銘柄上位1位~30位|トヨタ自動車保有比率が4.86%と高い保有比率
12月より組み入れ銘柄開示が上位30銘柄になりました。これで更に運用状況がわかりやすく、信頼してもらうために開示したそうです。
下の銘柄は売り買いの内容がわかってしまうため開示しないそうです。
組入れ上位10銘柄|トヨタ自動車の重要性とその理由
組入順位/年月 | 24年2月 | 24年1月 | 23年12月 | 23年11月 | 23年10月 | 23年9月 | 23年8月 | 23年7月 | 23年6月 | 23年5月 | 23年4月 | 23年3月 | 23年2月 | 23年1月 |
1位 | トヨタ自動車 4.86% | M&A総研ホールディングス 2.17 % | 村田製作所 2.11 % | 村田製作所 2.48 % | 三菱UFJ-FG 2.21 % | 楽天銀行 2.47 % | 東京エレクトロン 2.54% | 東京エレクトロン 2.50% | 東京エレクトロン 2.45% | 東京エレクトロン 2.39% | 楽天銀行 2.27 % | アドバンテスト 3.13 % | アドバンテスト 2.80% | 三菱UFJ-FG 2.43% |
2位 | M&A総研ホールディングス 2.42% | MICROSOFT CORPORATION 2.10 % | M&A総研ホールディングス 2.01% | 東京エレクトロン 2.17 % | 楽天銀行 2.10 % | 東京エレクトロン 2.42 % | 楽天銀行 2.09% | 楽天銀行 2.38% | 楽天銀行 2.30% | 楽天銀行 2.27% | ソニーグループ 2.12% | ソニーグループ 2.00% | 三菱UFJ-FG 2.32% | アドバンテスト 2.42% |
3位 | NVIDIA CORPORATION 1.80% | 村田製作所 1.99 % | 三菱重工業 2.01% | アドバンテスト 2.11 % | ソニーグループ 1.99 % | 三菱UFJ-FG 2.16 % | 三菱UFJ-FG 1.97% | ソニーグループ 2.05% | 東京海上-HD 2.04% | ソニーグループ 2.13% | 日本電信電話 1.85% | ディスコ 1.80% | 東京海上-HD 1.99% | 東京海上-HD 1.90% |
4位 | 村田製作所 1.59% | 日本電信電話 1.89 % | MICROSOFT CORPORATION 1.95% | MICROSOFT CORPORATION 2.00 % | 日本電信電話 1.94 % | ソニーグループ 1.90 % | ソニーグループ 1.87% | 東京海上-HD 2.04% | ソニーグループ 2.02% | 東京海上-HD 2.08% | 東京海上-HD 1.84% | 日本電信電話 1.78% | ソニーグループ 1.92% | 第一生命-HD 1.86% |
5位 | 三越伊勢丹ホールディングス 1.53% | 味の素 1.78 % | 日本電信電話 1.84 % | 三菱重工業 1.98 % | 三井住友-FG 1.88 % | 日本電信電話 1.84 % | 日本電信電話 1.75% | 三菱UFJ-FG 1.94% | 三菱UFJ-FG 1.83% | 日本電信電話 1.73% | 東京エレクトロン 1.75% | 東京海上-HD 1.74% | 三井住友-FG 1.79 % | 三井住友-FG 1.82% |
6位 | MICROSOFT CORPORATION 1.49% | ダイキン工業 1.75% | TOWA 1.84% | ソニーグループ 1.96 % | 東京エレクトロン 1.87 % | 三井住友-FG 1.56 % | インターネットイニシアティブ 1.45% | 日本電信電話 1.69% | 日本電信電話 1.79% | 三菱UFJ-FG 1.66% | インターネットイシアティブ 1.72% | 東京海上-HD 1.74% | 日本電信電話 1.79% | 日本電信電話 1.79% |
7位 | ニトリホールディングス 1.49% | NVIDIA CORPORATION 1.74% | 三菱商事 1.71 % | TOWA 1.95 % | MICROSOFT CORPORATION 1.50 % | インターネットイニシアティブ 1.39 % | 三井住友-FG 1.41% | 第一生命ホールディングス 1.60% | インターネットイシアティブ 1.56% | インターネットイシアティブ 1.65% | 味の素 1.57% | GMOペイメントゲートウェイ 1.65% | 第一生命-HD 1.75% | GMOペイメントゲートウェイ 1.77% |
8位 | ダイキン工業 1.48% | 三越伊勢丹ホールディングス 1.68% | GMOペイメントゲートウェイ 1.63% | トヨタ自動車 1.90 % | TOWA 1.47 % | トヨタ自動車 1.37 % | MICROSOFT CORPORATION 1.37% | インターネットイニシアティブ 1.51% | 第一生命ホールディングス 1.53% | GMOペイメントゲートウェイ 1.55% | 三菱UFJ-FG 1.56% | 味の素 1.63% | インターネットイニシアティブ 1.70% | ディスコ 1.55% |
9位 | 味の素 1.48% | 三菱商事 1.66 % | 任天堂 1.61% | 日本電信電話 1.82 % | ふくおかフィナンシャルグループ 1.44 % | MICROSOFT CORPORATION 1.35 % | メルカリ 1.30% | GMOペイメントゲートウェイ 1.45% | GMOペイメントゲートウェイ 1.52% | アドバンテスト 1.47% | GMOペイメントゲートウェイ 1.52% | 三菱UFJ-FG 1.56% | ディスコ 1.55% | 味の素 1.55% |
10位 | GMOペイメントゲートウェイ 1.47% | 鹿島建設 1.63 % | 日立製作所 1.58% | 三菱商事 1.71 % | 鹿島建設 1.42 % | メルカリ 1.27 % | トヨタ自動車 1.28% | 三井住友-FG 1.41% | SMC 1.42% | オリエンタルランド 1.42% | 第一生命ホールディングス 1.49% | 伊藤忠商事 1.53% | GMOペイメントゲートウェイ 1.64% | インターネットイニシアティブ 1.54% |
上位10銘柄合計 | 19.61% | 18.39% | 18.29% | 20.07% | 17.83 % | 17.73 % | 17.02% | 18.49% | 18.46% | 18.37% | 17.71% | 18.53% | 19.40% | 18.63% |
1位のトヨタ自動車の保有比率が4.86%となり組み入れ銘柄1位になりました。トヨタ自動車の株価は以下のとおり上昇しています。
ひふみが特定銘柄を3%以上保有する事は今まで無かったそうです。
なぜトヨタ自動車を4%以上保有することにしたのかを藤野さんが説明してくれました。
主な理由は以下のとおりです。
トヨタ自動車の保有比率を高めた主な理由は、その時価総額が56兆円(2024年3月時点)に達しているにもかかわらず、割安と感じられることです。
トヨタ自動車の時価総額は1位であり、日本の時価総額トップ企業であれば100兆円あってもおかしくないと藤野さんは感じているそうです。
PERが10.2倍(日経平均PERの平均は約16倍)と低く、他の日本株と比較しても割安感があるそうです。
海外投資家の日本株買いはまだ1-2割程度であることで、今後東証株価指数の5%程度のトヨタ自動車を買いに来る可能性が高いと睨んでいました。
そして、TOPIXと同程度の保有比率にし、持たないリスクを回避すること。そしてニュートラルな状態にすることでマーケットの上下で自動的に調整され、他の銘柄で勝つという戦略ということでした。
さらに、日本株市場においてトヨタが重要な位置を占めていること、そして電気自動車への世界的な注目にも関わらず、トヨタのハイブリッド技術に対する市場の評価が高まっている点が挙げられます。
ダイハツ工業や豊田自動織機のグループ会社の不正があり豊田章男会長が信頼回復に尽力している最中なのですが…。
藤野さんはトヨタ自動車のガバナンスが良くないことも当然分かっていました。トヨタ自動車はガバナンスホルダー(怒られない程度にやればいい)であり、そういう企業体質は既に株価に織り込み済みということ。
ということは、今後少しでも良くなれば株価に影響が出てくるので、投資家としては下に下がるリスクが少なくアップサイドになる可能性があるため安心感があるそうです。
さすがに日本特化の投資信託なので日本の時価総額ランキング1位を無視できないから有効な戦略かもしれませんね。
組入れ上位11~20銘柄|新M7のイーライリリーが ランキング16位とその影響
組入順位/年月 | 24年2月 | 24年1月 | 23年12月 |
11位 | ソフトバンクグループ 1.44% | 日本航空 1.59% | インターネットイニシアティブ 1.58% |
12位 | 第一生命ホールディングス 1.39% | 第一生命ホールディングス 1.55% | 三越伊勢丹ホールディングス 1.52% |
13位 | インターネットイニシアティブ 1.37% | ニトリホールディングス 1.53% | 日本航空 1.52% |
14位 | 日本航空 1.34% | INPEX 1.50% | キーエンス 1.51% |
15位 | DMG森精機 1.33% | インターネットイニシアティブ 1.48% | 味の素 1.50% |
16位 | ELI LILLY AND COMPANY 1.33% | ファナック 1.41% | ソニーグループ 1.50% |
17位 | 鹿島建設 1.33% | ソニーグループ 1.40% | 東京エレクトロン 1.49% |
18位 | INPEX 1.27% | GMOペイメントゲートウェイ 1.38% | 鹿島建設 1.47% |
19位 | 大阪ソーダ 1.25% | 三菱重工業 1.34% | NVIDIA CORPORATION 1.39% |
20位 | TOWA 1.20% | スズキ 1.31% | SMC 1.35% |
1月は30位圏外だったELI LILLY AND COMPANY(イーライリリー)が16位にランクインしました。
イーライリリーは、日本法人もあり、1975年の設立と45年以上の事業基盤を築いていました。
全然知らなかったです。
マンジャロ®皮下注アテオス®という薬名で、主に2型糖尿病治療薬として処方される薬です。
不摂生な生活習慣によって肥満体質になると様々な病気リスクがあり、肥満予防としての活躍も期待されています。
組入れ上位20~30銘柄|29位の霞ヶ関キャピタルは一時レオス大量保有報告で話題に
組入順位/年月 | 24年2月 | 24年1月 | 23年12月 |
21位 | 三井住友フィナンシャルグループ 1.19% | キーエンス 1.30% | 第一生命ホールディングス 1.33% |
22位 | 三井不動産 1.19% | 三井不動産 1.28% | INPEX 1.32% |
23位 | ふくおかフィナンシャルグループ 1.18% | 三井住友フィナンシャルグループ 1.27% | アドバンテスト 1.29% |
24位 | QUALCOMM INC 1.15% | 光通信 1.26% | 第一三共 1.29% |
25位 | キーエンス 1.14% | ふくおかフィナンシャルグループ 1.16% | 光通信 1.20% |
26位 | 光通信 1.14% | 大阪ソーダ 1.15% | SHIFT 1.20% |
27位 | ショーボンドホールディングス 1.13% | アドバンテスト 1.14% | ふくおかフィナンシャルグループ 1.18% |
28位 | SHIFT 1.13% | プレミアムウォーターホールディングス 1.11% | スズキ 1.15% |
29位 | 霞ヶ関キャピタル 1.12% | ショーボンドホールディングス 1.11% | ベイカレント・コンサルティング 1.14% |
30位 | 三菱商事 1.12% | 九電工 1.11% | 三井不動産 1.12% |
霞ヶ関キャピタル <3498> は、再エネ施設や投資用不動産等の売買をコンサルする会社です。1月に霞ヶ関キャピタル <3498> について、レオス・キャピタルワークス <7330>は大量保有報告書を提出し株価急騰し話題になりました。
大量保有報告書(5%ルール)とは金融商品取引所に上場している株券を発行済み株式数の5%超を保有することとなった株主が、大量保有者になった日から5日以内に内閣総理大臣(財務局長)に提出しなければならない書類のことをいいます。5%ルールの目的は、株価に影響を及ぼしやすい大量保有の情報を公開させて、市場の公正性、透明性を高めるとともに、投資者の保護を一層徹底することにあります。
その後、保有割合減少の報告を受け株価は下落。
短期的な株価の上下はこのような情報でも値動きが激しくなります。
新NISAで運用開始!わが家のひふみ投信24年2月度運用実績
ひふみ投信最後のパートはわが家の運用実績になります。
2024年1月からは新NISAで運用します。投資額は1万5千円から2万円に増額しました。
- 投資元本:358,006円
- 評価額 :445,789円
- 評価損益:87,783円
- 評価損益率:24.52%
評価損益が3年目で初めて20%を超えてきました。
株式市場が不調な時こそ淡々とつみたてや増額する事で、市場が復帰してきた時の爆発力はすさまじい物があります。
ひふみワールド運用報告(ひふみワールド+、ひふみワールド年金)
以下は2月ひふみワールドの要約です。
ひふみワールド24年2月の運用報告要約
- ひふみワールド7.05% ひふみワールド+7.06% ひふみワールド年金7.08%
- より確信の高い銘柄に集中投資し100銘柄程度を目指して運用している
- フェラーリCEOとの会談で投資調査思案の疑い部分が確信に変わった
基準価格は2万円越え!基準価格の2倍達成
ひふみワールドの主な指標を月次レポートより抜粋し表にした表です。
ひふみワールド | 24年2月 | 24年1月 | 23年12月 | 23年11月 | 23年10月 | 23年9月 | 23年8月 | 23年7月 | 23年6月 | 23年5月 | 23年4月 | 23年3月 | 23年2月 | 23年1月 | 22年12月 | 22年11月 | 22年10月 | 22年9月 | 22年8月 | 22年7月 | 22年6月 | 22年5月 | 22年4月 | 22年3月 | 22年2月 | 22年1月 |
騰落率 | 7.05% | 5.90% | 1.22% | 9.30% | -4.76% | -3.78% | 0.16% | -0.09% | 7.85% | 7.14% | 0.02% | -0.47% | 3.34% | 5.12% | -6.13% | -2.60% | 10.08% | -6.01% | 1.01% | 4.09% | -3.24% | -0.29% | -5.08% | 6.14% | 0.34% | -10.99% |
現金比率 | 4.47% | 5.59% | 3.49% | 4.07% | 6.69% | 3.82% | 6.40% | 7.38% | 2.33% | 2.11% | 3.99% | 6.28% | 3.46% | 4.92% | 4.77% | 3.03% | 2.75% | 3.11% | 3.79% | 13.52% | 13.92% | 11.97% | 13.08% | 11.04% | 3.40% | 11.41% |
組入れ国比率 1位 | アメリカ 65.50% | アメリカ 66.40% | アメリカ 67.05% | アメリカ 66.25% | アメリカ 66.27% | アメリカ 68.93% | アメリカ 66.42% | アメリカ 64.04% | アメリカ 67.82% | アメリカ 69.56% | アメリカ 67.42% | アメリカ 65.63% | アメリカ 67.12% | アメリカ 66.68% | アメリカ 67.66% | アメリカ 68.35% | アメリカ 73.27% | アメリカ 73.11% | アメリカ 70.36% | アメリカ 61.57% | アメリカ 60.77% | アメリカ 62.66% | アメリカ 62.83% | アメリカ 64.63% | アメリカ 69.38% | アメリカ 61.70% |
組入れ国比率 2位 | イタリア 6.79% | イタリア 5.22% | イタリア 4.99% | イタリア 5.16% | イタリア 4.73% | ドイツ 4.65% | ドイツ 5.04% | ドイツ 5.31% | ドイツ 5.72% | ドイツ 5.33% | ドイツ 5.43% | 中国 5.04% | 中国 4.85% | ドイツ 5.19% | フランス 4.57% | フランス 4.87% | フランス 3.19% | 中国 3.18% | 中国 3.37% | ドイツ 3.25% | ドイツ 3.42% | ドイツ 3.64% | ドイツ 3.55% | ドイツ 3.53% | ドイツ 4.52% | ドイツ 3.25% |
組入れ国比率 3位 | ドイツ 5.15% | ドイツ 4.75% | ドイツ 4.99% | ドイツ 4.30% | ドイツ 4.62% | イタリア 4.22% | イタリア 4.24% | イタリア 4.02% | イタリア 3.95% | 中国 3.73% | 中国 3.23% | ドイツ 4.75% | ドイツ 4.79% | 中国 4.18% | ドイツ 4.40% | ドイツ 4.32% | ドイツ 3.16% | フランス 2.61% | フランス 3.20% | フランス 2.95% | フランス 3.11% | フランス 3.19% | イギリス 2.30% | 中国 2.26% | 中国 2.98% | 中国 2.93% |
組入れ国比率 4位 | フランス 4.50% | フランス 3.89% | フランス 3.49% | フランス 3.28% | フランス 2.76% | イギリス 2.64% | スイス 2.33% | 中国 2.97% | 中国 3.53% | イタリア 2.85% | スイス 3.06% | スイス 3.68% | スイス 3.86% | スイス 3.78% | スイス 2.74% | スイス 2.73% | 中国 2.76% | ドイツ 2.53% | ドイツ 3.17% | 中国 2.52% | イギリス 2.43% | イギリス 2.55% | フランス 2.19% | イギリス 2.11% | イギリス 2.24% | フランス 2.32% |
組入れ国比率 5位 | イギリス 2.55% | スイス 2.68% | イギリス 2.77% | イギリス 2.56% | イギリス 2.63% | スイス 2.24% | イギリス 2.31% | イギリス 2.27% | 台湾 2.82% | 台湾 2.81% | イタリア 2.81% | イタリア 2.49% | イタリア 2.46% | イタリア 2.06% | 中国 2.60% | 中国 2.53% | スイス 2.41% | スイス 2.35% | スイス 2.32% | イギリス 2.46% | スイス 2.42% | 中国 1.95% | オランダ 1.93% | オランダ 2.05% | フランス 2.16% | オランダ 2.00% |
銘柄数 | 114 | 118 | 120 | 140 | 151 | 164 | 154 | 138 | 137 | 155 | 152 | 142 | 144 | 152 | 190 | 198 | 207 | 207 | 211 | 202 | 197 | 194 | 194 | 191 | 201 | 197 |
基準価額 | 21,123円 | 19,731円 | 18,631円 | 18,406円 | 16,840円 | 17,681円 | 18,376円 | 18,346円 | 18,363円 | 17,026円 | 15,892円 | 15,889円 | 15,964円 | 15,448円 | 14,695円 | 15,655円 | 16,073円 | 14,601円 | 15,534円 | 15,379円 | 14,775円 | 15,269円 | 15,314円 | 16,134円 | 15,201円 | 15,149円 |
2月13日時点基準価格は20,582円となり設定来から約4年で2倍になりました!
ひふみワールド組入れ銘柄上位1位~30位まで開示
ひふみワールドも上位30銘柄まで開示されました。2月の組み入れ銘柄上位10社は以下のとおりです。
組入れ上位10銘柄|FERRARI NV(フェラーリ)を保有している理由とは?
組入順位/年月 | 24年2月 | 24年1月 | 23年12月 | 23年11月 | 23年10月 | 23年9月 | 23年8月 | 23年7月 | 23年6月 |
1位 | FERRARI NV 5.53% | MICROSOFT CORPORATION 4.24% | FERRARI NV 3.98% | FERRARI NV 4.43 % | FERRARI NV 3.96 % | FERRARI NV 3.71 % | FERRARI NV 3.77% | FERRARI NV 3.62% | FERRARI NV 3.60% |
2位 | MICROSOFT CORPORATION 4.12% | FERRARI NV 4.15% | MICROSOFT CORPORATION 3.87% | MICROSOFT CORPORATION 4.01 % | MICROSOFT CORPORATION 3.06 % | INTUIT INC 2.23 % | PALO ALTO NETWORKS, INC 2.49% | PALO ALTO NETWORKS, INC 3.43% | PALO ALTO NETWORKS, INC 3.49% |
3位 | DR. ING. H.C. F. PORSCHE AG 3.09% | PALO ALTO NETWORKS, INC 2.84% | AMAZON.COM, INC 2.44% | PALO ALTO NETWORKS, INC 2.42 % | INTUIT INC 2.23 % | DR. ING. H.C. F. PORSCHE AG 2.13 % | DR. ING. H.C. F. PORSCHE AG 2.36% | ORACLE CORPORATION 2.70% | ORACLE CORPORATION 2.73% |
4位 | AMAZON.COM, INC 3.00% | AMAZON.COM, INC 2.54% | PALO ALTO NETWORKS, INC 2.42% | AMAZON.COM, INC 2.23 % | AMAZON.COM, INC 2.19 % | PALO ALTO NETWORKS, INC 2.05 % | AMAZON.COM, INC 2.22% | INTUIT INC 2.66% | AMAZON.COM, INC 2.63% |
5位 | NETFLIX, INC 2.58% | DR. ING. H.C. F. PORSCHE AG 2.30% | TAKE-TWO INTERACTIVE SOFTWARE, INC 2.00% | DR. ING. H.C. F. PORSCHE AG 2.05 % | PALO ALTO NETWORKS, INC 2.19 % | AMAZON.COM, INC 1.98 % | INTUIT INC 2.20% | DR. ING. H.C. F. PORSCHE AG 2.52% | DR. ING. H.C. F. PORSCHE AG 2.49% |
6位 | NOVO NORDISK AS 2.26% | NETFLIX, INC 2.11% | DR. ING. H.C. F. PORSCHE AG 1.90% | CBOE GLOBAL MARKETS INC 1.78 % | DR. ING. H.C. F. PORSCHE AG 2.12 % | ORACLE CORPORATION 1.95 % | ORACLE CORPORATION 2.08% | ACCENTURE PLC 2.24% | INTUIT INC 2.37% |
7位 | AMERICAN EXPRESS COMPANY 2.04% | CBOE GLOBAL MARKETS INC 1.79% | CBOE GLOBAL MARKETS INC 1.73% | NOVO NORDISK AS 1.70 % | DELL THECHNOLOGIES INC 1.95 % | INTEL CORPORATION 1.94 % | NETFLIX, INC 1.82% | TETRA TECH, INC 2.22% | INFINEON TECHNOLOGIES AG 2.22% |
8位 | APPLE INC 1.91% | NOVO NORDISK AS 1.78% | EMERSON ELECTRIC CO 1.69% | EMERSON ELECTRIC CO 1.58 % | NETFLIX, INC 1.93 % | DELL THECHNOLOGIES INC 1.91 % | THE HERSHEY CO 1.71% | MOTOROLA SOLUTIONS, INC 2.15% | ACCENTURE PLC 2.19% |
9位 | EMERSON ELECTRIC CO 1.80% | EMERSON ELECTRIC CO 1.66% | NOVO NORDISK AS 1.69% | NETFLIX, INC 1.52 % | EMERSON ELECTRIC CO 1.73 % | EMERSON ELECTRIC CO 1.81 % | EMERSON ELECTRIC CO 1.71% | AMAZON.COM, INC 2.08% | MOTOROLA SOLUTIONS, INC 2.13% |
10位 | PALO ALTO NETWORKS, INC 1.79% | THE HERSHEY CO 1.57% | NETFLIX, INC 1.52 % | THE HERSHEY CO 1.51 % | TETRA TECH, INC 1.65 % | THE HERSHEY CO 1.71% | MOTOROLA SOLUTIONS, INC 1.64% | INFINEON TECHNOLOGIES AG 1.81% | TETRA TECH, INC 2.11% |
上位10銘柄合計 | 28.12% | 24.96% | 23.24 % | 23.22 % | 23.01 % | 21.43 % | 22.01% | 25.44% | 25.95% |
FERRARI NV(フェラーリ)は、過去1年ほぼ上位をキープしています。ナビゲーターの久保さんが入社して最初に目についたのが自動車・自動車部品銘柄比率がのウエイトが高いところが気になったそうです。率直な疑問で自動車ラグジュアリー銘柄が1位になっている理由がしりたいとの質問がありました。
久保さんはフェラーリを5%以上持っていることに驚いたそうです。
FERRARI NV(フェラーリ)はひふみワールド4つのポートフォリオ世界観で言うところのブランド分野にあたります。
- ブランド
- ラグジュアリー、顧客ロイヤリティ、価格決定力
- テクノロジー
- DX、セキュリティ、半導体
- 資本財
- 自動化、制御、反グローバル化、エネルギー効率
- ヘルスケア
- 生活習慣病、医療技術、医療サービス
フェラーリを長く組み入れ銘柄上位で保有している理由について湯浅さんが詳しく説明してくれました。主な理由は以下のとおりです。
フェラーリは、2015年10月ニューヨーク証券取引所(NYSE)にティッカーシンボル(銘柄コード)は「RACE」として新規上場しました。上場後の株価チャートは以下のとおりきれいな右肩上がりです。上場来約10倍になっています。
フェラーリと言えば、高級スポーツカーブランドで跳ね馬のエンブレムにレッドのボディーカラーを誰もが思い浮かべることが出来る有名自動車メーカーです。
自動車メーカーというより高級ブランドという側面が強く、凄いプロダクト持っていて参入障壁が高いが故にバリュエーション(企業価値)をどの様に評価したら良いか価値基準がわからないという側面があります。
湯浅さんはワールド始めた当初、買おうとしていて、こんな時価総額なの?と疑問に思いちょっと買ったけどすぐ売ったそうです。
その後、数年観察したところ、この会社は業績のボラティリティが無く安定していることがわかったそうです。
限定された販売台数をキッチリ売って利益を得る。分かっていたけどイタリアだからどこか疑っていた(横領や故障の事態)。2年ぐらい見ていたがそんな事態は無かった。
最終的には半導体メーカーから来たCEOベネデット・ビーニャに会ったことが決め手になったそうです。
車だがラグジュアリーでユーザーロイヤリティを維持するために半導体と同じくらいのスピード感を持ってテクノロジーとロイヤリティで変えようとしているではないか。
だったら今後変わる可能性があると思っていたそうです。そして、CEOから直接話を聞いたことで思っていたことが合致し確信に変わったそうです。
湯浅さんの長期的なビジョンと深い洞察力が、フェラーリへの確信へ導いたんですね。
組入れ上位11~20銘柄|バーティブHDとコンステレーション・エナジー組入れの意図とは?
組入順位/年月 | 24年2月 | 24年1月 | 23年12月 |
11位 | VERTIV HOLDINGS CO (バーティブ・ホールディングス) 1.74% | AMERICAN EXPRESS COMPANY (アメリカン・エキスプレス) 1.51% | THE HERSHEY CO (ハーシー) 1.46% |
12位 | CONSTELLATION ENERGY CORPORATION (コンステレーション・エナジー) 1.50% | MTU AERO ENGINES AG (MTUエアロ・エンジンズ) 1.49% | ABB LTD (エービービー) 1.45% |
13位 | MTU AERO ENGINES AG (MTUエアロ・エンジンズ) 1.47% | MOTOROLA SOLUTIONS, INC (モトローラ・ソリューションズ) 1.47% | MOTOROLA SOLUTIONS, INC (モトローラ・ソリューションズ) 1.39% |
14位 | MOTOROLA SOLUTIONS, INC (モトローラ・ソリューションズ) 1.45% | APPLE INC (アップル) 1.44% | MTU AERO ENGINES AG (MTUエアロ・エンジンズ) 1.36% |
15位 | THE HERSHEY CO (ハーシー) 1.11% | CME GROUP INC (CMEグループ) 1.31% | CME GROUP INC (CMEグループ) 1.33% |
16位 | LEONARDO S.P.A. (レオナルド) 1.27% | WILLIAMS COS INC (ウィリアムズ・カンパニーズ) 1.21% | NFINEON TECHNOLOGIES AG (インフィニオンテクノロジーズ) 1.29% |
17位 | QUALCOMM INC (クアルコム) 1.12% | ROLLS-ROYCE HOLDINGS PLC (ロールス・ロイス) 1.18% | MICRON TECHNOLOGY,INC (マイクロン・テクノロジー) 1.26% |
18位 | NVIDIA CORPORATION (エヌビディア) 1.12% | MICRON TECHNOLOGY,INC (マイクロン・テクノロジー) 1.15% | TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFACTURING-ADR (タイワン・セミコンダクター) 1.28% |
19位 | EMEMORY TECHNOLOGY INC (イーメモリー) 1.11% | ARISTA NETWORKS, INC (アリスタネットワークス) 1.15% | ARISTA NETWORKS, INC (アリスタネットワークス) 1.24% |
20位 | AIRBUS SE (エアバス) 1.10% | NVIDIA CORPORATION (エヌビディア) 1.10% | WILLIAMS COS INC (ウィリアムズ・カンパニーズ) 1.19% |
バーティブHDとコンステレーション・エナジーを組み入れる理由について湯浅さんが説明してくれました。
バーティブHDはエネルギー関連銘柄で、AI周辺銘柄としてエネルギーの効率的な利用という観点からの選定という説明でした。
そして、みんながあまり見ていなくて、でも結果的に長期的に重要になるであろうというところをきちんと持っておこうという理由だそうです。
コンステレーション・エナジーはユーティリティ銘柄で、米国の電力を生成および販売企業です。CO2を出さない環境エナジーが長けている会社かつ、割安で放置されている企業とのことなので環境負荷の小さいエネルギーを作り出す会社のバリュエーションが見込めるため選定しているそうです。
組入れ上位20~30銘柄
組入順位/年月 | 24年2月 | 24年1月 | 23年12月 |
21位 | LEIDOS HOLDINGS, INC (レイドス・ホールディングス) 1.08% | AIRBUS SE (エアバス) 1.10% | QUALCOMM INC (クアルコム) 1.19% |
22位 | DELL TECHNOLOGIES INC (デル・テクノロジーズ) 1.08% | EMEMORY TECHNOLOGY INC (イーメモリー) 1.10% | ADVANCED MICRO DEVICES, INC (アドバンスト・マイクロ・デバイセズ) 1.18% |
23位 | LVMH MOET HENNESSY-LOUIS VUITTON SE (LVMH モエヘネシー・ルイヴィトン) 1.07% | ABB LTD (エービービー) 1.09% | AMERICAN EXPRESS COMPANY (アメリカン・エキスプレス) 1.16% |
24位 | SPOTIFY TECHNOLOGY SA (スポティファイ・テクノロジー) 1.06% | LEONARDO S.P.A. (レオナルド) 1.08% | ROLLS-ROYCE HOLDINGS PLC (ロールス・ロイス) 1.14% |
25位 | O’REILLY AUTOMOTIVE, INC (オライリー・オートモーティブ) 1.06% | UNIVERSAL MUSIC GROUP, INC (ユニバーサル・ミュージック・グループ) 1.05% | APPLIED MATERIALS, INC (アプライドマテリアルズ) 1.13% |
26位 | CBOE GLOBAL MARKETS INC (シーボー・グローバル・マーケッツ) 1.05% | BILL HOLDINGS, INC (ビル・ホールディングス) 1.04% | ASML HOLDING NV-NY REG SHS (ASMLホールディング) 1.11% |
27位 | CME GROUP INC (CMEグループ) 1.05% | ASML HOLDING NV-NY REG SHS (ASMLホールディング) 1.04% | NVIDIA CORPORATION (エヌビディア) 1.07% |
28位 | TETRA TECH, INC (テトラ・テック) 1.04% | O’REILLY AUTOMOTIVE, INC (オライリー・オートモーティブ) 1.03% | SPOTIFY TECHNOLOGY SA (スポティファイ・テクノロジー) 1.05% |
29位 | SEAGATE TECHNOLOGY HOLDINGS (シーゲイト・テクノロジー・ホールディングス) 1.04% | TAKE-TWO INTERACTIVE SOFTWARE, INC (テイクツー・インタラクティブ・ソフトウエア) 1.01% | AIRBUS SE (エアバス) 1.04% |
30位 | VISA INC (ビザ) 1.03% | TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFACTURING-ADR (タイワン・セミコンダクター) 1.01% | GLOBALFOUNDRIES INC (グローバルファンドリーズ) 1.04% |
29位のシーゲイトはハードディスクドライブ製造メーカーで有名ですがSSDへ切り替わって来ている昨今、2023会計年度第2四半期(2022年10月~12月期)の営業利益が前年同期比82.4%減の1億900万米ドルとなり、13年ぶりに赤字に転落。そんな状況でなぜ投資と思いました。
ここからは個人的な勝手な予測です。
AIやクラウドに必須なサーバーやNASやSANなどは大容量の記憶領域が必要です。価格含めまだまだHDD商品が主流です。
AI関連銘柄ということで今後の需要自体は無くなることが無いと考えて事前に仕込んでいた。株価は2023年末より回復基調と供に組み入れ銘柄上位30に上がってきたのではないでしょうか。
クライアントレベルのSSDは、容量も増えてきて安価になってきましたが、サーバーなどに使われるHDDは長時間稼働を前提として設計されているため非常に高価になっており、SSDで実現しようとすると費用対効果的に合わないのかもしれません。
新NISAで運用開始!わが家のひふみワールド24年2月度運用実績
2024年1月から新NISAで運用開始しました。運用額は3500円から4000円に上げました。
- 投資元本:128,503円
- 評価額 :165,693円
- 評価損益:37,190円
- 評価損益率:28.94%
米国株式市場が好調なのでひふみワールドも絶好調です。
ひふみ債券ファンド運用報告(ひふみらいと・まるごとひふみ)
ひふみ債券ファンド月次運用報告会は1月から動画配信となりました。
ひふみ債券ファンド24年2月
- ひふみらいと:0.40%
- まるごとひふみ15(株式15%):0.68%
- まるごとひふみ50(株式50%):2.84%
- まるごとひふみ100(株式100%):5.94%
ひふみグローバル債券マザーファンド主要数値表
次にひふみライト(ひふみグローバル債券マザーファンド)の主な指標を月次レポートより抜粋し表にしてみました。単月で見るよりも表にする事で変化が分かります。
ひふらいと (ひふみグローバル債券マザーファンド) | 24年2月 | 24年1月 | 23年12月 | 23年11月 | 23年10月 | 23年9月 | 23年8月 | 23年7月 | 23年6月 | 23年5月 | 23年4月 | 23年3月 | 23年2月 | 23年1月 | 22年12月 | 22年11月 | 22年10月 | 22年9月 | 22年8月 | 22年7月 | 22年6月 | 22年5月 | 22年4月 | 22年3月 | 22年2月 | 22年1月 |
騰落率 | 0.40% | -0.60% | 2.05% | 3.76% | -1.87% | -2.30% | -1.17% | -1.04% | 0.65% | 0.14% | 0.03% | 1.47% | 0.12% | 1.70% | -1.86% | 1.07% | -0.74% | -3.62% | -1.35% | 1.91% | -2.43% | -0.67% | -1.99% | -0.37% | -1.35% | -1.96% |
現金比率 | 21.81% | 20.23% | 19.69% | 19.24% | 20.15% | 19.89% | 19.97% | 21.48% | 14.86% | 5.14% | 19.82% | 24.23% | 10.93% | 13.16% | 13.14% | 14.27% | 10.09% | 10.81% | 12.24% | 15.72% | 12.71% | 24.53% | 23.04% | 26.78% | 32.85% | 27.37% |
国債比率 | 57.84% | 55.47% | 54.79% | 54.72% | 52.93% | 53.60% | 54.69% | 21.48% | 57.25% | 54.94% | 54.34% | 52.60% | 52.83% | 52.05% | 49.19% | 50.56% | 50.57% | 50.75% | 50.82% | 48.39% | 48.11% | 47.84% | 47.76% | 47.08% | 54.84% | 58.22% |
住宅ローン担保証券比率 | 9.20% | 8.58% | 9.22% | 9.22% | 9.67% | 9.65% | 9.42% | 9.55% | 9.55% | 9.11% | 8.71% | 6.25% | 6.31% | 6.18% | 9.14% | 9.17% | 9.56% | 9.42% | 9.66% | 9.49% | 9.84% | 9.14% | 8.89% | 9.12% | 4.51% | 6.50% |
特殊債比率 | 1.73% | 1.59% | 1.49% | 1.50% | 1.51% | 1.48% | 1.42% | 1.81% | 1.77% | 2.99% | 2.88% | 2.87% | 2.91% | 2.85% | 2.81% | 2.78% | 2.93% | 2.90% | 2.76% | 2.69% | 5.46% | 5.03% | 7.76% | 7.43% | 6.94% | 5.40% |
社債比率 | 23.72% | 26.17% | 28.56% | 28.89% | 29.39% | 28.75% | 27.68% | 26.35% | 26.12% | 24.82% | 23.68% | 23.38% | 24.17% | 22.87% | 22.96% | 22.77% | 23.97% | 23.33% | 21.74% | 20.90% | 21.14% | 12.94% | 9.89% | 7.04% | 5.31% | 5.15% |
国際機関債比率 | 1.49% | 1.39% | 1.32% | 1.29% | 1.26% | 1.24% | 1.23% | 1.81% | 1.18% | 1.13% | 1.08% | 1.07% | 1.05% | 1.04% | 1.03% | 1.04% | 1.08% | 1.06% | 1.04% | 1.04% | 1.01% | 0.96% | 0.94% | 0.83% | 0.79% | 0.77% |
債券先物取引比率 | -18.23% | -15.70% | -17.29% | -16.98% | -16.91% | -16.66% | -16.43% | -16.13% | -12.68% | ― | -12.34% | -12.24% | – | – | – | -2.36% | – | – | – | – | – | -2.16% | – | – | -6.06% | -3.40% |
地方債比率 | 2.45% | 2.27% | 2.22% | 2.12% | 2.00% | 2.05% | 2.02% | 1.95% | 1.95% | 1.86% | 1.83% | 2.87% | 1.81% | 1.84% | 1.72% | 1.78% | 1.79% | 1.74% | 1.74% | 1.77% | 1.72% | 1.72% | 1.71% | 1.72% | 0.83% | – |
資産別比率 海外債券/国内債券 | 71.71%/24.71% | 72.56%/2.91% | 74.90%/22.70% | 75.55%/22.20% | 75.11%/21.65% | 74.69%/22.08% | 74.71%/21.74% | 72.65%/22.00% | 74.9%/22.92% | 72.31%/22.55% | 65.95%/22.06% | 65.95%/22.06% | 68.30%/20.77% | 65.76%/21.08% | 63.94%/22.92% | 64.45%/23.64% | 66.57%/23.34% | 65.92%/23.27% | 64.59%/23.18% | 61.80%/22.48% | 67.09%/20.20% | 57.44%/20.19% | データ無し | データ無し | データ無し | データ無し |
銘柄数 | 30 | 31 | 34 | 36 | 35 | 36 | 36 | 37 | 38 | 37 | 36 | 36 | 37 | 35 | 34 | 34 | 34 | 35 | 35 | 34 | 38 | 33 | 31 | 27 | 27 | 27 |
基準価額 | 9,188円 | 9,151円 | 9,206円 | 9,021円 | 8,694円 | 8,860円 | 9,069円 | 9,176円 | 9,257円 | 9,197円 | 9,178円 | 9,178円 | 9,045円 | 9,034円 | 8,883円 | 9,051円 | 8,936円 | 8,977円 | 9,314円 | 9,441円 | 9,264円 | 9,495円 | 9,559円 | 9,753円 | 9,789円 | 9,923円 |
※種別比率・組入れ銘柄数はひふみグローバル債券より引用
※基準価格・騰落率はひふみらいとより引用
※ひふみらいとは、ひふみ投信マザーファンド・ひふみワールドファンドが各5%組み入れられております。
新NISAで運用開始!我が家のひふみらいと24年2月度運用実績
2024年1月より新NISAで運用開始しました。運用額はひふみ投信とひふみワールドを増額したかったので1500円から1000円に減額しました。
ひふみらいと保有の理由は、債券を組み入れることでリスク(振れ幅)を抑えることと株式と逆相関のアセット(資産クラス)を持つことです。
- 投資元本:51,504円
- 評価額:50,458円
- 評価損益:-1,046
- 評価損益率:-2.03%
ひふみ夜会:Q&Aセッションのハイライト
ひふみアカデミーQ&Aで、受益者と運用メンバーの本音のぶつかり合いから出るトークが充実しており、運用メンバーの深い思考を鑑みることができます。
そして時折入るジョークや笑いがとても魅力なコーナーです。
各質問内容を私なりに咀嚼しながら書いています。一字一句もれなくそのまま記載しているわけではありませんので、その点はご了承ください。
【DAY1】ひふみ投信、ひふみプラスについて
- M&A総研ホールディングス[9552]がPTSで下落していますがコメントはありますか?
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松本さん:3/13の16:20ころ1番の大株主である社長の佐上さんが保有株の売り出しを発表しました。海外や日本の機関投資家はこの会社の良さを分かってきて買いたくて仕方がない状況で株価がうなぎ上りだったが受給が閉まっていて注目度が上がっても流通している株が無く出来高が減っていった。佐上さんが持っている株を売却し売買しやすい環境を整えるために売却の決断に至ったと思う。しかし株式市場の反応は厳しく株が出てこなければもっと上がっていたんじゃないかという事で下落した。
藤野さん:7%くらいひふみが持っている。社長の売りも悲観的な売りでは無いので一時の暴落はもどると思っているのであまり心配はしていない。【かぶたん】M&A総研が急落、浮動株比率向上のため社長が保有株売却
ごつこさんPTSはProprietary Trading Systemの略で証券会社内で株を売買することができる私設取引システムです。証券取引所を経由せずに株式を売買できるため、証券取引所の取引時間外でも取引が可能です。
- GMOペイメントゲートウェイの魅力とは?
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藤野さん:決済の端末がすごく伸びていて、正面のところにタッチすれば決済できる けどあの向こう側の方にもあの少し緩やかなカーブになってあのお客あの店員さんも 見えるそれからお客様も見えるという形の端末が増えてきたと思うんですけどそこを やってるのがGMOペイメントゲートウエイでもあります。
様々な決済業務ビジネスをしていて過去年利25%を10年以上している成長企業で社長の相浦さんの経営手腕を高く評価しているので原則ずっと保有している。
- ひふみマイクロスコープproが中小型株中心ということでひふみ投信の運用当初のリブート版の様にみえるがひふみ投信現在の魅力が薄れてしまいませんか?
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藤野さん:ひふみ投信はそもそも中小型株特化だったことはほぼ無く、大型株も入れなるべくドキドキしないままでシャープレシオ(リスクに対するリターンの指標)の高い守りながら増やす運用がコンセプト。
マイクロスコープproを出した理由は2つあり、1つは中小型株のマーケットが今すごくチャンスだと思っている。(割安で放置、グロース市場が上昇していない、成長株が3年から4年ぐらい大型株 についてボロ負けしてる状況)そこにフォーカスする商品があってもいいのではないかと思った。
2つ目は、もともと機関投資家向けに私募運用を10年間していた商品を公募化して一般投資家の方にチャンスを提供したかった。ごつこさんひふみマイクロスコープproについては別途記事で解説しています。サブ的に、ハラハラドキドキしても利益や成長企業を応援したい方には向いている商品です。
【新NISA成長投資枠】ひふみマイクロスコープpro-小型株特化スタートアップ支援で日本を支える投信爆誕!
【DAY2】ひふみワールドについて
- GLP-1受容体作動薬について、よろしければ教えて下さい。特に米国では肥満人口の大部分は貧困層と聞いています。このような新薬は貧困層に届く商品なのでしょうか。
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久保さん:米国の貧困層もメディケイドなどの政府保険を通じて新薬へのアクセスが可能になってきている。約6割の州で肥満薬が保険カバーに含まれており、段階的に普及している。ただし、中間層にとっては負担が大きくなる可能性がある。また、医療保険会社も肥満問題の大きさを考慮し、保険の対象にする動きがある。
- 肥満症の治療薬は体への負荷が大きいと聞くが、副作用についての考えはどうか。
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久保さん:肥満治療薬には吐き気や腹部不快感などの副作用があるが、これは薬が体内の食欲を抑制する作用によるもの。医薬品会社は副作用を管理するために、用量を徐々に増やしながら体を慣れさせるアプローチを取っている。副作用は存在するが、適切な管理で軽減可能である。
- 1位から20位にランクされたMTU、レオナルド、エアバスなどヨーロッパの航空宇宙関連企業について、アメリカのボーイングが品質問題に揺れる中、これらの企業に期待するところはあるか。
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湯浅さん:ヨーロッパの航空宇宙関連企業は、民間航空機の製造や部品供給でのメリットがあり、特にエアバスが注目されている。ボーイングの問題が持続する中、市場には選択肢が限られており、これらヨーロッパの企業が重要性を増している。ただし、一社に依存する市場状況は健全ではなく、状況の変化に応じて対応する必要があると述べている。
ごつこさんエアバスはワールドの2月組み入れ銘柄比率20位ですが1社独占状態になる状況は今後の航空業界に良い影響があるとは言えませんよね。
24年2月投資信託「ひふみ」シリーズ運用成績
2月の個人の投資信託「ひふみ」シリーズ運用成績も3銘柄合計でプラス圏内を維持するようになり順調です。
3銘柄合計投資成績は以下のとおりです。
- 投資元本:538,013円
- 評価額 :661,940円
- 評価損益:123,927円
- 評価損益率:23.034%
ひふみ投信、ワールド共に運用益が伸びてきてわが家の損益率は20%を超え、評価損益も上昇しました。ひふみらいとについてもほぼほぼ投資元本±1,000円程度なので上昇を邪魔している感じではありません。
日本株式市場の好調が続けば、まだまだ運用益は伸び湯予感がします。
まとめ
- ひふみ投信、ワールド共に2月は好調な運用成績
- ひふみ投信、ワールド共に組み入れ銘柄比率1位が自動車メーカーになりそれぞれ投資意図の違いがわかる内容だった
- 中小型株への投資機会のチャンスを一般投資家へも提供したくひふみマイクロスコープproを立ち上げた
2月のひふみ投信とひふみワールド共に運用成績は好調でした。
そして、偶然か必然か、ひふみ投信、ワールド共に組み入れ銘柄比率1位が自動車メーカーになったのですが、トヨタ自動車とフェラーリの比率を上げた理由が藤野さんと湯浅さんから詳しく説明があったことでとても思慮深く投資判断をされていることを改めて感じ、単純にすごいなぁと感じた報告会でした。
そして、新たな運用メンバーに17年日本と外国株の運用に携わってきた大原 健司さんが加入しました。まだどのような方なのか詳しくはわかりませんが今後のご活躍に期待したいですね。
それではまた、来月の報告会でお会いしましょう。
ひふみアカデミー過去の要約記事は以下のブログでまとめています。
我が家の家計簿・投資実績・資産も公開しています。子育て世代の資産形成を試行錯誤しながら取り組んでいる過程を発信しています。失敗した内容も記事にしていますので参考になれば幸いです。
3年間の資産形成で得た役立つアイテムやサービスやアプリをまとめました。以下の記事からご覧ください。
※本記事は、特定の銘柄や投資方法を推奨するものではございません。くれぐれも投資は自己責任・自己判断でおねがいいたします。