【新NISA直前】子育てしながらも24%の利回り!40代投資歴4年目の2023年投資実績公開
2024年1月から始まる新NISA制度。「貯蓄から投資へ」という政府のスローガンの元、テレビや雑誌、巷でも話題になっていて気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、40代からの投資を考える方々へ向けて、わが家の実体験に基づいた実績を通じて、わが家が2023年12月時点で、3年3か月で資産1千万円を2千万円2倍に達成した秘訣を明らかにします。
この記事でわかること
- 40代投資歴4年目の2023年の運用実績
- 40代投資歴4年目の実践例
- 自分の投資手法が優れていると慢心してはいけない
- 新NISA開始前に投資を通じて企業や経済について学ぶことも重要
それでは早速2023年の運用実績を見ていきましょう。
2023年運用実績:利回り(配当込み)24.53%
2023年12月31日時点の運用実績は以下の表のとおりでした。
- 年間買付金額:3,398,597円
- 投資元本 :11,417,955円
- 年末評価額 :13,616,437円
- トータルリターン(配当込):2,387,578円
- 利回り(配当込) :24.53%
2022年の下落相場から一転、日本市場の上期の上昇相場と円安に乗り、わが家の資産も増えました。
年間利回りは、配当込みで24.53%を達成しました。2023年の日経平均株価は28.2%上昇、TOPIXの年間上昇率は25%、S&P500が24%上昇したので、指数には及びませんでしたが2020年からの運用では最高の利回りを達成することができました。
20%以上の利回りを達成できた要因は以下の5点が考えられてます。
- 日経平均年初来28.53%と好調だったから
- S&P500が年初来24.58%と好調だったから
- 円安の影響
- 2022年の20%下落相場でも投資を継続していたから
- アクティブファンドも指数に劣後しつつも20%前後を維持
上記の理由からわかる通り、私の投資手法が優れているという点は一ミリもありません。
2023年のマーケットの地合いが良かったからという事につきると思っています。
私の運用手法が良いからだ!と慢心したら終わりだと思っています。
配当金120,995円しっかり受け取り資産を増やす
投資信託の含み益と共に配当金はわが家の資産増加、投資意欲の向上に貢献してくれました。
2023年通期の配当金は120,995円となり10万円を超えることができました。
給料しか収入源がないサラリーマンの私は収入源が給料以外にあるということはとてもうれしくもあり安心感があります。
株式市場が下落状況でも投資先を分散しておけば配当金が0になることはまずありません。
コアは指数連動のインデックス、サテライトはアクティブ運用
日米指数の上昇率を下回った運用益だった理由として、わが家はインデックス運用一辺倒にしていないからだと言えます。
私たち家族は以下の理由でアクティブファンドを取り込んでいます。
- インデックスファンドの比率を高め、安定的な運用を実現
- アクティブ運用で、個別銘柄の成長性も取り込み投資を楽しむ
2023年の投資手法別比率は以下のとおりになりました。
インデックス運用が70%、アクティブ運用が30%です。アクティブ運用には、個別株式・アクティブファンド、ETFを含めています。
出来れば、アクティブとインデックスを50%ずつまでには持っていきたいところです。
次に資産区分比率を見てみましょう。
外国株式の比率が82%と高い状況。2022年対比は以下のとおり。
- 外国株比率が80%→82%となり2%上昇
- 日本株比率が10%→13%となり3%上昇
- 外国債券比率が8%→5%となり3%減少
ジュニアNISAのオルカン追加投資をしたため外国株比率は上昇しました。日本株比率もひふみ投信の継続投資と個別株を購入し東証のPBR1倍割れ企業への言及からの上昇を受け比率がアップしました。
逆に外国債権比率は、追加で少しずつ購入していましたが米国金利の高止まりを受けて債券価格は減少しました。それに伴い比率も減少しました。
各種ランキング
続いて、保有銘柄をランキング形式で並べてみました。順に見ていきましょう。
運用銘柄別比率ベスト3
最初は銘柄別比率です。
上位3銘は以下の通りです。
- VT バンガード トータル ワールド ストックETF 19%
- SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド 18%
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 16%
やはりインデックス銘柄がベスト3を独占しました。
全世界と全米が大半を占めていますね。
実は、全世界投資信託の米国が占める比率は実に6割以上になります。ポートフォリオ上、全米と全世界を組み合わせると結局米国の比率はどれくらいなの?
と、わかりにくくなる方もいますのでそういう方はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)一択でも良いでしょう。
ちなみにeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の日本株式が占める割合は5.5%程度です。
私は日本の成長する良い企業への投資、世界のビックリする企業への投資をしたいと思い、投資信託「ひふみ」シリーズへの投資や個別株も投資しています。
2024年は投資信託「ひふみ」シリーズの比率を増やす予定です。
利回り(配当込)ランキング上位10銘柄
続いて利回り順に集計した結果は以下のとおりでした。
ランキング1・2を飾ったのは何と、子供たちが選んだ銘柄でした。
僕の任天堂めっちゃ上がっている~!嬉しい♪
ただ好きな銘柄を選んだだけなんですが、東証がPBR1倍割れ企業への言及前の2023年初旬だったので投資した時期が良かったみたいです。
利回り(配当込)ランキング下位10銘柄
逆に利回りが悪かった銘柄を見てみましょう。
債券銘柄と、積立期間が浅い銘柄が上位を占めました。
債券は、世界的な金利政策により金利上昇局面なので債券価格は2023年も下落の一途でしたので織り込み済みです。
今後に期待したいです。
買付価格ランキング上位10銘柄
月に2023年で買付した銘柄をランキングにしてみました。
オルカンがワンツーフィニッシュを決めました。続いて日本個別株。
その理由を次の投資行動の項目で説明します。
2023年の投資行動
2023年は、子供の教育費用として始めたジュニアNISA制度の最終年度でした。併せて旧NISAも新NISA開始に伴い最終年度となったため、まずは非課税制度を確実に埋めるべく投資しました。
ジュニアNISA2人分160万円投資完遂
2023年の目標として、ジュニアNISA最終積立年のため2人分の160万円を埋めることを掲げました。ジュニアNISAでの投資目的は子供の教育費と養育費のためです。
コツコツ毎月積み立てプラス、スポットで追加投資しました。途中、子供の金融教育目的で子供たちの好きな銘柄を購入しました。
息子はゲーム好きなので任天堂。娘はうどん好きなので丸亀製麺のトリドールホールディングス。
そして、2023年11月に追加投資して、満額の160万円投資完了しました。
あとは、5年先使う時期まで保有します。暴落時は現金で対応します。
ジュニアNISAを始めた当初はETFと投資信託の両方保持する計画で始めました。実際にETFと投資信託の両方を積立していた感想を以下にまとめました。
- ETFは手数料が安いが管理や再投資が面倒くさい
- ETFは2024年以降の配当金を再投資する場合課税口座で運用する必要があり非効率
- 投資信託は配当金再投資を内部で行うので手間いらず
実際に経験してわかることはたくさんありました。ETFの魅力は年4回の分配金が投資の実感を感じられること。いずれ子供たちのお小遣いとしての活用も検討(ドル転の経験)しているため、非効率は否めませんがこのまま継続運用します。
つみたてNISAは継続運用
つみたてNISAは2020年から積立開始しました。新NISAが始まっても旧NIASの非課税制度は20年続きますので2024年以降も必要な時期が来るまでに運用し続ける予定です。
項目 | つみたてNISA1 | つみたてNISA2 | 合計 |
取得価額 | 1,235,000円 | 1,166,365円 | 2,401,365円 |
評価額 | 1,606,128円 | 1,519,945円 | 3,126,073円 |
評価損益[円] | +371,128円 | +319,947円 | +691,075円 |
損益率 | +30.05% | +26.66%円 | 28.77% |
つみたて期間 | 3年3ヶ月 | 3年 | ― |
個別株式の購入
応援銘柄(レオス)の購入
私は、投資信託「ひふみ」シリーズでお馴染みの運用資産残高1兆円を超える運用会社であるレオス・キャピタルワークスという会社を応援しています。
レオスが掲げる企業理念や、運用理念に共感しているからです。
初値が1730円でしたが、初値付近で購入。その後じりじり値下がりし、2023年12月29日時点の株価は1183円になっているので、目下含み損です。
しかし、時価総額が160億円弱と、1兆円以上運用している企業としては大変割安で評価されていると判断かつ、2024年から始まる新NISAの後押しもあり、今後も成長を期待できるため、私は新NISAの成長投資枠で今後も追加購入する予定です。
よく、投資の格言で、「銘柄に惚れるな」と言われますが私は完全にこの企業の誠実さと日本をよい方向に変えてくれるポテンシャルがあると考えています。
そんな応援枠で投資しています。
優待目当て銘柄の購入
家族で投資を楽しめる手段として、株主優待制度があります。
日本電信電話(NTT)
日本電信電話(NTT)は、NTT東/西日本、モバイル事業のNTTドコモ、デジタルインフラ事業のNTTデータなどを参加にする誰しもがしる日本の大企業です。
そんな大企業のNTTですが、若年層などの広い層からも投資してもらいたいという考えから、2023年5月に1株を25分割にする株式分割を実施しました。
これにより、単元株(100株)でも1万5千円前後となりとても購入しやすくなりました。
そして、単元株になると株主優待獲得の権利を持つことができます。NTTの株主優待はdポイントです。
長期保有の株主に対して優遇される仕組みのため、私含め子供たちの口座でも購入しました。
子供が高校生になるころには3000ポイント貰えるようになり、食べ盛りの子供たちのおやつ代の足しになるかなと思い購入しました。
スノーピーク
私たち家族はキャンプ大好き家族です。テントはスノーピーク製を長年使用しており、応援の意味と、株主優待の15%OFFを目的として100株購入しています。
現在株価は1000円を切っている状況ですが、長期保有なので含み損は気にしていません。
株主優待の15%OFF券は、スノーピーク直営のキャンプサイトでも使用できるみたいなので2024年は家族でキャンプ場に行ってみようと思います。
【9831】ヤマダホールディングス
家電量販店大手のヤマダ電機を参加にしているヤマダHDは家電製品やガジェットや消耗品の購入の補助になればと思い、ヤマダホールディングスの単元株も保有しています。
ちょうどiphoneの充電ケーブルが摩耗してきたので新しいのを買ってもらいました。
残念ながら2023年12月末時点の株価は438円と軟調ですが、電気自動車の販売も手掛ける予定やスマートホーム事業等成長を期待できる企業なので長期保有を考えています。
今後も、気になる株主優待企業を家族で楽しく探して購入していきたいと考えています。
まとめ
2023年は、日米市場の好調な相場の恩恵を受けて、我が家の資産は顕著に増加しました。
- トータルリターン(配当込):2,382,156円
- 利回り(配当込) :20.27%
これにより、一年間で資産を大幅に増やすことができました。しかし、毎年このような高い成績を維持することは、プロの投資家でさえ難しいのが現実です。
個人投資家として最も避けるべきは、高値での購入と安値での売却です。下落相場では焦らず、長期的な視点を持って市場に留まることが重要です。
また、インデックス運用を含めた「ほったらかし投資」も有効ですが、投資を通じて企業や経済について学ぶ機会も大切にして今後も投資行動を継続していきます。
以上、ご参考になれば幸いです。
わが家の新NISA運用方針記事はこちら